「食」に
関する記事一覧
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【地域おこし協力隊募集】気仙沼の漁師をふやす仕掛け人!
一般社団法人歓迎プロデュースは地域おこし協力隊を募集します。 私たちは、気仙沼の基幹産業である漁業水産業を盛り上げるべく活動しています。 海にも陸にも開かれた交流の場として、漁船員や市民・観光客が交わる場の構築、国内外への港町の文化の発信。そして、このたび新たに! 漁業水産業を担う次世代を、まちぐるみで受け入れ育てる事業を開始します。気仙沼が「日本一、漁師さんを大切にするまち」になることを目指して! <事業内容> ・ 魚市場前での銭湯 ・ 飲食事業 ・ 漁業水産業の担い手確保および定着支援事業 <具体的な活動内容> 「漁業水産業の担い手確保および定着支援事業」気仙沼市、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンとの連携事業となります。 ◆ 担い手受け入れ体制の構築 地域の漁協・行政・漁業者らと連携し、新規の就漁希望者をまちぐるみで受け入れる土台をつくります。 ◆ 漁業者と担い手との出会いの場づくり 漁業者と新規の就漁希望とが出会う場の提供をします。 ◆ 体験プログラム「漁師学校」の企画・運営 漁業に興味がある人のための、漁師体験プログラムを開催します。 ◆ 担い手のための居住支援 市外県外から来た担い手が暮らすための住居を確保し、場合によっては漁師シェアハウスの企画・管理・運営などを行います。 ◆ 漁業情報のとりまとめ・魅力発信をします。 ◆ 先進事例の取り組み視察・情報交換会の開催をします。 <待遇及び福利厚生> (1) 健康保険・厚生年金・雇用保険の社会保険に加入します。被雇用者負担分は上記報酬支払時に天引きします。 (2) 旅費・活動用車両の借上料等、隊員としての活動に要する経費は、報酬とは別に「隊員活動コーディネート業務」の予算の範囲内で対応します。 (3) 転居に要する費用、光熱水費等の生活に係る経費、自治会費等は個人負担となります。 <応募方法> (1)提出書類 ①志望書、②履歴書、③住民票の写し、④普通自動車運転免許証のコピー (2)応募方法 上記(1)の提出書類を次の提出先にメールに添付または郵送してください。 〒988-0037 宮城県気仙沼市魚市場前 4-5 info@kesennuma-tsurukame.com (3)募集期限 令和2年7月31日(金)※ただし,応募があった場合,随時面接・採用を行いますので、期限前に募集を締め切ることがあります。 <選考方法> (1)書類選考 資格要件、書類内容を当団体で審査し、結果を通知します。 (2)予備面談 オンラインミーティングにて面談を行います。 (3)本面接 気仙沼市内にて面接を行います。 (4)最終選考結果の報告 最終結果報告は、最終面接受験者に通知します。 <その他>(1)応募のために必要な費用(郵送料等)は応募者の負担となります。 ◆問い合わせ先一般社団法人歓迎プロデュース /担当:根岸 〒988-0037 宮城県気仙沼市魚市場前 4-5 E-mail:info@kesennuma-tsurukame.com
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地域を元気にするための「未利用水産資源プロジェクト」を一緒に支えるメンバー募集!
【地域おこし協力隊募集中!】気仙沼水産資源活用研究会「kesemo(ケセモ)」 漁業・水産業が日本全体で斜陽になっています。それは、港町気仙沼市も例外ではありません。気仙沼市では、今まで使われていなかった水産資源を活用し、健康食品、化成品、美容品などの高付加価値な商品を開発することで、新たな産業・雇用を創造し港町気仙沼を元気にしよう!という想いから、「気仙沼水産資源活用研究会」を立ち上げました。そこでは、25社の地元企業と気仙沼市役所、そして大学・研究機関という3つのセクターが力を合わせています。このチームから生まれた8つワーキンググループを、地元企業の若手経営者と一緒に運用・調整してくれる方を募集しています! これまでの気仙沼にはなかった商品を生みだしています! 港町生まれの天然サプリ「気仙沼クリルオイルEPA&DHA+」 マリナスフカコラーゲン化粧品シリーズラインナップ これまでに「気仙沼水産資源活用研究会」からは、イサダ(ツノナシオキアミ)から栄養分を抽出したサプリメント「気仙沼クリルオイル」や、フカヒレのコラーゲンを使ったクレンジングオイル「フカコラーゲンメークオフ」などを含め10商品以上を開発・販売してきました。 未経験でも大丈夫! 水産に詳しくなくても安心して働けます! ワーキンググループ毎にディスカッションしながら進めます。 意見交換会後など、メンバーで懇親会を開催することも。 ワーキンググループの運用・調整を一緒にしていく仲間を募集しています。業務内容としては、以下のようなことを想定しています。・各ワーキンググループのミーティングの開催、記録・外部団体とのはし渡し・研究会活動の情報発信その他スキル要望に応じた仕事がつくれます。地元の若手経営者や市役所、そして大学・研究機関という様々な人との幅広い人脈を形成することが出来ます。真剣な会議ももちろんありますが、飲み会などのラフな場もありますので、気仙沼に縁のなかった方でもプロジェクトのメンバーとして安心して仲間に加わることが出来ると思います。一緒に仲間に加わってくれると嬉しいなぁ。という人は以下のようなイメージです。・海の幸が好きな方・能動的に動ける方・健康で前向きな方こんな人にはおススメ!・セクターを超えた協働の進め方に興味がある方・商品開発のプロセスに興味のある方・スモールビジネスの起こし方に興味ある方・起業に興味のある方興味がわいた方、もっと詳しく知りたいと思った方は、お気軽にお問い合わせください。・火曜~土曜(12:15~21:15)のうち週4日,32時間勤務が原則・給与 月20万円(期末手当、通勤手当)・予算内で以下支出できます住居費補助(住宅探しもお手伝いします)、移動用燃料費代、活動にかかる旅費 等 詳細については「気仙沼水産資源活用研究会」地域おこし協力隊募集要項 をご覧ください。 提出書類様式:志望書 / 履歴書 ◆問い合わせ先気仙沼市産業部水産課加工振興係 藤田・熊谷(基)〒988-8501 宮城県気仙沼市八日町一丁目1番1号TEL:0226-22-3435 / FAX:0226-22-8884 E-mail:suisan@kesennuma.miyagi.jp
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開催中止のお知らせ【ワークキャンプ TOPPA Leaders】
【新型コロナウィルス感染症対策のため、開催を中止することになりました】 この度の新型コロナウィルス感染症対策に伴い、開催を予定していた 大学生向けワークキャンプ企画【ワークキャンプTOPPA Leaders】を中止することになりました。 既にご応募頂いていた皆様には、急な決定となり大変ご迷惑をおかけ致します。 皆様には、改めて直接ご連絡をさせて頂きます。 ご理解のほど、どうぞ宜しくお願い致します。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 【気仙沼で本気の挑戦をする学生求む。】 2030年はこれからの日本が都市集中型になるのか、地域分散になるのかが決まる分岐点と言われています。 もちろんこの2030年の分岐点を超えると後には引くことはできません。 都市集中か地方分散の『どちらか』なようです。 テクノロジーの発展ともに幸せの定義も働きがいも変化している今日この頃、 都会で働くも、地方で働くも、雇われるのも、起業するのもフリーランスとして働くのも、 誰のために働くのも、誰と関わって、関わっていかないのかも、自由。 あまりにも多くの選択肢が存在しています。 そんな中、私は学生のみなさんに『ローカルで攻める』選択肢をとることを全力でおすすめしたい。 それはなぜかというと、 ローカルにはまだ掘り起こされていない資源がたくさんある。ということと、 気仙沼はチャンスを得ようとする挑戦者を、地元経営者だったり、すでに挑戦を行っている移住者,地元出身者が応援してくれる風土があるからです。 世の中に無数に存在している選択、一度選んだら引き戻ることができないことなどそうそうありません。 それならば少し勇気を出して選択をして、『選択があっていたか、あっていなかったのか』を確かめることの方が大切そうです。 ”ワークキャンプTOPPA Leaders ”は、 仲間の学生たち10人空き家で共同生活をしてもらいながら ひたすら『動いて』 ひたすら『人に会って』 ひたすら『考えて』 ひたすら『語ってもらい』 また、『動いてもらいます』。 プログラムが終わった頃にはかけがえのない仲間ができ、 次のアクションに向けて走り出しているはず。 気仙沼は挑戦者を大歓迎しています。 <どこでするのか> 宮城県の中でも最北の気仙沼にある 人口6,000人の漁師町『唐桑半島』で行います。 <何をするのか> ◆地域協育拠点『はやまのふもと』のリノベーションワーク 次世代を生き抜くための教育とは何か?気仙沼市唐桑半島のちょうど真ん中にある『地域協育拠点 はやまのふもと』をリノベーションします。 ◆参加者10人空き家で共同生活 スーパーも19:00に閉まる地域で10日間学生10人で共同生活をしてもらいます。 朝ごはんも昼ごはんも晩ごはんも自炊。こんな生活を終えた参加者たちはめちゃくちゃ仲良くなって帰っていきます。 ◆地元住民との対話 拠点でご飯を食べていると夜な夜な多くの地域住民の方々が遊びに来てくれます。人となりの話や、なぜ地元に住んでいるのか?ぜひ積極的に対話して欲しいです。 ◆日中はワーク以外の漁師体験などのコンテンツも用意 日中はずっとリノベーションワークをしてもらっているわけではありません。ホタテ漁師の船に乗せてもらう漁師体験や、地域のことを深く知るためのコンテンツも用意しています。 ◆地元住民への提案の場の提供 最終日参加者のみなさんには地元住民の方々に向けて『成果発表』をしていただきます。 よそ者、学生から見た視点での地域の改善点を提案するも、自分たちの思ったことを発表 するもよし。仲間たちと決めてのぞんでもらいます。 <詳 細> 【開催日程】2020年3月6日(金)〜3月15日(日) 【場 所】 宮城県気仙沼市唐桑町 【参加費】 無料 ※食費、保険代、現地までの交通費に関しては参加者負担になりますのでご了承ください。 ※別途プログラム以外のコーディネート費用として連携コーディネート団体に9,000円お支払いいただきます。 宿泊などに関しては、連携コーディネート団体がご相談にのります。 【お申込み方法】中止となりました。 参加希望の方はこちらのフォームへ記載、もしくはメール送信の上、オンライン説明会の日程調整をさせていただきます。※オンライン説明会は参加にあたって相互の理解のズレを埋めるため必ず行うものとします。 【お問い合わせ】 気仙沼市移住・定住支援センターMINATO 担当:加藤広大 mail:info@minato-kesennuma.com TEL:0226-25-9119 【主 催】 気仙沼市移住・定住支援センター MINATO
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【UIターンインタビュー】婿ターンで掴んだ、理想のキャリアと家族との時間。
テレビ越しに見た彼女の実家、気仙沼の惨禍 気仙沼内湾の復興のシンボルとして、立派な佇まいを見せる建物がある。市民のパートナーとして寄り添い、共に復興への道のりを歩んで来た気仙沼信用金庫の2017年3月に再建された新社屋。財政支援だけでなく経営者のパートナーとして気仙沼の復興に欠かせない役割を担ってきたが、ここで活躍する人のなかには、震災後に移住した人もいる。そのうちの一人が布田真也さんだ。 大学卒業後、地元・茨城の地方銀行に勤めていた布田さん。2011年3月11日もいつものように外回りの営業に勤しんでいた。突如、強く大きな揺れが襲った。 「お客さんのところで一緒にテレビを見て、震源地が東北だと知りました。その後電気が止まったので、カーナビのテレビをつけると、気仙沼が大火に見舞われている映像が流れてきました。『大変なことになっている』と…」 布田さんがテレビ越しに見ていた宮城県気仙沼市。そこは、のちに結婚することになる当時の彼女が暮らしている場所だった。そして震災前に布田さん自身も彼女とともに訪れたことのある、決して人ごとではない、縁の深い土地だった。 「彼女とは5日間くらい連絡もとれませんでした。『最悪のことがあったんじゃないか……』そんなことすら頭をよぎり始めたころ、連絡がとれて、ほっと一安心したのを覚えています」 「震災から2週間後に訪れた気仙沼はかつての面影がまったくなかったですね」 移住前にできた知り合いの存在が、決断を後押し 震災前、初めて遊びに来た気仙沼は「食べ物がおいしくて、やさしくて温かい人が多いな」という印象だったと振り返る布田さん。震災後、変わり果てた気仙沼の姿に寂しさを感じながらも、気仙沼で過ごす時間が増えていくほどに、そのよさもさらに実感していったという。そして、震災から1年が過ぎたころ、二人は結婚。茨城に呼ぶということも考えたというが、妻の実家が家業をやっていたこともあり、気仙沼への移住を決めた。 「気仙沼に何度か足を運んでいるうちに、この土地の空気感が気に入ったので、気仙沼でも地域に根ざした仕事ができればと思っていました。金融の仕事にもやりがいを感じていて好きな仕事だったので、移住しても金融業界と考えていました」 ちょうどそのタイミングで、現在働いている気仙沼信用金庫の中途採用の案内が出ているのをWebページで目にした。これまで銀行で5年間、積み上げてきたキャリアをしっかりと活かしつつ、地元密着の仕事をしたいという布田さんの想いに合致した。「これだ!」と思い、すぐに連絡をいれたという。 しかし、生まれてから社会人まで一度も離れたことのない故郷を離れ、新しい土地での生活。そして、転職。不安がないわけがなかった。 「地元の友人と離れるのは寂しかったですし、この年になって新しい友達ができるかなって。外から来た人間が受け入れられるだろうかとも思っていました。ただ、実際に移住するまでに、妻の同級生と遊んだり、親戚のおばちゃんに覚えてもらったりと、知り合いができていたのは移住を決断するうえでは大きかったですね。みなさんオープンな気質の人が多く、心配はすぐに吹き飛んでしまいました」 移住するまで大学時代も社会人時代も含めて実家を出たことがなかった布田さん。「地元の友だちには本当に驚かれました」と笑う 「気仙沼は子育てもしやすい町だと思います」 現在、布田さんには二人の子どもがいる。震災から間もない気仙沼での子育てに不安はなかったのか——。 「地域みんなで子どもを見てくれるという安心感がとても心強かったです。横のつながりがとても強くて、子どもといっしょにいれば、町の人が気にして声をかけてくれる。妻の実家の家業である婦人服店を手伝っているのですが、そのお店に来た近所のおばあちゃんが知らぬ間に子どもの相手をしてくれていたり。本当にあったかい町だなって実感します。この町で家族と暮らすということに関してもこれまで大きく不便さを感じたことはありません。病院もあるし、日用品の買い出しなどにも困りませんからね」 休日は、家族で出かけることが多いという。「海もあるし、山もある。子どもが遊ぶ環境には事欠かないですよね。週末は毎週のように市内どこかでイベントをやっていて。『産業祭り』や『気仙沼みなとでマルシェ。』などで子どもたちといっしょに楽しんでいます」 今、家族との時間がいちばん幸せだと語る。 「気仙沼に来て、仕事と家族がしっかりと両立できていると感じています。以前は、仕事優先という感じでしたが今ではバランスがとれていますね。たしかに、地方への転職ということで収入面での不安はありました。実際に首都圏に比べれば表面的な収入では見劣りしますが、お金の豊かさを取るのか、暮らしの豊かさをとるのか、ということだと思います。今私自身がこの暮らしに満足していて充実しています。」 「週末は海に行ったり、市内で開催されるイベントに足を運んだり。こんなにイベントがたくさんある町はほかにないんじゃないかってくらい。それも気仙沼で暮らす楽しみのひとつ」と話す 仕事と家族を両立する理想の暮らしが移住後に実現 前職時代は投資信託や定期預金など法人個人関わらず外周りの営業を担っていた布田さん。現在、布田さんの所属する復興支援部、企業支援部は、地元企業とともに販路開拓を考えたり、起業支援を行ったり、まちづくりの事業に参加をしたり、いわゆる金融業の枠を超えた業務も多い。 同じ金融業への転職ながら、キャリアチェンジに近く、新たなチャレンジに難しさを感じているという。しかし、「地域住民と手を取り合いながら共に歩むキャリア」は、これまで以上に自ら描いていた理想に重なりあう。 奥さんの実家という縁あって地方移住を選択した布田さん。そのことによって、自身の描くキャリアから逸れるわけではなく、しっかりとキャリアを積み重ねていった。さらに、仕事と家族、そして地域活動をバランスよく充実した日々を過ごす—。 移住後の転職先で理想の暮らしを送る布田さんの姿は、ともするとキャリアダウンやリタイア後のセカンドライフ、もしくは単身者の起業家というイメージが抱かれがちな地方移住において、新しい風をもたらしているのかもしれない。 布田 真也(ふだ しんや)さん 茨城県筑西市出身。1986年生まれ。奥様とは大学時代のサークルで知り合い、卒業後、茨城と気仙沼の遠距離恋愛を育んできた。2014年に気仙沼に移住。趣味はランニング。岩井崎周辺を走って家に戻る約10キロのコースがお気に入り。溺愛する二人の子どもたちには「気仙沼で好きなことを見つけて、のびのびと育っていってほしい」と話す。
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【UIターンインタビュー】移住当初は後悔ばかりでした(笑)。
オヤツ食べたい的「ゲストハウスやりたい」。 それまで住んでいた横浜から気仙沼へと移住したのは、2015年の12月のことでした。24歳の頃です。いまもオーナーをやらせていただいている『ゲストハウス架け橋』が移住の決め手ではあったと思うんですけど、振り返ると浅はかでした。当時、前職を辞めて自転車で日本一周をしようと思いまして、たまたま寄った気仙沼で「ゲストハウスやりたい」と仲間内で言っていたんですね。でも、楽しいところしか見ていなかったというか、なんの覚悟もなかった。「おなかすいた。オヤツ食べたい」と同じレベルでの「ゲストハウスやりたい」で(笑)。 もちろん、学生の頃から、ひとり旅をすると必ずゲストハウスに泊まるぐらい好きではありました。岡山の『有鄰庵』さん、北海道の『waya』さん、ゲストハウスというよりはユースホステルですけど礼文島の『桃岩荘』さんなど、好きな宿もいっぱいあります。 じゃあなぜ、私がゲストハウスを好きかというと、あの場所には、本当にいろいろな生き方をしている人がいて、世間の正しいが必ずしも正しいわけじゃないんだなぁと感じたからなんです。大手企業に勤めている人もいれば、フリーランスで仕事をしている人もいたし、無職だけどずっと楽しそうな人もいた。楽しそうかどうかにキャリアなんて関係ありませんでした。 ところが私は……私の前職は看護師なんですけど……あの道は、学校に入学すると9割5分ぐらいは必ず看護師になるんです。就職活動もほぼない。しかも私は、小学6年生の頃からなんの疑いも持たずに看護師になるものだと決めていた。簡単に言うと視野が狭かったのだと思います。ところが、旅先でゲストハウスに行くといろいろな人がいて、様々な価値観があって、それが魅力的でした。 だから、前職をやめる時にもあまり悩まずにすんだのだと思います。 看護師の仕事そのものは楽しかったんですけど、シフトが出る、遊びや飲み会の予定を入れるという暮らしで。ある夜、飲み会終わりに終電に乗っていて、明日は仕事かぁ、こういう生活が30歳まで続くのかぁと想像したら急に嫌になっちゃったんですよ。その時にふと思い出したんです。そういえばゲストハウスにはいろいろな人が集まっていて、みんな楽しそうだったなぁ。まぁ、生きてくぶんにはなんとかなるでしょって(笑)。 <私はここですることがあるな>という予感。 移住を真剣に考えてらっしゃる方には、本当に申し訳ないんですけど、そもそ も私には住む場所へのこだわりが薄いのだと思います。旅と移住がほとんどイコールというか。それに、勢いで行動してしまうタイプでもありまして。気仙 沼へとつながる自転車での日本一周を決めた時もそう。 <仕事辞めよう、なに しよう、旅しよう>でしたから(笑)。 日本一周目指して自転車の旅に出た村松さん 自転車での日本一周は、仕事を辞めて、東京の友達の家に1ヶ月お世話になって、そこから北上していきました。 栃木通って、福島通って、気仙沼を通ってしばらくいて。そこからちょっと飛ばして青森に行って、北海道入ってぐるっとして、そこから1回気仙沼に帰ってきて。本当はそこから日本海側を南下していく予定だったんですけど、変更して岡山まで電車で行って、さきほどの岡山の『有鄰庵』さんで1ヶ月ぐらいヘルパーして、気仙沼に帰ってきました。 そうなんです。気仙沼には「帰ってきた」という感覚がありました。 先ほどのオヤツ食べたいぐらいの浅はかな「ゲストハウスやりたい」を聞いてくれた仲間とは、日本一周を始めた1ヶ月後ぐらいの、はじめての気仙沼で出会っているんですね。当時は、震災4年後ぐらいでしたから、業者さんも多くてホテルはどこもいっぱい。自転車旅に詳しい友人から、野宿はおすすめできないと紹介してもらったのが『ゲストハウス架け橋』でした。いまと名前は同じですけど、その頃はボランティアの方が主に宿泊されていました。旅を続けるなかで、気に入った街だと2週間ぐらい滞在したりもしたんですけど、なんなんですかね。なんで、気仙沼だったのか。 それはたぶん、『ゲストハウス架け橋』が魅力的だったというのではなくて、<あ、私はここですることがあるな>と感じたからだと思います。 それで、岡山から戻ってきたら、ボランティアの利用客の方が減ってきていて、これからどうしようという時期で。そのタイミングと私の「ゲストハウスやりたい」が、なぜかピタリとハマって現在に至るという感じです。 水出ない、トイレ流れない、めっちゃ寒い! そんな経緯で移住したのが、2015年の12月だったんですけど、正直言って、後悔ばかりでした。 何度も「横浜に帰りたい」と思いました。<なんでこんなに辛いの?><全然楽しくない!><やりたかったことと違う!>って。いえ、そもそも「ゲストハウスやりたい」が浅はかですから自業自得なんですけど、その頃は本当に逃げ出したくて仕方ありませんでした。 ひとり旅って、関わっているのが自分だけだから逃げ出せますよね?でも、『ゲストハウス架け橋』には関わってくれた仲間がいるし、クラウドファンディングもスタートするしで、私の勝手な言い分ですけど、まわりを固められた感がものすごくあって、逃げ出せませんでした。 でも、逃げ出せなかったから気づけたのが気仙沼の魅力でした。 感覚として、横浜にいた時は生かされていたと思うんです。24時間コンビニはあいてるし、テレビはいつでもつくし、水道の蛇口はひねれば水が出る。しかも私は、お父さんとお母さんに大切に育ててもらってきて、お金にも苦労せず、横浜でも新築の部屋にしか住んだことがなかった。自分で言いますね。育ちが良かった(笑)。 ところが気仙沼では、電気がつかないんです。ブレーカーを上げれば済む話なんですけど、育ちのいい私は、そのブレーカーを知らないっていう(笑)。ブレーカーだけならまだしも、水は出ないし、トイレも流れないし、めっちゃ寒いし。 そうなってはじめて頭を使うんですよね。家の外をまわって「あ、水って水道管があるから流れるんだ」と気づいて。でも、仕組みに気づいても水は出ないので、もうどうしようもなくて近所のじいちゃんを呼んでくるしかありませんでした。「お前、水抜きしたか?」と教えてもらえて、ようやく水が出たんです。 その時、<気仙沼では生きようとしないと生きられないんだ>と気づいたんです。しばらくは、いままで使っていなかった頭を使うのが苦痛だったんですけど、いろいろなことがわかってくるとおもしろくなって。ありがたいことに『ゲストハウス架け橋』の資金が集まって、建物は自分たちでリノベーションしようとなったんですけど、その頃には私、コンクリート打ちができるまでになっちゃいましたから(笑)。 ゲストハウス架け橋リノベーション時の様子 気仙沼の魅力のひとつに「人があたたかい」というのは多くの人が口にするし、私自身、何度、近所のじいちゃんばあちゃんに助けられたかわかりません。 その上で私が思う気仙沼の魅力があります。私、この町に来て、地域の人に否定されたことがないんですよ。「お前はなにをやってるんだ?」と怪しい目で見られたこともない。ゲストハウスなんて象徴的に怪しいと思うんです。住宅街にゲストハウスができる、誰が来るかわからないって、地元の方からしたらもう恐怖でしかないと思うのに、「よくぞ気仙沼に来てくれた!」だし、私のやりたいことを応援してくれるし、助けてくれる。迷惑かけてもそばにいてくれる。それって本当にすごいことだし、この町の素敵なところだと思います。 ひとつのことを続けるのが苦手だけれど……。 ゲストハウスにいると「地元の人ですか?」と、まるでテンプレートのように同じことを聞かれるんです。「違います」と答えると「どこから来たんですか?」「横浜です」「なんで移住してきたんですか?」「自転車で日本一周を……」という感じ。最初のうちは<なんで同じことを何度も答えないといけないんだろう?>と苦痛でした。 でも実は、話す相手によって会話って自由に広がっていくんですよね。移住に興味がある人もいれば、旅に食いつく方もいる。そのことに気づいてちゃんと頭を使って会話するようになってから、話をするのがおもしろくなったんです。同時に自分を見つめ直さざるをえなくもなりました。<なんで私は、ゲストハウスをやっているんだろう?><そもそも私ってどういう人間なんだろう?って。 実は、私にはずっと、コンプレックスがありました。それは、ひとつのことを続けるのがものすごく苦手ということ。 3年という単位で語られることの多い仕事も2年3ヶ月で辞めてしまったし、最初にお話した自転車で日本一周の旅も途中でやめている。じゃあ、そんな私でもずっと興味を持ち続けられていることはなんだと突き詰めて考えたら、人でした。私は、人が好き。人に興味がある。あぁ、だから誰かがやりたいことなら、誰かの頑張りたいことを応援する形なら続けられるんだって。 最近は、『ゲストハウス架け橋』内でやっている「絵本カフェ」(※子育てママの息抜きの場)をさらに発展させたことで、なにかできそうな気がしています。 私、小児科の看護師だったんですね。その頃は子どもが好きだと思っていたんですけど、本当はそうでもなかったんですよね、たぶん(笑)。好きじゃないというのではないんですけど、一番の興味がママたちにあったと最近気づいて。この子が泣かないでいられたらきっとママが喜ぶからというのが看護師時代の一番の興味だったし、やりがいでした。だから、「絵本カフェ」から広がるママさんのためのなにかには、ものすごく興味があるし、<自分にはきっとできることがある>という予感があります。 そうは言っても、「気仙沼の子育てを変えたい!」だとかの社会貢献を目指しているわけじゃないんです。どうもですね、「社会貢献」という言葉が自分にはピンときません。リアリティがない。もちろん、それができる人は本当に素晴らしいと思うんですけど、私はもっと近いというか、自分の声の届く範囲のことに興味があります。たとえば、うちで働いてくれてる女性が、知り合った当初は髪の毛もボサボサで2人の子どもを背負って、申し訳ないけど地味で暗かったんです。それが働くようになったら化粧もバッチリだし、生き生きとしていて元気で「誰?」というぐらい変わられたんですよ。そのママさんの変化を見た時に「これがしたい!」と思ったんです。 ゲストハウス架け橋と絵本カフェのスタッフみんなで撮った1枚 気仙沼はがんばってる人を応援してくれたり伴走してくれる人が、本当に多い町です。素晴らしいことだと思います。 でも、私は、そっちじゃないほうの人を応援したい。上にあがりたい人を引っ張っていくことは苦手だけれど、下に落ちそうな人をキャッチしてそれ以上落ちなくすることは、たぶん、向いていると思うので。がんばれなかったり、悪いことしちゃったり、怒られるようなことをしちゃった人でも必ず裏側には理由があるはず。そういう人たちに「この人だけは裏切らない」と思ってもらえる人になれたのなら……。 私自身も、日本一周だとかがんばれなかったことがたくさんあるけど、そういう自分も認めてあげることができるようになって、生きやすくなりましたから。
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【UIターンインタビュー】ビビビ×2回の直感で移住を決めました。
美味すぎるホタテの衝撃@人生初気仙沼。 私が生まれたのは静岡県の御殿場という町です。大きなアウトレットモールが有名なんですけど、大都会では全然なくて自然に囲まれた、いわゆる田舎でした(笑)。だから、都会の生活が合わなくて気仙沼移住を決めたわけではありません。じゃあ、なぜ移住したのかと考えると、「直感!」としか言えないんです。移住したのが23歳の時なんですけど、その頃もいまも「気仙沼のどこが好き?」と聞かれても、うまく答えられないんです。大好きなのに、うまく言葉にできないこの感じも、直感で移住を決めたこととつながっているのかもしれません。 気仙沼と私の一番最初のきっかけみたいなものならあります。それはですね、ホタテ(笑)。私、ホタテが大好物なんですけど、はじめて気仙沼を訪れた時に食べたホタテが、それはもうおいしくて、そのうえ、めちゃくちゃ大きかったのが衝撃的で。大学2年生の時でした。震災があったのは、中学3年生の時だったから、あの出来事から5年後ぐらいですかね。地元・静岡の大学の同級生が気仙沼出身で、彼女の実家などを訪ねたのが最初でした。 私が訪れたタイミングでも、地域の方は大変な思いをされていたはずです。でも、私の率直な感想としては、真っ暗で悲しい被災地感は一切なくて。ボランティアではなく、友達を訪ねた気楽さが大きかったのかもしれません。「気仙沼を町歩きする『ロールプレイング気仙沼』っていうイベントがあるからおいでよ」と友達が誘ってくれたんですけど、そのイベントが、それはまぁ素晴らしかったんです。気仙沼の前もうしろも上も下も全部見せるみたいなゲーム感覚で、たとえば市役所の通りの建物の壁にちょこんと古い自転車のマークが付いていることを発見できたり、気仙沼には商売をやっていないふつうの家にも歌舞伎の「中村屋!」みたいな屋号があることを知ったり。とにかく、楽しかったんですよね。しかも、大好物のホタテがおいしいっていう(笑)。 その時の私は、まさか4年後の自分が「移住」するだなんて考えてもいませんでした。 ないない尽くしの自分と2度目の気仙沼。 ちょっぴり時間軸が前後するのですが、大学生だった頃の私は、国際協力に興味がありました。気仙沼をはじめて訪れる前の大学1年生の夏には、発展途上国の人の助けになりたくてネパールへ行ったりもしたんです。でも、わりと早い段階で<国際協力の意義ってなんだろう?>と目的を見失ってしまいます。理由はふたつありました。 ひとつはイメージが全然違ったこと。ネパールの人は貧困に苦しんでいる、どうにかしなきゃぐらいの意気込みで向かったんですけど、現地の人たちはその環境でたくましく生きていたし、笑ってたし、のどかに生活していて、なんというか「平和」だったんですよ。なのに日本のシステムをこの国に導入してもネパールが日本化しちゃうだけなのではと、私は感じてしまったんです。 もうひとつは、ネパールでがんばっている日本の人たちの多くは、なにかしらの特技があったということ。「教育」だとか「農業」だとか「スポーツ」だとか。それに比べて自分はなにもないなぁって。特技もない。特技はおろかできることもない。好きなことも、趣味もない。ないない尽くしの自分……。 ネパールで国際協力の意義を見失い、自分自身のなにもなさに落ち込んだ私は「よし、もっと勉強しよう!」とインドに留学します。でも、一緒なんですよね、場所を変えたって。インドでも続く<はぁ……>という、ため息がちな日々。いま振り返ると、世界は私には大きすぎたのだと思います。 でも、不思議だったのは、インドでため息をついていると、「日本に帰りたい」じゃなくて「気仙沼に帰りたい」と感じている自分がいたことでした。そんなタイミングで例の友達が「今度また『ロールプレイング気仙沼』をやるよ」と教えてくれたんです。「あ、行く行く」と即答した私。だって、あのおいしいホタテも食べれるじゃんという軽いノリでした。 それで、帰国して1週間もたたないうちに2度目の気仙沼を訪れたんですけど、「おかえり」と1度目の時に会った人たちに言われるのが、なんだか心地よかったんです。私も「ただいま」という感覚がすごくあって。 その頃からですかね。遊びに来るのではなく<どうやったら気仙沼に移住できるんだろう?>と漠然と考えるようになりました。 気仙沼で子どもを育てたいという直感。 移住への大きなハードルのひとつは「仕事」だと思います。私の場合も、そこは悩みました。悩んだというか、気仙沼移住うんぬん以前の話で<やばい。春から大学4年生だ><なのに、なんのビジョンも固まってないぞ、私>と焦りまして(笑)。ただ、このまま、就職時期だからという流れのままに就活するのだけは絶対にダメだと感じていました。 そんなタイミングで出会ったのが、その後、大学を1年間休学してインターンさせていただく「まるオフィス」です。気仙沼の唐桑地区というところの“まちづくり団体”なんですけど、ネパールで感じた違和感とは、まったく逆の活動をしていることにワクワクさせられたんです。ネパールでの私の自己嫌悪は、ざっくり言うと<よそ者が外国でなにをできるっていうんだ?>という無力感でしたけど「まるオフィス」の人たちだって、県外からの移住者というよそ者だったのに、地域に根付いてこの町を活性化させようとしている。ビビビときました。すごい。勉強したい。そう思いました。 気がつくと私は、「なんかすごいと思ったから。なんかみんながキラキラしてて勉強してみたいと思ったから。インターンさせてください!」と初対面にもかかわらずスタッフの方にお願いしていたんです。我ながら、「なんか」ってなんだよと(笑)。でも、懐の大きい「まるオフィス」は、私を2017年度のインターン生として受けれてくださって。 インターンでの学びは大きいものでした。さっき、ないない尽くしで「好きなものがない」なんて言いましたけど、そうでもなかったなぁと、いま話していて思い出したのは、昔から子どもが好きだったということ。 たとえば、「まるオフィス」主催の子どもたちの漁師体験というプログラムをお手伝いした時のこと。震災後の気仙沼では「海が怖い」という子どももいたんですけど、漁師体験のプログラムのおかげで海に行けるようになったり、魚に触ったこともなかった子がうれしそうに魚をつかんで笑ったりしていたんですね。それでまた、そういう体験を通して「自分たちの町にはなにもないと思ってたけど、すごいものがいろいろあるとわかりました」なんて地元の子どもたちが発表する場面に居合わせることができて。<すげぇ!>と思いました。この子たち、すげぇって。そして、こういういい子を家族という単体だけではなく、地域で育てようとしていることにも感動したんです。 気仙沼市唐桑地域で参加した子どもたちとの畑の収穫イベント まるオフィスが取り組む中高生向けの地域学習にもスタッフとして参加 その時ですかね。直感的に気仙沼への移住を決めたのは。自分の子どもは絶対にここで育てようと、理屈じゃなく心が決まりました。 とはいえ、そこから大学を1年間休学して唐桑でインターン生活をしている間は、勉強なんてもちろんしていないし、就職への焦りはずっと続いていました。 移住以前と以後で私は変わった? いまの私は、「みらい造船」という気仙沼の造船業会社5社などが合併した会社に勤めています。 実は、大学5年時の就職活動で、親の勧めるままに気仙沼市役所を受けて、あっさりと落ちまして(笑)。勉強してないわ、エントリーシートを出すのが2週間前だわで、そりゃあ落ちて当然でした。 でも、落ちたのがよかった。本当によかった。まさに市役所を落ちたそのタイミングで「会場は仙台なんだけど、気仙沼の企業の合同就職説明会をやるからおいで」と「移住・定住支援センター MINATO」から情報をもらえたんです。 その会場のとあるブースで出会ったのが「みらい造船」でした。社長と一緒に来ていたある男性社員は、「俺、マジでこの仕事に誇りを持ってるんだよね!」と熱く楽しそうに話してくれて。ビビビときました。かっこいい。造船のことなんてまったく知らなかったけど、そう感じました。「まるオフィス」の時と同じような直感で、「すみません。この場で面接してください」と社長にお願いをして、運よく採用していただいて現在に至るという感じです。 移住ってどういう経験なんでしょうね? なぜ移住したのかという理由に関しては、やっぱり直感としか言えないんですけど、「移住という経験」ならば、移住以前と以後の私は大きく変わったように感じています。 以前の私は<いい子でいなきゃ>と考えていたんです。まわりの友達から「明るいね」とか「いつも元気だね」と言ってもらえて、そのイメージに応えようとして、落ち込んでいる時でさえ無理に笑っていた自分。 なのに、「みらい造船」のいまの仕事では、<嫌われてもいい!>ぐらいの勢いで生意気なことを言ってるんですよ。複数の会社が寄り集まって「みらい造船」になったので、守らなければいけない伝統ももちろんあるけど、変わらなきゃいけないところもたくさんある。そこに気づけるのは、私たち若手だと思っているので。気仙沼は漁師さんの町で、漁師さんを支えるのが造船の仕事。だったら、この会社は残さなきゃいけない。だって、気仙沼に必要なんですもん。しかも、私自身の願いも、気仙沼にずっといたいし、子どもを産んでこの場所で育てたい。だから<いい子でいなきゃ>モードなんて、どうでもいい。 「みらい造船」って、職人さんもカッコいいんです。70歳をすぎたぎょう鉄(鉄板を曲げること)の職人の親方は「いまの時代は指先ひとつで機械を使って人をダマす。オレオレ詐欺とかもそうなんだろ? でもな、いくら機械化が進んでも俺たちのこの指がなきゃ、曲げはできねぇ」なんて、さらっと言うんですよ。本当にかっこいい。 いま、もうひとつ思い出しました。最初に「気仙沼のどこが好き?」と聞かれてうまく答えられないと言いましたけど、気仙沼にはかっこいい大人が多いです。そこが好き。漁師さんも職人さんも、「まるオフィス」の先輩も、ふつうに町で出会った人のなかにも、男も女も関係なく、かっこいい大人が本当に多い。 そういう人生の先輩たちとの出会いのおかげで、私は気仙沼に移住を決めたのかもしれません。
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【11月30日 開催】気仙沼を元気にする会
\気仙沼のいまを知り、かかわり続けたい方へ/ 東日本大震災以降、関東在住の気仙沼出身者を中心に、ふるさと気仙沼を盛り上げようと立ち上がった「気仙沼を元気にする会」をご存知ですか? その第11回目となる「気仙沼を元気にする会」の次回開催日が決まりました! 今の気仙沼には若い移住者が増えている、それはなぜか?そんな気仙沼で起きている新しいチャレンジ、人が育つ仕組みとは? 今回は我々MINATOも関わらせて頂き、新しく起こっている今の気仙沼の取り組みをご紹介させて頂きます! 気仙沼出身者はもちろん、 ・里帰りでよく気仙沼に行っていた ・気仙沼にいったことがある ・気仙沼に家族のような繋がりのある人がいる ・ずっと気になってたけど行けていなかった ・・・など 気仙沼に少しでも想いがあり、関わり続けたいという方はぜひ足をお運びください! <イベント概要> *日 時 :11月30日(土) * 時 間:11:00~14:30 * ゲスト:インビジョン株式会社 小山晃宏/ 気仙沼市移住・定住支援センター MINATO 加藤拓馬/加藤航也/加藤広大 *タイムスケジュール 10:30~ 受付開始 11:00~12:15 ゲストの話 12:20~14:30 懇親会と気仙沼市長の話(懇親会は立食と飲食付きです) *会 場:銀座ライオン大手町ファーストスクエア店 住所 東京都千代田区大手町1-5-1大手町ファーストスクエア地下1階 Tel.050-5269-7101 *会 費:一般 5,000円 学生 2,000円 *お申し込み:こちらの「気仙沼を元気にする会」公式HPよりお申し込みください。 *主 催:気仙沼を元気にする会実行委員会 *共 催:気仙沼市移住・定住支援センターMINATO/一般社団法人気仙沼サポートビューロー
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【募集締め切りました】11/23〜24開催 三陸情熱 縁結び大作戦〜石巻・女川編〜
定員に達しましたので、募集を締め切らせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。 「移住体験恋活」ツアー♡開催します! 県・三陸沿岸部の移住定住を応援するチーム「三陸情熱界隈」(さんりくじょうねつかいわい)が、あなたの恋活をプロデュース&サポート。 県・三陸沿岸の海街を観光気分で巡りながら地元男性と出会う、一泊二日”地域交流”がテーマのツアーです。 現在、地域外から参加していただく女性を最大20名まで募集中です! 今回は石巻・女川編!「食」も「自然」も楽しめる秋の東北を満喫しながら、事務局が推薦する各地域イチオシ!誠実さがウリの地元男子たちと出会ってみませんか? 恋から始まる移住も全力サポート致します。まずはお気軽にお問合せくださいね! イベント詳細については三陸情熱界隈公式HPをご覧ください。 【開催日時】2019年11月23日(土・祝)、24日(日) 【集合】11/23(土・祝) 11時30分 JR石巻駅 【解散】11/24 (日) 17時 いしのまき元気いちば 【参加費】 8,000円(税込)(現地までの往復交通費、宿泊費、体験費、食費すべて含む) 【旅程】 ●1日目(石巻と女川)オリエンテーション、自己紹介交流タイム、スペインタイル作り、フリータイム、夕食 ●2日目(石巻・半島部)朝食、焚火と漁業のバーベキューランチ、フリータイム、マッチングタイム ●参加条件※女性限定※ 20歳~45歳までの未婚者および、現在恋人がいない女性 ●参加申し込みこちらのお申し込みフォームからお申し込みください。
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日本初!半島同盟「日本の半島のお酒と料理を楽しもう!鎌倉で宮城・鹿児島の半島グルメを食べ比べ!」
今週末は鎌倉で唐桑半島(宮城県気仙沼市)と大隅半島(鹿児島県錦江町)の2半島が「食」で3番勝負をします! 1番勝負 地域代表の魚 2番勝負 地域が誇る加工品 3番勝負 郷土を感じるデザート そしてそして!錦江町からは焼酎、気仙沼市からは日本酒をお持ちします! 噂によると気仙沼からは美味しい鰹を持ってくるとか(小声) 美味しいご飯、お酒を楽しみながらぜひ半島の魅力を語らせてください!(笑) まだまだ参加可能なので「週末の予定まだ決まってない!」というかたも、「何がなんでもスケジュール調整して行きたい!」という方にもお会いできることをおまちしています! 開催日時2019年09月28日(土)17:00-23:00 *入退場自由、お好きな時間帯にお越しください。 タイムスケジュール ・17:00〜19:00 調理タイムゆるやかに料理をしながら一緒にお酒を飲んで語りましょう!魚も捌きますのでお楽しみに! ・19:00〜21:00 実食タイムそれぞれの地域の料理を楽しんでいただき、どちらの半島に魅せられたか挙手による投票を行います!冒頭に半島の概要もお伝えするピッチも行います! ・21:00〜23:00 まったりタイムあとはクローズまでまったりと談笑しましょう!個人的に聞きたいことや、実際に行けるスケジュールなど自由に組んでいただければと思います。地酒も持って行きますので、ぜひご堪能ください! ・23:00 クローズ参加費1時間 1000円(ハイボール飲み放題)*飲食物の持ち込み可 開催場所 まちの社員食堂https://goo.gl/maps/znskuLkgaGLdXgzq6JR鎌倉駅西⼝徒歩2分 今回は、まちの社員食堂 1日ハイボールバー タイムカードのイベントになります。 鎌倉の「まちの社員食堂」通常は鎌倉で働く人だけが使える社員食堂ですが、土曜日の夜だけ、誰でも立ち寄れるタイムカードハイボールバーになります。(1時間1000円でハイボール飲み放題)半島同盟とは今回の地域のタイムカードには、能登半島(石川県七尾市)大隈半島(鹿児島県錦江町)尾崎半島(岩手県釜石市)唐桑半島(宮城県気仙沼市)の4地域から、「大隅半島」「唐桑半島」が参加します!
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【8月16日〜25日 開催】2019 Summer 課題突破ワークキャンプ vol.1
この夏出逢う人が人生を変えてしまうかもしれないという予感。 〜 課題突破ワークキャンプ(通称TOPPA)って?? 〜 男女10人で10日間共同生活をしながら日中は畑を耕したり、空き家のリノベーションをしたり、地元住民からの依頼(ワーク)を受けます。 〜 ワークは社会問題のド真ん中 〜 空き家問題、担い手不足、少子高齢化、地元住民の新しい挑戦自分たちにできることは何か? 課題を見つけ 解決できることが最重要スキルになってきている世の中で、ワークキャンプは自分たちで課題を発見し、考えを深め、行動に移す実践型のプログラムです。 社会問題、自分自身に向き合い続ける日々になることでしょう。 〜 地元住民からのワーク報酬は『米』 〜 ボランティアからの脱却、信用経済への変遷と世の中が激動している日々で、自分たちが汗水流して行うワークの価値とは何か。 ワークの依頼人からの報酬は『米』です。この米を仲間と一緒に食べるもよし、最終日の夜地元の方々を招いて振る舞うもよし。仲間たちと一緒に考え、使って欲しいです。 〜 仲間との共同生活 〜 同じ屋根の下で同じ釜の飯を食って、ともに汗を流しあった仲間は切っても切れない絆が自然と生まれてきます。 空き時間は海へ泳ぎに行こうか、それとも釣りをしようか。漁師体験をしたり、夜は拠点に地元住民が遊びにきてくれるかも。 今年はいつもの夏とは一味も二味も違うものになります。 〜 Schedule 〜 7月いっぱい 参加者〆切 7月7日(日) 第1回参加者オリエンテーション@都内某所 7月下旬 第2回参加者オリエンテーション@都内某所 8月16-25日 課題突破ワークキャンプ 本番 9月以降 振り返り会@都内某所 〜 実施詳細 〜 【実施期間】2019年8月16日(金) - 25日(日) 【場所】 宮城県気仙沼市唐桑町 【参加費】合計:24,000円内訳:滞在費(宿泊・光熱費)2,000円/日食費(自炊)5,000円保険代1,000円 【主催】 気仙沼市移住・定住支援センターMINATO 【連絡先】 担当 加藤広大info@minato-kesennuma.com 0226-25-9119(MINATO窓口) 参加かするかまだわからないけれど、興味があるからもう少し詳しく話をききたいという方もお気軽にご連絡ください! メッセージ、オンライン通話にてご対応させていただきます。
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気仙沼Uターンマイプロバス2019参加者募集のおしらせ
気仙沼で高校生活を過ごした大学生&新人社会人のあなた!東京→気仙沼 無料バス「気仙沼Uターンマイプロバス2019」参加者募集 気仙沼で青春時代を過ごした同世代とともに楽しく帰省し、地元の高校生の心に火を灯しませんか? 東京から気仙沼まで楽しくおトクに帰省する、気仙沼に縁ある学生対象のプログラム! その名も「気仙沼Uターンマイプロバス」! 東京・仙台からの片道バスの乗車はなんと無料(タダ)! ただし! 乗車には条件があります。 それは、この夏から始まる「気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード」、そのスタート合宿のマイプランブラッシュアップ会に参加すること。 親でも先生でもないちょっと先を行く先輩大学生の存在が、高校生を勇気づけ、自信をもって本番を迎える後押しができます。 アワード当日の夕方には、震災後気仙沼に移住してきたチャレンジャーや地元の若手経営者とのトークセッションも準備しています! 夏休みの帰省にあわせて、気仙沼Uターンマイプロバスを活用しちゃおう! 得られる5つの出会いと経験 本気のチャレンジをしようとする気仙沼の高校生との出会い 多様な出会いを通じてジブンの人生に向き合う経験 気仙沼に縁ある同世代の想いある新しい仲間との出会い 気仙沼の教育を動かす教育イノベーターとの出会い 気仙沼で活躍するかっこいいロールモデル社会人との出会い 【概要】 《日にち》2019年8月8(木)〜10日(土) 《集合時間・場所》東京組:8月8日(木) 20:00 東京駅付近(詳細の集合場所は、参加決定者に後日ご連絡します。)仙台組:8月9日(金) 早朝(場所と時間は未定です。参加決定者に後日ご連絡します。) 《行程》 ・8月8日(木)夜 東京駅集合・オリエンテーション→東京発 ・8月9日(金)朝 仙台経由→気仙沼着朝食・自由時間午後 MINATOワークショップ(仮)夕方 高校生合宿に参加して、高校生のマイプロジェクトのブラッシュアップに協力 ・8月10日(土)午前 高校生のプレゼン見学、午後 市役所訪問・市のまちづくりの近況報告夕方 地元経営者とのフリートーク・セッション(ワーク ショップを通して対話)※その後、地元経営者を懇親会も実施予定です。 《対 象》東京/仙台在住の気仙沼出身大学生/専門生・若手社会人 《参加費》無料 ※ただし、その他食費・(ホテル等に泊まる場合は)宿泊費・市内での移動費は自費でお願いします。 《定員数》15名 《主 催》気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード実行委員会 《共 催》気仙沼市移住・定住支援センター MINATO 《協 賛》(順不同・敬称略)株式会社気仙沼観光タクシー --- ※気仙沼の高校生マイプロジェクトアワードとは: 高校生が「気仙沼のために何かチャレンジしてみたい!」という自身の想いを形にして実践してみる半年間の企画です。夏の合宿から始まり、年末には市長はじめ市民100名以上の前で成果を発表します。(主催:気仙沼市 協力:同実行委員会) ====================================================================== 【お申し込み】 お申し込みはこちらの申し込みフォームよりお申し込みくださいませ。 プログラムに関してのお問い合わせは、以下へご連絡くださいませ。 問い合わせ先:気仙沼市移住・定住支援センター MINATO TEL:0226-25-9119 E-mail:info@minato-kesennuma.com ====================================================================== 昨年度の活動をまとめた「気仙沼UターンマイプロバスCM」を作成しました! 動画はこちらからご覧頂けます。
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【6月29日開催】大学生限定!東京のけせんぬま会~夏の気仙沼の話をしようじゃないか~
気仙沼って、実は夏が熱いんです。 クーラー要らないくらい涼しいけど、でも、熱いんです。 どう熱いかっていうのは、来たらきっと分かるはず。 例えば、ゲストハウス架け橋では、こんな事を考えていたり…「『きっかけ食堂×ゲストハウス架け橋コラボツアー』〜食・学び・観光まるごと詰め込んだ気仙沼を堪能しよう〜」 ■日時 第1ターム:8月30日(金)〜31日(土) 1泊2日 第2ターム:9月6日(金)〜9月7日(土) 1泊2日「『気仙沼で過ごす非日常ツアー』~あなたの「非日常」を「日常」に~」 ■日時 2019年9月9日(月)~2019年9月12日(木)3泊4日 例えば、底上げでは、こんなことが行われていたり… SOKOAGE CAMP 他にも、たくさんの夏のイベントがあります。ちょっとでも気になった方は、ぜひ来てください。 来る前に、どれだけ熱いかをじっくり説明する場を作りました。気仙沼で楽しいことしてる、20代30代を連れていきます。 後半には美味しいご飯も待っています。 夏休みどう過ごそうかな、ワクワクすること何かないかな?と思っている方、どうぞお気軽に! お申込みは、こちら ~概要~ □ゲスト:村松ももこ氏・木原葵氏(気仙沼ゲストハウス架け橋)横山沙織氏・成宮崇史氏(認定NPO法人底上げ)加藤拓馬氏・根岸えま氏(一般社団法人まるオフィス) □日時:令和元年6月29日(土) 18:00~21:00 □場所:東北酒場トレジオンポート〒107-0052 東京都港区赤坂3-12-18 第8荒井ビル2F □定員:40人程度 □参加費:3500円 □タイムライン: 17:30 開場 18:00~19:00 夏の長期滞在型プログラム紹介コンテンツ 19:00~21:00 交流会 □問い合わせ先 気仙沼市移住・定住支援センター MINATO TEL:0226-25-9119 MAIL:info@minato-kesennuma.com