「気仙沼」に
関する記事一覧
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【地域おこし協力隊募集】日本版DMOのトップランナー・気仙沼で、新たな観光のカタチを創造する仲間を募集!
\UIJターン大歓迎/ 水産都市が続ける”観光”への挑戦。住む人と訪れる人が一緒に創り上げる 気仙沼の観光産業は、市の地域経済の柱の一つと定められており、様々な人やリソースが集まっています。 その為、市内外の様々なセクターの人を巻き込みながら、スピード感をもって挑戦が出来る場があります。 また、住民の方と足もとにあるものを見つめ直し、地域のタカラへの磨き上げていく過程では「人づくり」も担い、 まさにまちづくりに携わっていくことができます。 日本版DMOのトップランナーとして注目される気仙沼で、新しい観光の形を切り開く先駆者として、活動に携わってみませんか。 今回のお仕事は、地域資源を市民の方と一緒に魅力を掘り起こして市外の方に伝えることでまちが自走できるかの挑戦だと思います。 共感いただける方のご応募をお待ちしております。 ※応募資格・募集内容の詳細については募集要項をご確認ください。 【募集対象】20代〜40代の社会経験のある方 【募集期限】令和5年11月30日(木) 【提出書類】 (a)志望書 (b)履歴書 (c)住民票の写し (d)普通自動車運転免許証のコピー ※クリックすると、フォーマットをダウンロードできます。 【応募方法】提出書類を記入の上、メールまたは郵送にて送付ください。 送付先:〒988-0037 宮城県気仙沼市魚市場前7番13号 海の市3階 「一般社団法人気仙沼地域戦略」宛 メール:info@k-ships.com 【注意事項】 ※気仙沼市地域おこし協力隊の制度での採用となります。応募資格のある地域に該当するか、 ご確認いただいた上でご応募ください。 ※応募前に、オンラインで募集内容の説明も承ります。お気軽にお問い合わせください。 ■ 募集詳細についてはこちらのページをご覧ください 【問合せ窓口】0226-25-7115 または info@k-ships.com (担当:小柳)
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「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023 」聴講者募集のお知らせ
今年は3年ぶりに復活!完全リアル開催! 高校生から、気仙沼にもっと元気を!ワクワクを! 気仙沼の高校生が、「気仙沼のために何かやってみたい!」そんな想いから、自分の“好きなこと・気になること・解決したいこと“をテーマにこれまで実践してきた、またはこれからチャレンジしたいと思っているマイプロジェクトを発表します。 どんな想いで、どんなことをやってきたのか、これからどんなことをやりたいと考えているのか。 高校生の発表をお楽しみに!聴講のお申し込はこちらから! 気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023 概要 日 時 :2023/12/3(日)13:30〜18:00 会 場 :PIER7 軽運動場(気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ2F) 定 員 :80名(先着順) 参加費 :無料 申込方法:申込フォームはこちら ※12/1(金)中に【info@numa-ninaite.com】より当日のご案内メールをお送りします。 申込締切:2023/12/1(金)正午まで 主 催 :気仙沼市 企画運営:合同会社colere 共 催 :気仙沼市教育委員会 協 力 :気仙沼学びの産官学コンソーシアム 後 援 :宮城県教育委員会 問い合せ:info@numa-ninaite.com ▽気仙沼の高校生MY PROJECT AWARDとは? https://numa-ninaite.com/numaconference/ 【タイムライン】 ※プログラムの時間は、前後する場合があります。 13:30 オープニング 13:50 高校生によるマイプロジェクト発表(4名) 14:40 休憩 14:50 高校生によるマイプロジェクト発表(4名) 15:40 休憩 15:50 高校生によるマイプロジェクト発表(4名) 16:40 共感賞の投票(発表終了後から5分程度) 16:45 高校生と聴講者の交流タイム 17:00 高校生:振り返り、聴講者:休憩 17:30 表彰式 18:00 閉会 【プログラム】 ●高校生によるマイプロジェクト発表 高校生一人ひとりがこれまで実践してきた、またはこれからチャレンジしたいと思っている マイプロジェクトについてプレゼンテーションを行います。 【ゲスト審査員】 -菅原 茂氏(気仙沼市長) -小山 淳氏(気仙沼市教育委員会 教育長) -森山 円香氏(NPO法人まちの食農教育 理事) -大野 佳祐氏(島根県立隠岐島前高校 学校経営補佐官)
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まちづくり実践塾 「ぬま大学」 第9期最終報告会 聴講者募集!
気仙沼で実現したい、10名の多様な「マイプラン」が集合! 2023年5月〜11月の約半年間、第9期生として10人のぬま大生が、自分を知り、地域とつながりながら、自分が気仙沼で実行するプラン(=マイプラン)を考え、磨き、形にしてきました。 その成果を発表します。興味のある人は、どなたでもお越しください! それぞれのチャレンジから気仙沼の未来を描く1日。聴講者も絶賛募集中ですので、こちらからぜひ! 【プログラム】 ●第一部 ・ぬま大生によるプレゼンテーション 1人7分の発表をお聞きいただけます。 ・共感賞への投票 最初から最後まで聴講した皆さんは「最も共感した・応援したい」マイプランへ投票する“共感賞” 投票に参加できます! ●第二部・交流タイム ・ドリンクのおふるまい&ぬま大生によるおやつ等の販売!一息つきながら、ぬま大生と聴講者でお話もできちゃいます。 ・表彰式・振り返り会 発表者の中から3名に「市長賞」「共感賞」「健闘賞」が送られます。審査員とぬま大生の振り返りグループワークを聴講者も見ることができます。 【ゲスト審査員】 -菅原 茂氏(気仙沼市長) -尾形 長治氏(株式会丸和 代表取締役社長) -石本 めぐみ氏(NPO法人ウィメンズアイ 代表理事) -兼松 佳宏氏(さとのば大学 副学長/NPO法人グリーンズ 理事) 【タイムライン】 今年は、二部制。お好きなところまでの参加でOKです。 ●第一部 13:30〜16:20(プレゼンテーション) ●第二部 16:20〜17:45(交流タイム、表彰式・振り返り) <詳細> ●第一部:まずは聞いてみたい方へ 13:30 オープニング 13:45 ぬま大生によるプレゼンテーション 14:35 休憩 14:40 ぬま大生によるプレゼンテーション 15:20 休憩 15:25 ぬま大生によるプレゼンテーション 16:05 共感賞の投票(発表終了後から5分程度) ●第二部:もっと知りたい方へ 16:20 審査集計、交流タイム 17:00 表彰式・振り返り 17:45 終了 ※時間は前後する場合があります。 【概要】 日にち:2023/11/19(日) 時間:第一部13:30〜16:20(プレゼンテーション) 第二部16:20〜17:45(表彰式・振り返り) ※第二部は参加自由 会場:PIER7 軽運動場(気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ2F) 定員:80名(先着順) 参加費:無料 託児:あり(無料・先着順) 申込期日:2023/11/17(金)正午まで 主催:気仙沼市 企画運営:合同会社colere 【申込み方法】以下のフォーム・またはメールより申込みください。 ※12/2(金)中に【info@numa-ninaite.com】より当日のご案内メールをお送りします。 ①申込みフォームhttps://forms.gle/dJgczVSJFsw6xHuv6 ②メールinfo@numa-ninaite.com ※お名前、ご所属、電話番号を記載ください。 【イベントの最新情報はこちらから】 Facebookイベントページ:ぬま大学第9期 最終報告会 【関連ファイル】チラシ(PDF) 【お問い合わせ】合同会社colere MAIL:info@numa-ninaite.com WEB:https://numa-ninaite.com/ TEL:0226-25-7377
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【11/1(水)】 みやぎ移住交流フェア プレイベント 開催のお知らせ!
これを見たら、「みやぎ移住・交流フェア」をもっと楽しめる! みやぎ移住・交流フェアのプレイベントとして、オンラインのトークイベントが開催されます! コンビ芸人「駆け抜けて軽トラ」のおふたり(自称カトパンの餅田コシヒカリさんは仙台市出身!)と、 移住して自分らしく生きる気仙沼女子の3人をゲストに、宮城の魅力をたっぷり語ります! 気軽に楽しいトークとなっていますので、宮城にご縁がある方も、まだ全然ないよという方も、 ぜひゆる~くご視聴ください。 MINATOから千葉と佐藤が出演!楽しみです〜! <イベント概要> 開催日時:11月1日(水)19:00~20:00 申込締切:2023/11/01(水) 開催場所:オンライン(ウェビナー) 参加費:無料 定 員:なし 申込フォーム:https://forms.gle/aup1KSbkd6BRfYMN8 イベント詳細についてはこちら イベントチラシはこちら 主 催:宮城県 共 催:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
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【漁業研修】日本一漁師さんを大切にするまち、気仙沼で漁業短期研修してみませんか?
「海が好きで、将来は漁師になりたい」 「漁師に憧れるけど、仕事の詳しいことってわからない・・・」 そんな方に朗報です。 気仙沼で、短期滞在型の漁業研修プログラムを実施します。 窓口となるのは、「日本一漁師さんを大切にするまち」を掲げる一般社団法人歓迎プロデュース。漁師さん向けのお風呂「鶴亀の湯」とごはん処「鶴亀食堂」を運営し、漁師さんの担い手育成に力を入れています。元気で明るいスタッフがあなたの漁師への道をサポートします。 プログラムでは、養殖漁業を営む漁師さんのもとで研修します。気仙沼市のお試し移住制度を活用し、最短5泊6日から最長で2週間までの宿泊費補助と市内移動のレンタカー代の補助(1日最大6,500円)があります。期間は2023年10月10日〜2024年1月31日でご都合のよい日時を選べます。(※2023年12月28日から2024年1月4日の間は利用できません) 宮城県気仙沼市で漁師の仕事を体験しながら暮らしてみませんか? 研修先やお給料、体験の内容など、詳しくは下記のページからご覧ください! <詳細・お申し込みはこちらから>
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【9/17(日)開催!】第19回ふるさと回帰フェア2023
全国の移住窓口が東京へ大集合! 国内最大級の移住フェア ふるさと回帰フェアは、気になる地域の住まいや仕事について、現地の担当者と「直接」相談ができる年に一度のイベントです。 まだ希望地域を絞れていない方、地方暮らしについて考え始めたばかりの方など、みなさま大歓迎。 当日は気仙沼市ブースからはまたMINATOスタッフも参加しています。 ぜひお気軽にお越しくださいね!(入場・相談無料) ▶️第19回 ふるさと回帰フェア2023 公式サイトはこちら 開催日時 2023年9月17日(日)10:00~16:30 【前夜祭】9月16日(土)15:00~17:50(14:40開場) 会場 東京国際フォーラム ホールE、ロビーギャラリー 【前夜祭】東京国際フォーラム ホールB7 詳細はこちらをご覧下さい(国際フォーラム公式サイト) 主催 認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター(公式サイトはこちら) 共催 総務省、厚生労働省、文部科学省、農林水産省、オーライ!ニッポン会議 後援 経済産業省、国土交通省、環境省、地方六団体(全国知事会、全国都道府県議会議長会、全国市長会、全国市議会議長会、全国町村会、全国町村議会議長会)、(一財)都市農山漁村交流活性化機構、(一財)地域活性化センター、JOIN(一般社団法人移住・交流推進機構) 協力 内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局、JAグループ、(一社)全国農業会議所、全国森林組合連合会、日本生活協同組合連合会、パルシステム生活協同組合連合会、(一社)全国労働金庫協会、全国労働者共済生活協同組合連合会、日本政策金融公庫、NPO日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 協賛 オイシックス・ラ・大地(株)、アットホーム(株) 他 入場料 無料 お申込み 予約等なしでもご入場・ご相談いただけますが、事前に来場登録をしていただくと当日の入場がスムーズです。 事前の来場登録はこちらから。 【前夜祭】要予約です。ご予約はこちらから お問い合わせ お問い合わせフォームはこちら ふるさと回帰フェア事務局(10:00~18:00 月・祝休み) 〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8階 TEL:03-6273-4415 FAX:03-6273-4404 担当:水谷、江頭
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令和5年度版 『企業ガイドブック』ができました!
就活中の市内高校3年生や、24年度卒の大学・専門学生向けに 令和5年度『企業ガイドブック』ができました。 このガイドブックは気仙沼市地域雇用創造協議会と宮城県地方振興事務所が共同で制作したもので、 気仙沼市だけではなく、南三陸町の企業も掲載されています。 掲載企業数も昨年度56社から23社増え、79社になりました! 働く先輩社員の声や福利厚生面の充実、暮らしや働く上で役立つ情報もまとめて掲載しています。 「気仙沼市役所産業戦略課」、「気仙沼市移住・定住支援センターMINATO」窓口でも無料配布も行っております。 また、お手に取ってご覧いただけない方へ電子データも公開しておりますので、ぜひご覧ください! 「気仙沼・南三陸企業ガイドブック2023デジタル版」はこちらから
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【9月開催!】第23期 自伐林業家養成塾「 森のアカデミー」参加者募集!
\初心者大歓迎!/今年も自伐林業家養成塾「森のアカデミー」を開講します。 山を持っている人は、ご自分の山の手入れを、山を持っていない人は林業技術を身に付けて、森ワーカーとして、私達と共に森林整備を行いませんか? 森のアカデミーの卒塾生は、これまでの10年間でなんと600人以上。 森のアカデミー終了後も、各種研修制度で、林業技術向上をフォローアップします。 「自分の山をきちんと管理したい」、「林業で収入を得たい」という方々には 全国で成功されている先生方をお招きするまたとない研修会です。 この機会をぜひご自身の知識と技術の向上にお役立てください。 ご参加お待ちしております! *本研修は、自伐林業家の育成を目的としています。予めご了承ください。 概 要 研修場所:気仙沼市前木地区内山林 定 員:20名程度 *6日間を通して参加できる方を優先します。 *市内の方を優先します。 参加費 :テキスト他代として4,000円 *どの日程からの参加でも一律で上記の料金を頂きます。 申込締切:令和5年8月18日(金) 申込方法 参加ご希望の方は、下記申込用紙をご記入の上、お電話またはメールにてお申込みください。 (新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては中止になる場合がございます。予めご了承ください。) *第23期森のアカデミー募集チラシ、参加申込用紙のダウンロードはこちら *本研修は、自伐林業家の育成を目的としています。予めご了承ください。 主催 NPO法人リアスの森応援隊 共催 気仙沼地域エネルギ-開発(株) お申し込み・お問合せ先 NPO法人 リアスの森応援隊 TEL:080-9252-6458 FAX:0226-22-7339 MAIL:riasunomori@gmail.com 詳細については気仙沼地域エネルギー開発株式会社HP または、NPO法人リアスの森応援隊Facebookをご覧ください。
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2023年度版【気仙沼市の子育て支援まとめ】
気仙沼市の「3つのゼロ」 気仙沼市では、2023年から「3つのゼロ」で子育てにかかる負担を軽減し、子育て世代を応援しています。 詳しくはこちらにまとまっています↓ ▶︎けせんぬま子育て情報 ぽけっと ほかにも支援があります! ○子ども医療費助成についてはこちら「子ども医療費助成制度について」 ○ファミサポ利用料助成についてはこちら「ファミリー・サポート・センター産後ママ応援事業」 ※ファミサポとは、地域で子育てを相互に助け合う仕組みで、お子さんの短時間預かり、保育所や習い事の送迎などを行なっています。 ○産後ケアについてはこちら「 産後サポート事業で子育てを応援します!」 ○誕生祝金についてはこちら「気仙沼市にうまれてきた赤ちゃんへ誕生祝金を支給します」 ○求職活動・会議参加時未就学児の一時預かり無料についてはこちら「【求職活動・会議参加時】一時預かりが無料で利用できます」 コソダテノミカタ 気仙沼市では、行政と連携して市内の子育て環境をより良くしようと活動する人たちが集う「コソダテノミカタ」というプラットフォームがあります。 子育てに関するイベントや取り組みなどをWebサイトやSNSで発信していますので、こちらもぜひご覧ください!
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「やってみたい」を探究する。 -気仙沼の高校生発!A4の紙で伝えるあの日の記憶-
(前回記事はこちら) 問いを立てると、おもしろい。全国マイプロ常連・気仙沼で育む「探究」のススメ どうしたら、当時の記憶を覚えていられるんだろう? ーはじめまして!今日はよろしくお願いします。 岩槻佳桜(以下:カオ) よろしくお願いします!気仙沼高校3年生の、岩槻佳桜です。 ー私は「気仙沼で探究学習が面白いことになっている!」と知ってから、盛り上がりの理由を探っているんです。佳桜ちゃんも自分のプロジェクトを持って探究しているんですよね。 カオ はい。私は「A4用紙一枚を使って3.11の記憶を表現する」というプロジェクトをやっています。ハサミやペンなどの文房具を使わずに、A4の白い紙一枚を使って表現してもらうんです。 ーなるほど。どうしてプロジェクトを始めることにしたんですか? カオ マイプロ以前の話になるんですけど、私はもともと、地元の震災遺構を訪れた人に館内を案内しながら震災や防災について伝える「語り部」の活動をしていたんです。 中学2年生のとき、気仙沼市の防災フォーラムに参加したら、ほかの学校の生徒さんたちが気仙沼市東日本大震災伝承館※1で語り部の活動をしていて。同世代の子たちが人前で堂々と話している姿を見て「すごい、自分もやりたい!」と思って。次の週にお母さんと伝承館へ行って、「違う中学校なんですけど、一緒にやらせてもらえませんか」って相談したんです。 ※1…津波で被災した校舎を保存整備し、展示等を行う施設 ーすごい!チャレンジ精神を感じます。 カオ 飛び込みましたね(笑)。館長さんも、すぐに「いいですよ」と言ってくれて、語り部をすることになりました。 ーかおちゃんは、震災当時は何歳だったんですか? カオ 5歳です。でも、私は当時の記憶が人よりもちょっとある方だなと思っていて。周りには「もう忘れたよ」とか「覚えてないな」という人も多いなかで、もちろん曖昧な部分もあるんですけど、割と時系列的に覚えているほうだなという感覚がありました。「これ忘れたくないな、どうやったらずっと覚えていられるかな」って思っていたときに、語り部の方が体験談を交えて話しているのを見て「語り部をやれば自分の体験談を話せるし、忘れないじゃん!」って思ったんです。 真逆の感情って面白い! ーそこから、マイプロにつながっていくんですね。 カオ そうですね。語り部の経験をもとに、震災と防災について伝えられたらいいなと思って。それから私にとってマイプロは、オリジナル性があって面白いものっていう印象があったので、「自分のプロジェクトをやるなら何か人と違うことをしたい」「ただ『語り部やってます』だけじゃつまらないな」という思いもありました。 ーなるほど。でも、紙を使って表現しようって、どうやって思いついたんですか? カオ 語り部をしていたときに、すごく印象に残っているエピソードがあって……。来てくれた方に「震災当時の星空がすごく綺麗だったんです」ってお話しをしたら、「いやあ、あの星は絶望だったね」って言われたことがあるんです。「綺麗」と「絶望」、同じ景色を見ても、全く別の感情があるんだなって思って。 それをコーディネーター(*高校生のプロジェクトに伴走しサポートするスタッフ)の亜美ちゃんに話したら、「感情とか言葉が気になるんだね」と言ってもらって、はっとしたんです。「確かに、真逆の感情って面白いな」って。そこから「感情にフォーカスしたプロジェクトで何かできないかな」「どうやって感情を表そう」といろいろな方法を考えて、最終的に紙にたどりつきました。 ー紙に決まるまでに、例えばどんな方法があったんですか? カオ 最初は熟語とか色、漢字一文字で……とか。私はダンス部なので、ダンスで表現してみる?という案もありました。亜美ちゃんといっぱい選択肢を出し合って、最初はどれがいいかも選べないから、実際に「今日の感情はオレンジ色かな」とか「漢字で表すとこれかな」とか、一緒に試してみたりして。そうやって色々やっていくうちに、折り紙って案が出て、ちょっと紙って面白そうかも、文面では表現できないことが見えていいかもなって。 ー面白いですね。紙の使い方も、いろいろと試してみましたか? カオ 最初はクラスの子にお願いして、実際に紙で表現してもらったんです。そうしたら、その子がハサミと赤ペンを使っていて。でも、ハサミもペンもどこにでもあるわけじゃないから、みんな平等にできるやり方のほうがいいなと思って、紙と身体だけで表現する形になりました。 A4の紙を使って、みんなの記憶をつむぎたい ーこれまでどんな人たちがプロジェクトに参加されたんですか? カオ 幼児から、小中高大学生、社会人まで幅広くいますね。数えたら、130人くらいに紙を作ってもらっていました。それだけ多くの人に協力してもらってるってことですよね。 ー130人……! 特に印象的だったものはありますか? カオ 前に進みたいけど進めない気持ちとか、津波を連想させるような形とか。一番びっくりしたのは、テレビのL字バーの表現です。地震の情報や避難所の情報が流れるテレビをずっと見ていたっていう記憶から。毎回いろんなエピソードが出てくるんですけど、表現の仕方に無数の可能性があるんです。ただ「当時のことを教えてください」って聞くんじゃなくて、「紙で表現してください」と言うと、ひとつのことに焦点が当たるんですよね。客観的に「ああだったな、こうだったな」って喋っているうちにどんどん深いところにいって、最終的に「空が赤かった」とか「地獄を見てるようだった」とかってフレーズまでたどり着いたり。ただ語るだけじゃない、何か力を持ってるよなって思います。 ー最初に言っていた「綺麗と絶望」の感じ方の違いから、どんどん広がっていったんですね。 カオ そうですね。実際にその星空を見たという方ももちろんいて、大人の方でも「綺麗に見えたけどね」っていう人もいるんですよ。「やっぱり!」って。子どもだから綺麗とか、大人だから絶望じゃなくて、本当に人それぞれの感情があるんだなっていうことは、やってみて実感しました。私、みなさんのエピソードを聞くと、いつも「なるほどな」と思うんです。この「なるほどな」が癖になっちゃって(笑) ー癖に!いいですね。 カオ 毎回、「そうきたか!」って。それで、やるたびに「次はどうしようかな」って…。最近はグループワーク型のワークショップもはじめました。今までは「一対一じゃないと震災のことは話してくれないかな」と思って大人数の場は設定してこなかったんですけど、逆転の発想というか、やってみようの精神でワークショップをやってみたら、思いの外ビビッときて。 ービビッと!どういうところで? カオ 今までは私が一対一で聞いた話を、誰かに伝えるという方法なので「私」というフィルターを通していたんですけど、ワークショップ型なら話し手が直接ほかの人に教えることができるんです。だからこのワークショップ自体が伝承の場というか、みんなの記憶を紡ぐ時間になるということに気付いて。生の声を聴ける醍醐味があって、そこを大切にしたい。その転換が私のなかですごく大きかったです。 突っ走れた理由は、コーディネーターの言葉。 ーコーディネーターの亜美ちゃんとの関わりが多いようですが、どんなことが印象に残っていますか? カオ 亜美ちゃんに初めて相談に乗ってもらったとき、「難しい時はちゃんと伝えるから、まずはなんでもやりたいことを言ってみて」と言われたんです。例えば、「何人にヒアリングをしたい」とか、「こういうワークショップをしてみたい」とか。自分がやりたいことをどんどん口に出していって、「あ、これOKなんだ」、「これもいけた。じゃあ次は…」という感じで、「なんでも言っていいんだ!」って思えたのがすごく印象に残っています。 ー狭めるものがなくなる感じ。 カオ そうですね。私はもともと相手や周りを見て「ちょっと無理そうかな」って思うと一歩引いてしまう性格だったんです。亜美ちゃんの一言があったおかげで、「ガツガツいっていいんだ!」って突っ走れたのかなって。壁がない状態で、ストレスなくやりたいことを語れたというか。 ーなんか、お守りみたいですね。 カオ そうそう、その言葉がずっと頭にあって。ほかの人にアイディアを相談をするときも、言いかけて「でもな…」って思ってしまう時に亜美ちゃんの言葉が降ってきます(笑) もしマイプロをやっていなかったら、この取材もそうですけど、こうやって一対一で知らない大人の方と話すってあまりないと思うんですよ。なんとなく話す機会はあっても、じっくり話したり、自分の夢とか進路を話す機会ってないだろうなって。そう思うと、人との関わり方とかコミュニケーションの仕方を学んだ場所がマイプロだったと思います。 ーそっか、自分の中で変化があったんですね。 カオ マイプロをやっていると、気持ちを言葉にする機会が多いんです。コーディネーターの方に「今どんな感じ?」って聞かれたときに、「今はこうで〜」って言語化する。だから、だんだん自分の気持ちを表に出せるようになっていくんだと思います。 気仙沼から全国へ、憧れの舞台をめざして ーかおちゃんは、今年、「全国高校生マイプロジェクトアワード」に宮城県代表として出場されたんですよね。 カオ はい。実は一年生のときにも全国を目指していたんですけど、特別賞はもらえたものの全国出場者には選ばれなくて……。全国に出るには、宮城県の予選を通過しないといけないので、憧れの舞台にいくためにまずはそこを意識していました。 ー憧れの舞台だったんですね。 カオ ずっと行きたい!行きたい!と思って(笑)全国大会に出られるのが48のプロジェクトなんですけど、今年は全部で1700件の応募があったそうです。そのうちの一人に選ばれたと聞いて、本当にびっくりしました。 ーすごい!緊張しました? カオ いや、ワクワクのほうが大きくて。憧れの舞台っていうのが消えなくて「わあ、ここに立てるんだ!」っていう気持ちでした。最終的に今回は賞をとれなかったんですけど、ほかの高校生のプレゼンを聞くことができたのがすごく勉強になって。やっぱり、賞をとった子のプレゼンには、自分にはないものがあるなって。今は、「私にはこれが足りなかったんだな」って反省ポイントが見えてきたので、次はどうしようって考えています。 ー素晴らしいです……!ということは、来年も全国大会に? カオ 出たいなって思いますよね。やっぱり、行けるなら行きたい。今度こそ、最終審査まで残りたいなと思っています。私のプロジェクトも、もっともっと多くの人に参加してもらいたくて。今考えているのは、参加してくれた人に感想を聞く時間を組み込んでいくこと。あとは、地元の公民館を使ってワークショップを開いてみたいなって密かに考え中です。 ーいいな〜!楽しそうなかおちゃんのお話を聞いていると、私もワクワクしてきます。たくさん聞かせてくれてありがとうございます。これからも、活躍を楽しみにしています!お話を聞かせてくれたかおちゃん、ありがとうございました! 〈もっと知りたい!と思った方へ〉 ○外部サイト「中高生の問いストーリー」では中高生たちの問いから生まれた物語をマンガで楽しく伝えています。2023年7月28日(金)からはSEASON2として8週連続で8人のストーリーを公開!ぜひ見てみてくださいね。
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【2023年8月5日(土)】窓口臨時休業のお知らせ
【臨時休業のお知らせ】 8/5(土)は、年に一度の気仙沼みなとまつり開催のため、PIER7が終日閉館となります。 これに合わせてMINATOの窓口も臨時休業とさせていただきます。 お問い合わせは画像に掲載のメールアドレスまでご連絡ください。 みなとまつり、もうすぐですね!みんなではまらいんや踊って、祭りを楽しみましょう!
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vol.36【気仙沼移住女子】ぺこちゃんの場合
〜ぺこちゃんの場合〜 「移住女子×編集者から着物屋さんへ」 今から数年前、東京の出版社で書籍の編集をしていました。 その中で、高橋和江というバイタリティあふれる凄い人が気仙沼市にいるというのを聞きつけて、彼女の本を出したいと思ったんです。そして高橋さんの最初の書籍を私が企画と編集をして、その後もやり取りが続いていました。 それから伊豆の両親を見送って編集の仕事も離れていた時に、有限会社たかはしの仕事に興味ないかと、タイミング良く声をかけてもらったんです。実家の家と土地を売って、2021年の12月21日に気仙沼にやってまいりました。 移住するまでの間も何回か気仙沼に遊びに来る中で、その時はまだ観光客であったのに「あなたお客さんで私達地元民です」っていう見えない線が全くなくて。皆さんの懐の深さが凄く素敵な場所だなと思うし、実際に移住してみてもその印象は変わらないです。 *ぺこちゃん *出身地 : 静岡県伊豆市 *仕事 : 有限会社たかはし/たかはしきもの工房 気仙沼は、何か、出会うべくして出会った場所かなと思っています。本当に図々しくてごめんなさいなんですけど、いるのが当たり前のように、今いるんですよね。 特に気仙沼は良い意味でほっとかないっていうか。私、親戚もいないし誰も血縁者がいない土地なのに、1人ぼっちだって思ったこと1秒もないんですよね。この気仙沼の分厚い毛布のような人情って言うんですか、全然寒くない感じっていうのがあるんだろうなと思うし、なんかそういう居心地の良さの中にいさせてもらっています。 会社の朝礼では、毎朝それぞれ持ち回りでスピーチをするんですけれども、入社してすぐぐらいのときに「コロナ禍で歓迎会とかできないしプレゼントの用意もないけれども、歓迎をしたいっていう気持ちの代わりに方言を教えます」って、気仙沼弁をいっぱい教えていただいて(笑) 物をあげるとかじゃなくて、自分たちが普段使っている言葉を一緒に使おうねっていう。その気持ちがもう嬉しくって泣いてしまったんです。その瞬間、私はみんなの懐に入れてもらったって感じることができました。 私は「気仙沼つばき会」という、気仙沼のおもてなしを考えようと発足した女性限定の会に入って活動しています。あと、個人的には盆踊りの復活をお手伝いしたいです。こないだ地域の方に聞いたら、もう何年も盆踊りをやってないって。実は私、東京にいるとき自称「ボン(盆)バー」だったんですよ(笑)毎週末あちこちで盆踊りをするぐらい好きで。なんだったら会社の広い場所でやぐらを組んで踊ってもいいし、そういうことができたらいいなと思っています。 ●Instagramはこちら (掲載日/2023.7.20)