「体験」に
関する記事一覧
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vol.03【気仙沼移住女子】みさとの場合
~みさとの場合~ 静岡から移住してきたみさと。 最初は震災ボランティアで来て、その後も気仙沼に通い続けました。 「私の夢は子育てだったんだよね~」と振り返る彼女は、今3児の母です。 地元と比べて、山と海がめっちゃ近い気仙沼で子育てしたい!と思ったのが、ひとつのきっかけ。 モデル業をしていた経験から、伝えること発信することが使命と感じています。 メッセージを伝える力、その行動力は、一見「凄い人」に見えます。でも、ゆっくりはなしてみると等身大の彼女とすぐに出会えるのです。 「子育てをみんなでできる環境ができて、自然の中で出産できて、自然の中でゆたかに育つ施設があって、のびのびすごせる学校があったらいいな。」 そんなみんなが共感するピュアな想いを行動で表している女性です。 そんなみさとさんの新しい挑戦が始まっています。 ぜひご覧ください。 不登校の子どもたちに自然体験を!【 旅する学校】 気仙沼移住女子みさとの回はこちら (掲載日/2020.9.16)
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【地域おこし協力隊募集】気仙沼の漁師をふやす仕掛け人!
一般社団法人歓迎プロデュースは地域おこし協力隊を募集します。 私たちは、気仙沼の基幹産業である漁業水産業を盛り上げるべく活動しています。 海にも陸にも開かれた交流の場として、漁船員や市民・観光客が交わる場の構築、国内外への港町の文化の発信。そして、このたび新たに! 漁業水産業を担う次世代を、まちぐるみで受け入れ育てる事業を開始します。気仙沼が「日本一、漁師さんを大切にするまち」になることを目指して! <事業内容> ・ 魚市場前での銭湯 ・ 飲食事業 ・ 漁業水産業の担い手確保および定着支援事業 <具体的な活動内容> 「漁業水産業の担い手確保および定着支援事業」気仙沼市、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンとの連携事業となります。 ◆ 担い手受け入れ体制の構築 地域の漁協・行政・漁業者らと連携し、新規の就漁希望者をまちぐるみで受け入れる土台をつくります。 ◆ 漁業者と担い手との出会いの場づくり 漁業者と新規の就漁希望とが出会う場の提供をします。 ◆ 体験プログラム「漁師学校」の企画・運営 漁業に興味がある人のための、漁師体験プログラムを開催します。 ◆ 担い手のための居住支援 市外県外から来た担い手が暮らすための住居を確保し、場合によっては漁師シェアハウスの企画・管理・運営などを行います。 ◆ 漁業情報のとりまとめ・魅力発信をします。 ◆ 先進事例の取り組み視察・情報交換会の開催をします。 <待遇及び福利厚生> (1) 健康保険・厚生年金・雇用保険の社会保険に加入します。被雇用者負担分は上記報酬支払時に天引きします。 (2) 旅費・活動用車両の借上料等、隊員としての活動に要する経費は、報酬とは別に「隊員活動コーディネート業務」の予算の範囲内で対応します。 (3) 転居に要する費用、光熱水費等の生活に係る経費、自治会費等は個人負担となります。 <応募方法> (1)提出書類 ①志望書、②履歴書、③住民票の写し、④普通自動車運転免許証のコピー (2)応募方法 上記(1)の提出書類を次の提出先にメールに添付または郵送してください。 〒988-0037 宮城県気仙沼市魚市場前 4-5 info@kesennuma-tsurukame.com (3)募集期限 令和2年7月31日(金)※ただし,応募があった場合,随時面接・採用を行いますので、期限前に募集を締め切ることがあります。 <選考方法> (1)書類選考 資格要件、書類内容を当団体で審査し、結果を通知します。 (2)予備面談 オンラインミーティングにて面談を行います。 (3)本面接 気仙沼市内にて面接を行います。 (4)最終選考結果の報告 最終結果報告は、最終面接受験者に通知します。 <その他>(1)応募のために必要な費用(郵送料等)は応募者の負担となります。 ◆問い合わせ先一般社団法人歓迎プロデュース /担当:根岸 〒988-0037 宮城県気仙沼市魚市場前 4-5 E-mail:info@kesennuma-tsurukame.com
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【6月28日(日)開催】日本全国!地域仕掛け人市2020@オンライン
「気が付くと、きっかけはいつも人だった」 ~新たな巡りあいの輪が広がるマッチングフェア~ 「日本全国!地域仕掛け人市」は、地域で新しいことを仕掛けてみたい人と、地域で新たな事業・チャレンジを仕掛けている人=『仕掛け人』を繋ぐイベントです。地域仕掛け人市というイベント名には、全国の地域から多くの仕掛け人が集まるという意味の他に、「これから仕掛け人になりたい人が集まる場」という意味もあります。 \一般的な移住イベントとココが違います♪/ 1.全国から厳選された18団体の仕掛け人と直接会える機会全国から厳選された、地域で新しい事業・チャレンジに取り組んでいる仕掛け人と直接話すことが出来る貴重な機会です! 2.移住に限らない地域との関わり方の提案移住・転職に限らない、関係人口・副業・兼業・プロボノ・インターンといった、多様な地域との関わり方を紹介いたします。 ■こんな方にオススメします ◇地方創生や地域活性化に興味がある ◇まずは、地域の人との出会いや繋がりが欲しい ◇地域での仕事や副業・プロボノ活動、インターン、体験プログラムを探している◇地域で求められていることを知りたい ◇自らのフィールドを地域に移して、活躍の場を見つけたい ■こんなことが得られます ◇実際に地域で新しい取り組みや地域活性化に取り組んでいる『仕掛け人』と出会える ◇WEBには載っていない、現場の生の声が聴ける◇現在地域で募集中の求人案件をいっぺんに知れる ◇求人以外の体験プログラムや移住プログラムを知れる <日本全国!地域仕掛け人市2020@オンライン> ●開催概要【日 時】 2020年6月28日(日)13:00-19:00(※途中入退場自由) 【場 所】 オンライン(ZOOM) 【参加費】参加券:1000円 ●公式サイト:https://shikakenin.challenge-community.jp/ ● 申し込みページURL:https://shikakenin2020.peatix.com/
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開催中止のお知らせ【ワークキャンプ TOPPA Leaders】
【新型コロナウィルス感染症対策のため、開催を中止することになりました】 この度の新型コロナウィルス感染症対策に伴い、開催を予定していた 大学生向けワークキャンプ企画【ワークキャンプTOPPA Leaders】を中止することになりました。 既にご応募頂いていた皆様には、急な決定となり大変ご迷惑をおかけ致します。 皆様には、改めて直接ご連絡をさせて頂きます。 ご理解のほど、どうぞ宜しくお願い致します。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 【気仙沼で本気の挑戦をする学生求む。】 2030年はこれからの日本が都市集中型になるのか、地域分散になるのかが決まる分岐点と言われています。 もちろんこの2030年の分岐点を超えると後には引くことはできません。 都市集中か地方分散の『どちらか』なようです。 テクノロジーの発展ともに幸せの定義も働きがいも変化している今日この頃、 都会で働くも、地方で働くも、雇われるのも、起業するのもフリーランスとして働くのも、 誰のために働くのも、誰と関わって、関わっていかないのかも、自由。 あまりにも多くの選択肢が存在しています。 そんな中、私は学生のみなさんに『ローカルで攻める』選択肢をとることを全力でおすすめしたい。 それはなぜかというと、 ローカルにはまだ掘り起こされていない資源がたくさんある。ということと、 気仙沼はチャンスを得ようとする挑戦者を、地元経営者だったり、すでに挑戦を行っている移住者,地元出身者が応援してくれる風土があるからです。 世の中に無数に存在している選択、一度選んだら引き戻ることができないことなどそうそうありません。 それならば少し勇気を出して選択をして、『選択があっていたか、あっていなかったのか』を確かめることの方が大切そうです。 ”ワークキャンプTOPPA Leaders ”は、 仲間の学生たち10人空き家で共同生活をしてもらいながら ひたすら『動いて』 ひたすら『人に会って』 ひたすら『考えて』 ひたすら『語ってもらい』 また、『動いてもらいます』。 プログラムが終わった頃にはかけがえのない仲間ができ、 次のアクションに向けて走り出しているはず。 気仙沼は挑戦者を大歓迎しています。 <どこでするのか> 宮城県の中でも最北の気仙沼にある 人口6,000人の漁師町『唐桑半島』で行います。 <何をするのか> ◆地域協育拠点『はやまのふもと』のリノベーションワーク 次世代を生き抜くための教育とは何か?気仙沼市唐桑半島のちょうど真ん中にある『地域協育拠点 はやまのふもと』をリノベーションします。 ◆参加者10人空き家で共同生活 スーパーも19:00に閉まる地域で10日間学生10人で共同生活をしてもらいます。 朝ごはんも昼ごはんも晩ごはんも自炊。こんな生活を終えた参加者たちはめちゃくちゃ仲良くなって帰っていきます。 ◆地元住民との対話 拠点でご飯を食べていると夜な夜な多くの地域住民の方々が遊びに来てくれます。人となりの話や、なぜ地元に住んでいるのか?ぜひ積極的に対話して欲しいです。 ◆日中はワーク以外の漁師体験などのコンテンツも用意 日中はずっとリノベーションワークをしてもらっているわけではありません。ホタテ漁師の船に乗せてもらう漁師体験や、地域のことを深く知るためのコンテンツも用意しています。 ◆地元住民への提案の場の提供 最終日参加者のみなさんには地元住民の方々に向けて『成果発表』をしていただきます。 よそ者、学生から見た視点での地域の改善点を提案するも、自分たちの思ったことを発表 するもよし。仲間たちと決めてのぞんでもらいます。 <詳 細> 【開催日程】2020年3月6日(金)〜3月15日(日) 【場 所】 宮城県気仙沼市唐桑町 【参加費】 無料 ※食費、保険代、現地までの交通費に関しては参加者負担になりますのでご了承ください。 ※別途プログラム以外のコーディネート費用として連携コーディネート団体に9,000円お支払いいただきます。 宿泊などに関しては、連携コーディネート団体がご相談にのります。 【お申込み方法】中止となりました。 参加希望の方はこちらのフォームへ記載、もしくはメール送信の上、オンライン説明会の日程調整をさせていただきます。※オンライン説明会は参加にあたって相互の理解のズレを埋めるため必ず行うものとします。 【お問い合わせ】 気仙沼市移住・定住支援センターMINATO 担当:加藤広大 mail:info@minato-kesennuma.com TEL:0226-25-9119 【主 催】 気仙沼市移住・定住支援センター MINATO
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【林業研修】リアスの森トレ開催します!
\ 林業への就業の第一歩! / リアスの森トレ参加しませんか? 林業が盛んに行われるこの時期、自伐林業に挑戦してみませんか。 林業での就業の第一歩『森ワーカー』の体験会・針葉樹よりも技術が必要な広葉樹伐採研修の2種類の研修会を開催します。 奮ってのご参加お待ちしております〜! <森ワーカー体験会> ●定員 各日5名ずつ 林業技術を磨きながら収入を得られる「森ワーカー 制度」実際にどんな仕事をするのか体験してみませんか?移住して林業に従事するケセンヌマの森兄弟が手取り足取り丁寧に指導します。 森のアカデミーを6日間参加された卒業生の方は、その場で森ワーカーの登録可能です。 ●日時 1月15日(水)~20日(月) 各日8:00~16:00 *1日から参加可能 ●参加条件18歳以上。 林業の体験の有無や性別は問いません。 *森林作業に問題のない健康状態であり、作業着や靴などを持参できる人 ●参加料無料 遠方者の交通費・宿泊費支給(上限有) <広葉樹伐採研修> ●定員 20名 広葉樹の伐採に頭を悩ませた事はありませんか? 広葉樹は枝が多くて樹形が複雑、さらに樹種によっては裂けやすいなど、針葉樹よりも伐採の難易度が高いですよね。今回は広葉樹の安全な伐採技術を身につける研修です。 ●日時 A:2月15日(土) 8:30~16:30 講師:安部拓氏(林業安全管理指導専門家) B:2月16日(日)~19日(水) 各日8:30~16:00 *1日から参加可能 スタッフ:リアスの森応援隊・ケセンヌマの森兄弟 ●参加条件18歳以上。 林業の体験の有無や性別は問いません。 森林作業に問題のない健康状態であり、作業着や靴などを持参できる人 ●参加料無料。交通費や宿泊費の支給は無し。 *お申し込みはこちらから。 <お問い合わせ先> NPO法人リアスの森応援隊 TEL:080-9252-6458(平日9時〜17時) FAX:0226−22−7339 MAIL:riasunomori@gmail.com
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【UIターンインタビュー】ビビビ×2回の直感で移住を決めました。
美味すぎるホタテの衝撃@人生初気仙沼。 私が生まれたのは静岡県の御殿場という町です。大きなアウトレットモールが有名なんですけど、大都会では全然なくて自然に囲まれた、いわゆる田舎でした(笑)。だから、都会の生活が合わなくて気仙沼移住を決めたわけではありません。じゃあ、なぜ移住したのかと考えると、「直感!」としか言えないんです。移住したのが23歳の時なんですけど、その頃もいまも「気仙沼のどこが好き?」と聞かれても、うまく答えられないんです。大好きなのに、うまく言葉にできないこの感じも、直感で移住を決めたこととつながっているのかもしれません。 気仙沼と私の一番最初のきっかけみたいなものならあります。それはですね、ホタテ(笑)。私、ホタテが大好物なんですけど、はじめて気仙沼を訪れた時に食べたホタテが、それはもうおいしくて、そのうえ、めちゃくちゃ大きかったのが衝撃的で。大学2年生の時でした。震災があったのは、中学3年生の時だったから、あの出来事から5年後ぐらいですかね。地元・静岡の大学の同級生が気仙沼出身で、彼女の実家などを訪ねたのが最初でした。 私が訪れたタイミングでも、地域の方は大変な思いをされていたはずです。でも、私の率直な感想としては、真っ暗で悲しい被災地感は一切なくて。ボランティアではなく、友達を訪ねた気楽さが大きかったのかもしれません。「気仙沼を町歩きする『ロールプレイング気仙沼』っていうイベントがあるからおいでよ」と友達が誘ってくれたんですけど、そのイベントが、それはまぁ素晴らしかったんです。気仙沼の前もうしろも上も下も全部見せるみたいなゲーム感覚で、たとえば市役所の通りの建物の壁にちょこんと古い自転車のマークが付いていることを発見できたり、気仙沼には商売をやっていないふつうの家にも歌舞伎の「中村屋!」みたいな屋号があることを知ったり。とにかく、楽しかったんですよね。しかも、大好物のホタテがおいしいっていう(笑)。 その時の私は、まさか4年後の自分が「移住」するだなんて考えてもいませんでした。 ないない尽くしの自分と2度目の気仙沼。 ちょっぴり時間軸が前後するのですが、大学生だった頃の私は、国際協力に興味がありました。気仙沼をはじめて訪れる前の大学1年生の夏には、発展途上国の人の助けになりたくてネパールへ行ったりもしたんです。でも、わりと早い段階で<国際協力の意義ってなんだろう?>と目的を見失ってしまいます。理由はふたつありました。 ひとつはイメージが全然違ったこと。ネパールの人は貧困に苦しんでいる、どうにかしなきゃぐらいの意気込みで向かったんですけど、現地の人たちはその環境でたくましく生きていたし、笑ってたし、のどかに生活していて、なんというか「平和」だったんですよ。なのに日本のシステムをこの国に導入してもネパールが日本化しちゃうだけなのではと、私は感じてしまったんです。 もうひとつは、ネパールでがんばっている日本の人たちの多くは、なにかしらの特技があったということ。「教育」だとか「農業」だとか「スポーツ」だとか。それに比べて自分はなにもないなぁって。特技もない。特技はおろかできることもない。好きなことも、趣味もない。ないない尽くしの自分……。 ネパールで国際協力の意義を見失い、自分自身のなにもなさに落ち込んだ私は「よし、もっと勉強しよう!」とインドに留学します。でも、一緒なんですよね、場所を変えたって。インドでも続く<はぁ……>という、ため息がちな日々。いま振り返ると、世界は私には大きすぎたのだと思います。 でも、不思議だったのは、インドでため息をついていると、「日本に帰りたい」じゃなくて「気仙沼に帰りたい」と感じている自分がいたことでした。そんなタイミングで例の友達が「今度また『ロールプレイング気仙沼』をやるよ」と教えてくれたんです。「あ、行く行く」と即答した私。だって、あのおいしいホタテも食べれるじゃんという軽いノリでした。 それで、帰国して1週間もたたないうちに2度目の気仙沼を訪れたんですけど、「おかえり」と1度目の時に会った人たちに言われるのが、なんだか心地よかったんです。私も「ただいま」という感覚がすごくあって。 その頃からですかね。遊びに来るのではなく<どうやったら気仙沼に移住できるんだろう?>と漠然と考えるようになりました。 気仙沼で子どもを育てたいという直感。 移住への大きなハードルのひとつは「仕事」だと思います。私の場合も、そこは悩みました。悩んだというか、気仙沼移住うんぬん以前の話で<やばい。春から大学4年生だ><なのに、なんのビジョンも固まってないぞ、私>と焦りまして(笑)。ただ、このまま、就職時期だからという流れのままに就活するのだけは絶対にダメだと感じていました。 そんなタイミングで出会ったのが、その後、大学を1年間休学してインターンさせていただく「まるオフィス」です。気仙沼の唐桑地区というところの“まちづくり団体”なんですけど、ネパールで感じた違和感とは、まったく逆の活動をしていることにワクワクさせられたんです。ネパールでの私の自己嫌悪は、ざっくり言うと<よそ者が外国でなにをできるっていうんだ?>という無力感でしたけど「まるオフィス」の人たちだって、県外からの移住者というよそ者だったのに、地域に根付いてこの町を活性化させようとしている。ビビビときました。すごい。勉強したい。そう思いました。 気がつくと私は、「なんかすごいと思ったから。なんかみんながキラキラしてて勉強してみたいと思ったから。インターンさせてください!」と初対面にもかかわらずスタッフの方にお願いしていたんです。我ながら、「なんか」ってなんだよと(笑)。でも、懐の大きい「まるオフィス」は、私を2017年度のインターン生として受けれてくださって。 インターンでの学びは大きいものでした。さっき、ないない尽くしで「好きなものがない」なんて言いましたけど、そうでもなかったなぁと、いま話していて思い出したのは、昔から子どもが好きだったということ。 たとえば、「まるオフィス」主催の子どもたちの漁師体験というプログラムをお手伝いした時のこと。震災後の気仙沼では「海が怖い」という子どももいたんですけど、漁師体験のプログラムのおかげで海に行けるようになったり、魚に触ったこともなかった子がうれしそうに魚をつかんで笑ったりしていたんですね。それでまた、そういう体験を通して「自分たちの町にはなにもないと思ってたけど、すごいものがいろいろあるとわかりました」なんて地元の子どもたちが発表する場面に居合わせることができて。<すげぇ!>と思いました。この子たち、すげぇって。そして、こういういい子を家族という単体だけではなく、地域で育てようとしていることにも感動したんです。 気仙沼市唐桑地域で参加した子どもたちとの畑の収穫イベント まるオフィスが取り組む中高生向けの地域学習にもスタッフとして参加 その時ですかね。直感的に気仙沼への移住を決めたのは。自分の子どもは絶対にここで育てようと、理屈じゃなく心が決まりました。 とはいえ、そこから大学を1年間休学して唐桑でインターン生活をしている間は、勉強なんてもちろんしていないし、就職への焦りはずっと続いていました。 移住以前と以後で私は変わった? いまの私は、「みらい造船」という気仙沼の造船業会社5社などが合併した会社に勤めています。 実は、大学5年時の就職活動で、親の勧めるままに気仙沼市役所を受けて、あっさりと落ちまして(笑)。勉強してないわ、エントリーシートを出すのが2週間前だわで、そりゃあ落ちて当然でした。 でも、落ちたのがよかった。本当によかった。まさに市役所を落ちたそのタイミングで「会場は仙台なんだけど、気仙沼の企業の合同就職説明会をやるからおいで」と「移住・定住支援センター MINATO」から情報をもらえたんです。 その会場のとあるブースで出会ったのが「みらい造船」でした。社長と一緒に来ていたある男性社員は、「俺、マジでこの仕事に誇りを持ってるんだよね!」と熱く楽しそうに話してくれて。ビビビときました。かっこいい。造船のことなんてまったく知らなかったけど、そう感じました。「まるオフィス」の時と同じような直感で、「すみません。この場で面接してください」と社長にお願いをして、運よく採用していただいて現在に至るという感じです。 移住ってどういう経験なんでしょうね? なぜ移住したのかという理由に関しては、やっぱり直感としか言えないんですけど、「移住という経験」ならば、移住以前と以後の私は大きく変わったように感じています。 以前の私は<いい子でいなきゃ>と考えていたんです。まわりの友達から「明るいね」とか「いつも元気だね」と言ってもらえて、そのイメージに応えようとして、落ち込んでいる時でさえ無理に笑っていた自分。 なのに、「みらい造船」のいまの仕事では、<嫌われてもいい!>ぐらいの勢いで生意気なことを言ってるんですよ。複数の会社が寄り集まって「みらい造船」になったので、守らなければいけない伝統ももちろんあるけど、変わらなきゃいけないところもたくさんある。そこに気づけるのは、私たち若手だと思っているので。気仙沼は漁師さんの町で、漁師さんを支えるのが造船の仕事。だったら、この会社は残さなきゃいけない。だって、気仙沼に必要なんですもん。しかも、私自身の願いも、気仙沼にずっといたいし、子どもを産んでこの場所で育てたい。だから<いい子でいなきゃ>モードなんて、どうでもいい。 「みらい造船」って、職人さんもカッコいいんです。70歳をすぎたぎょう鉄(鉄板を曲げること)の職人の親方は「いまの時代は指先ひとつで機械を使って人をダマす。オレオレ詐欺とかもそうなんだろ? でもな、いくら機械化が進んでも俺たちのこの指がなきゃ、曲げはできねぇ」なんて、さらっと言うんですよ。本当にかっこいい。 いま、もうひとつ思い出しました。最初に「気仙沼のどこが好き?」と聞かれてうまく答えられないと言いましたけど、気仙沼にはかっこいい大人が多いです。そこが好き。漁師さんも職人さんも、「まるオフィス」の先輩も、ふつうに町で出会った人のなかにも、男も女も関係なく、かっこいい大人が本当に多い。 そういう人生の先輩たちとの出会いのおかげで、私は気仙沼に移住を決めたのかもしれません。
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【募集締め切りました】11/23〜24開催 三陸情熱 縁結び大作戦〜石巻・女川編〜
定員に達しましたので、募集を締め切らせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。 「移住体験恋活」ツアー♡開催します! 県・三陸沿岸部の移住定住を応援するチーム「三陸情熱界隈」(さんりくじょうねつかいわい)が、あなたの恋活をプロデュース&サポート。 県・三陸沿岸の海街を観光気分で巡りながら地元男性と出会う、一泊二日”地域交流”がテーマのツアーです。 現在、地域外から参加していただく女性を最大20名まで募集中です! 今回は石巻・女川編!「食」も「自然」も楽しめる秋の東北を満喫しながら、事務局が推薦する各地域イチオシ!誠実さがウリの地元男子たちと出会ってみませんか? 恋から始まる移住も全力サポート致します。まずはお気軽にお問合せくださいね! イベント詳細については三陸情熱界隈公式HPをご覧ください。 【開催日時】2019年11月23日(土・祝)、24日(日) 【集合】11/23(土・祝) 11時30分 JR石巻駅 【解散】11/24 (日) 17時 いしのまき元気いちば 【参加費】 8,000円(税込)(現地までの往復交通費、宿泊費、体験費、食費すべて含む) 【旅程】 ●1日目(石巻と女川)オリエンテーション、自己紹介交流タイム、スペインタイル作り、フリータイム、夕食 ●2日目(石巻・半島部)朝食、焚火と漁業のバーベキューランチ、フリータイム、マッチングタイム ●参加条件※女性限定※ 20歳~45歳までの未婚者および、現在恋人がいない女性 ●参加申し込みこちらのお申し込みフォームからお申し込みください。
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【8月16日〜25日 開催】2019 Summer 課題突破ワークキャンプ vol.1
この夏出逢う人が人生を変えてしまうかもしれないという予感。 〜 課題突破ワークキャンプ(通称TOPPA)って?? 〜 男女10人で10日間共同生活をしながら日中は畑を耕したり、空き家のリノベーションをしたり、地元住民からの依頼(ワーク)を受けます。 〜 ワークは社会問題のド真ん中 〜 空き家問題、担い手不足、少子高齢化、地元住民の新しい挑戦自分たちにできることは何か? 課題を見つけ 解決できることが最重要スキルになってきている世の中で、ワークキャンプは自分たちで課題を発見し、考えを深め、行動に移す実践型のプログラムです。 社会問題、自分自身に向き合い続ける日々になることでしょう。 〜 地元住民からのワーク報酬は『米』 〜 ボランティアからの脱却、信用経済への変遷と世の中が激動している日々で、自分たちが汗水流して行うワークの価値とは何か。 ワークの依頼人からの報酬は『米』です。この米を仲間と一緒に食べるもよし、最終日の夜地元の方々を招いて振る舞うもよし。仲間たちと一緒に考え、使って欲しいです。 〜 仲間との共同生活 〜 同じ屋根の下で同じ釜の飯を食って、ともに汗を流しあった仲間は切っても切れない絆が自然と生まれてきます。 空き時間は海へ泳ぎに行こうか、それとも釣りをしようか。漁師体験をしたり、夜は拠点に地元住民が遊びにきてくれるかも。 今年はいつもの夏とは一味も二味も違うものになります。 〜 Schedule 〜 7月いっぱい 参加者〆切 7月7日(日) 第1回参加者オリエンテーション@都内某所 7月下旬 第2回参加者オリエンテーション@都内某所 8月16-25日 課題突破ワークキャンプ 本番 9月以降 振り返り会@都内某所 〜 実施詳細 〜 【実施期間】2019年8月16日(金) - 25日(日) 【場所】 宮城県気仙沼市唐桑町 【参加費】合計:24,000円内訳:滞在費(宿泊・光熱費)2,000円/日食費(自炊)5,000円保険代1,000円 【主催】 気仙沼市移住・定住支援センターMINATO 【連絡先】 担当 加藤広大info@minato-kesennuma.com 0226-25-9119(MINATO窓口) 参加かするかまだわからないけれど、興味があるからもう少し詳しく話をききたいという方もお気軽にご連絡ください! メッセージ、オンライン通話にてご対応させていただきます。
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【5月26日開催】第1回みやぎ移住フェア
みやぎを体験!体験ツアーとお試し移住 2019年度 第1回目の開催となる東京でのみやぎ移住フェア! 各自治体の魅力をたっぷりお伝えするべく、各自治体担当者がまいります! 移住までの流れや仕事、生活についてなど、移住にかかわる様々な不安な点なども直接聞いてみてくださいね。 気仙沼に行ってみたい、住んでみたい、気仙沼の暮らしを体験してみたい!など、個別にご相談承ります。 ぜひお気軽にお越しくださいね! 当日のご来場お待ちしております。 開催概要 【日時】2019年5月26日(日) 11:30~ 【場所】東京交通会館8階 ふるさと回帰支援センタ-内 セミナールーム 【主催】宮城県 【対象】全員 【イベント内容】みやぎの魅力をもっと知って欲しいみやぎの体験ツアーやお試し住宅をご紹介! ■プログラム 11:30~ オープニング「みやぎ県ってどんなとこ?」 11:35~ 各市町村PRタイム「体験ツアーやお試し住宅を知ろう!」 12:20~ 個別相談会「疑問や具体的な話を個別に聞こう!」 14:00~ 終了 ■参加自治体 気仙沼市:ゆっくりと暮らしたい、スキルを活かしたい、人の繋がりを大切にしたい 南三陸町:海と山の距離が近い、自然からの豊富な恵み、本気で目指すのは「いのちめぐるまち」 石巻市 :移住の実績多数。食と文化と芸術を楽しめる、チャレンジのまち 登米市 :農業・畜産に興味がある、子育て環境重視、自然が好き 栗原市 :農業に興味がある、田舎暮らししたい、起業創業したい、子育て環境、交流の場を求めている 加美町 :アウトドアが好き、音楽が好き、自然の中で子育てしたい 白石市 :歴史に興味がある、充実した交通アクセスと子育て環境 七ヶ宿町:自然の中で働きたい、米作りに興味がある、のびのびと子育てしたい チラシはこちら(PDF) お申し込み方法 参加希望の方は、みやぎ移住サポートセンターまでご連絡くださいませ。 営業時間: 10時~18時 月・祝定休 電話番号: 090-1559-4714 メール : miyagi@furusatokaiki.net お問合せ先 みやぎ移住サポートセンター 営業時間: 10時~18時 月・祝定休 電話番号: 090-1559-4714 メール : miyagi@furusatokaiki.net
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きょうのけせんぬま。【気仙沼をまるっと体験♪】
気仙沼の仕事や暮らしの魅力を体験できるプログラム 宮城県北部沿岸に位置する気仙沼市。 古くから水産業を中心に発展してきた気仙沼には、他にはない独自の仕事や暮らしが根付いています。 魚の流通を支える氷屋や函屋(はこや)。漁業に欠かせない造船所や漁具屋。他にも、いちごやトマトの収穫、ツリーハウスでの遊び、アクセサリー手作り体験、などなど。 そんな気仙沼の魅力をもっと発信したい、という思いで始めたのが、「しごと場・あそび場 ちょいのぞき気仙沼」!! ちょいのぞき気仙沼では普段、水産業や農業などに従事している民間事業者が方々が「楽しみながら、たくさんの方に気仙沼の魅力を知ってもらいたい!」と工夫をこらして運営しています。 気仙沼に住む人にも、遊びにいらした方も、みんなが参加したくなるプログラムが満載です。 幅広い年代が楽しく参加できるプログラムとなっておりますので、ぜひこの機会に気仙沼を”ちょいのぞき”してみてはいかがでしょうか♪ いろんな気仙沼を知って、触れて、食べて!思いっきり楽しんでください! 詳しい情報やお申込みについてはちょいのぞき気仙沼公式HPをご覧ください
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【11月18日開催】第5回みやぎ移住フェア
「みやぎの沿岸」5つの市町(気仙沼市・南三陸町・石巻市・女川町・松島市)が集まって、海辺のまちの“わくわく”サミット を開催します! 今回は、トークイベントとPR動画上映と相談会の3部構成です。 日程 2018/11/18(日) 開催時間 11:30-14:00 開催場所 NPOふるさと回帰支援センター内 セミナールーム 東京交通会館8階 NPOふるさと回帰支援センター 東京都千代田区有楽町2-10-1 参加費 無料 参加自治体・参加団体 主 催:宮城県 参加市町:気仙沼市・南三陸町・石巻市・女川町・松島市 1部のトークセッションは、株式会社ココロマチの内田裕貴様をファシリテーターに迎え 「まちの相談員」が「宮城県」と「海辺」は、「今」「どんな状況」「これから」「どんな生活ができる?」「?」っという「疑問」に海のまちの暮らし、人とのつながり、まち作りの現状や課題、体験住宅や体験ツアー、空き家情報などを含め、『宮城県の三陸沿岸の今』をお伝えします。 2部では「気仙沼市・南三陸町・石巻市・女川町」のPR動画を上映します。 「三陸情熱界隈」という連合体が、『移住後、自分の生業(生活・仕事)を楽しんでいる16人』を 撮影した映像をお楽しみください。 3部は、相談員全員で「三陸沿岸部の市町」での不安や疑問にお応えする相談会を開催です。 ぜひ宮城県や海辺エリアへの移住のヒントにされてはいかがでしょうか。 ご参加、お待ちしております!! お申込み・お問い合わせ みやぎ移住サポートセンター (NPOふるさと回帰支援センター内) 相談員:佐藤・新沼 電話:090-1559-4714(相談員直通) メール:miyagi@furusatokaiki.net お申込みフォームはコチラ
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【新月中学校総合学習】大学生に向けた「思わず移住したくなる気仙沼紹介」
新たな大地を踏みしめて~潮風香る気仙沼市~ <最初に> 皆さんこんにちは!この記事を作成した新月中学校の「MINATOチーム8班」です。 今回は気仙沼の魅力を紹介する機会を頂いたので、ぜひ最後までご覧ください! 今の暮らしに満足できない!新しい「何か」に挑戦したい!私生活の中で、日々「新しい刺激」を求めている自分はいませんか? このページでは、我々の故郷である気仙沼の魅力を3つの分野に分けて掲載しています。気仙沼のイベントや祭り、ボランティア活動。そしてなんといっても気仙沼おすすめの食!この地域特有の食材や料理をご紹介します。今皆様が暮らしている地域と比較してみたり、様々な観点から気仙沼を眺めてみてください。皆様が求めているものが見つかるかもしれませんよ。 【新鮮な海の幸をどうぞ!】 この記事のトップを飾るのは「気仙沼の食」。 都内や他の地域では中々食べられない料理や魚介類をご紹介します! まず気仙沼のゆるキャラ、ホヤぼーやの元にもなっている「ホヤ」。 ホヤは臭みが強い分、苦手な人もいますが、プリプリな身の部分は食べ応えがあり、調理方法次第では臭みも全く気になりません。 次に「鰹」。実は気仙沼は鰹の水揚げ量が全国一位なのです! 味ももちろん新鮮でおいしいですよ。刺身でも焼いてもvery good! 最後に、超個人的なおすすめの料理を班の一人が皆さんにぜひ紹介したいとのことで、簡単ながら掲載させていただきます。 その店の名前は、ラーメン店「麺来」。僕らの新月中学校がある新月地区にあります。 そこのチャーハンは絶品!気仙沼でも大変人気なお店です。気仙沼に来たらぜひ寄ってみてください! 【これからを考える、大学生のボランティア活動】 気仙沼では、「この地域もっと知ってもらいたい」!ということで、ボランティア活動を実施しています。 ボランティアと聞くと瓦礫の撤去作業といった復旧作業のイメージがありますが、それだけではありません。 震災後、被災地のために何かできないかと考えた認定NPO法人底上げの皆さんは、「自分も町のために何かしたい」と考えている高校生が自分の思いを素直に表現し、実現できる場所を提供したいと、「高校生サポート」という活動を始めました。 高校生が、自分たちの町のためにできることを考え、行動することのお手伝いを、春休みや夏休みには大学生がボランティアとして行っています。 下の写真は、高校生と大学生が集まり、それぞれの活動報告やディスカッションを行っている様子です。 このように、気仙沼のまちづくりのためにボランティアとして取り組んでいる人がたくさんいます。 そしてもう一つ、気仙沼で大学生が行っている「ワークキャンプ」があります。 その、唐桑ワークキャンプ「maru-camp」について紹介します。 「maru-camp」では大学生が約10日間唐桑暮らしを体験し、空き屋のリノベーションや東屋の制作、時には地元の中高生と交流しながら日々活動します。 地域の魅力を感じながら、地域の課題解決をするための楽しいコンテンツが待っています。下の写真がその様子です。 【踊れ!年に一度のみなとまつり!】 最後に、気仙沼の「イベント」でしめさせていただきます。 気仙沼のイベントは夏場に多いですが、中でも有名なものが二日に分けて行われる「みなとまつり」。 一日目は「はまらいんや」と言われる華やかな踊りを、気仙沼の団体はもちろん他県からもたくさんの団体が参加して踊ります。 国境を越えて参加してくれる団体もあり、はまらいんやはみなとまつりの代名詞とも言えるでしょう。 二日目の花火大会では、約一時間の間夜空に花を咲かせます。その光景に思わず時を忘れてしまうような、とても美しい花火です。 これがなければ、みなとまつりは終われません!気仙沼、夏の大イベントみなとまつり。ぜひ参加しに来てください! <最後に> 皆さん、少しでも気仙沼に興味を持っていただけたでしょうか? これまで気仙沼の「食」、「ボランティア活動」、「イベント」について軽くご紹介しましたが、当然この記事に記載したものが全てではありません。 後は気仙沼に自ら足を踏み入れ、自分の目で、身体で「気仙沼」を感じてみてください! 最後までお付き合いいただきありがとうございました。 この記事を読んで新しい「何か」に挑戦したいと思った方は、新たな大地を踏みしめに来てみませんか? 気仙沼の風が、皆様を暖かくお迎えいたします。