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【開催レポート】けせんぬましごとカフェvol.6 in 仙台
「けせんぬましごとカフェvol.6 in 仙台」を開催しました。 けせんぬましごとカフェとは、気仙沼の仕事にまつわるあれやこれやを、ざっくばらんに聞けるカフェのこと。 合同企業説明会でもない、企業面談でもない場で、気仙沼の企業のこと、そこで働いているひとたちのことを知ってもらおう、と企画しました。 ●開催概要● ・日にち 2018年6月16日(土) ・時間19:00~21:00□場所ソシラボ(宮城県仙台市青葉区一番町2丁目2-8 IKIビル10F) ・参加費:無料 ・服装:自由 <当日のスケジュール> 19:00~ オープニング 19:20~ 企業説明 19:40~ トークセッション「気仙沼で三年働いてみた件について」 20:30~ 感想シェア 20:45~ 気仙沼の暮らし紹介。まずスタッフ含め参加者全員で自己紹介した後は、本日来ていただいたゲストの企業紹介です。本日参加いただいたゲストはお二人 ▷アーバン株式会社 鈴木惇也さん(左)気仙沼の冠婚葬祭の会社「アーバン株式会社」で働き始めて3年です。 震災後に仙台で働きましたが、Uターンして地元で働いています。 ▷アンカーコーヒー 千葉祐子さん(右)気仙沼のコーヒーショップ「アンカーコーヒー」で働き始めて3年目です。 東京で就職し働いていましたが、Uターンして地元で働いています。 次に、トークセッション「気仙沼で3年働いてみた件について」を行いました。 気仙沼、今の会社を選んだ理由や、仕事や暮らしの中で実感した難しいところ悩んだこと、プライベートの過ごし方や、これからやってみたいことなど様々な項目について、リアルな意見が飛び交いました!気仙沼あるあるに笑いが起きる一面も。楽しいトークセッションの時間はあっと言う間にすぎました。 お二人の話を伺った後は、ゲストも混じりグループに別れて感想シェアをしました。自分が感じたことや、聞いていて新たに沸いた疑問など、わいわい盛り上がり、最後には全体で感想シェアをして、けせんぬましごとカフェvol.6 in 仙台は幕を閉じました。 ▷参加者の声 ・お二人ともフランクにお話しくださったので、とても楽しんで参加できました。 ・来て良かった・全く違うジャンルで働いている人に話を聞くのがとても面白かったです。お二人とも今のお仕事への愛が感じられました。また機会があったら来たいです!! ・気仙沼やっぱ好きです。 ・とても楽しく勉強になりました!!ありがとうございます!元気もらえました!・楽しかったです! ・参加して良かったです!ありがとうございました! ・気仙沼の生活が色々知れてとても楽しかったです。ありがとうございました
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【新月中学校総合学習】大学生に向けた「思わず移住したくなる気仙沼紹介」
「気仙沼ってカッコいいじゃん!」 「行ってみたいかも!」 これを読んだ人がそう思えるような、気仙沼で活躍しているカッコいい人を紹介します。 「俺たちがいるぜ~一歩踏み出せば変わる町~」 ◎志田淳さん 一人目は志田淳さんです。 淳さんは、デザイナーとシェアオフィスのコミュニティマネージャー、ラジオDJとして働いています。 気仙沼出身で東京の大学に出た後、気仙沼に戻ってきました。いわゆるUターンです。 一見、何もないようにも思える気仙沼で淳さんが働いている理由。それは“仲間”です。 「気仙沼には、この町を盛り上げるために働く仲間であふれている。」とおっしゃっていました。 そんな仲間と一緒に働くことこそが、淳さんが今、楽しいと思えることだそうです。でも、同じ仕事仲間って少ないでしょ?と思いませんか?気仙沼では『同じ仕事仲間』という、仕事の壁がないのです。つまり、気仙沼を造り上げるすべての仕事が町をよくする一つの仕事として成り立っています。 さらに、淳さんにはこれから挑戦したいこともあるそうです。それは、「映画祭」と「Tシャツ作り」です。気仙沼の防潮堤には震災の記憶がたくさん眠っていますが、その防潮堤をスクリーンにし、映画を流す「映画祭」をやりたいとおっしゃっていました。また、各企業のロゴを作って、Tシャツにし、小さいところからおしゃれにしていきたいと考えています。今あるものを生かしておもしろくしていく、これが淳さんの考えです。気仙沼はこれから、もっともっと楽しくなります。あなたも気仙沼で、一歩を踏み出して見ませんか? 「気仙沼の海で働けることがしあわせ」 ◎千葉正人さん 二人目は千葉正人さんです。 気仙沼出身の正人さんは今唐桑で漁師として働いています。漁師になる前はマグロ船の事務員をしていました。そのときから漁業をする人がだんだん減っていくと思い、漁師になったそうです。正人さんは同職業の仲間といつも一生懸命に仕事に専念しています。 そんな正人さんには大きな夢があります。それは民宿を開くことです。なぜなら、正人さん自身が採った海産物をお客様に提供して喜んでもらいたいからだそうです。 そんな自分の仕事に誇りをもち、一生懸命仕事に取組む正人さんはとてもかっこいいです! Q.気仙沼のどんなところがすきですか? A. きれいな海で仕事ができることです。 Q. 言われてうれしい言葉はなんですか? A .「海がすき!」ですね。 気仙沼市には、このように魅力的な人がたくさんいます。そして、色々な事にチャレンジしようとしているひとたちがいます。 この通り、気仙沼にはチャレンジできることがたくさんあるし、それに挑戦している魅力的な人たちが気仙沼にはたくさんいます。このような気仙沼の良さに惹かれて人々が集まるのだと思います。
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【11月23日開催】三陸ミートアップ
東北・宮城の三陸沿岸部。 震災から7年が経過した今、石巻市、気仙沼市、南三陸町、女川町が連携し、プロモーション活動を開始します!地域を超えて、移住やチャレンジを応援するチーム「三陸情熱界隈」。 “ガンガンいこうぜ”のコンセプトのもと、2018年11月1日より、いよいよ始動します!。 ○三陸情熱界隈とは? 宮城県沿岸部の気仙沼市、南三陸町、女川町、石巻市の4地域による連携プロモーションを行う連合チーム。「沿岸部の今」に焦点をあてた港町らしい元気の良さを伝えるため、映像・ロゴ・同一のグッズ等の作成を行い、移住フェアなどのイベントで沿岸地域としてのブランディングとプロモーションをしていきます! ○リリースイベント「三陸ミートアップ」開催 4自治体のメンバーが集う「三陸ミートアップ」と称し、ゲストにPR映像の出演者でもある、株式会社 男山酒造の菅原大樹氏(気仙沼市)、合同会社でんでんむしカンパニーの中村 未來氏(南三陸町)、認定NPO法人カタリバの多田 有沙氏(女川町)、カレー屋DISCOの園田氏(石巻市)らを招いて、三陸情熱界隈をPR。 主な対象は都内近郊のUターン・Iターンを考える20代〜40代の方で、ゲストクロストークのほかに、「三陸縦断ウルトラクイズ」、各地域のローカルベンチャー紹介など、盛りだくさんの交流イベントを行います。 また、PR映像もこちらのイベントで公開されます。 4地域でチャレンジする若者に出演していただき、女性スカバンド「オレスカバンド」の楽曲「Carry on!」に合わせたPR映像を作成。鑑賞した人にポジティブな感動を与えられるミュージックビデオのような映像作品となっています。 ぜひ、ご参加ください! 日時 : 2018年11月23日 13:00 ~ 16:00 会場 : 麻布十番 ITALIAN LOUNGE PACE 東京都港区南麻布1-5-4 NKCビルB1F 地下鉄南北線・大江戸線「麻布十番駅」1番出口より徒歩3分 入場無料 参加申込 : http://urx.red/N9rK または下記代表事務局まで ○主催 三陸情熱界隈 (一般社団法人ISHINOMAKI2.0、特定非営利法人アスヘノキボウ、南三陸町移住支援センター、気仙沼市移住・定住支援センターMINATO) ○協力 宮城県、気仙沼市、南三陸町、石巻市、女川町 ○代表事務局 一般社団法人ISHINOMAKI2.0 (担当 : 矢口) TEL : 0225-90-4982 FAX : 0225-90-4983 Email : info@ishinomaki2.com
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気仙沼Uターンマイプロバス2019参加者募集のおしらせ
気仙沼で高校生活を過ごした大学生&新人社会人のあなた!東京→気仙沼 無料バス「気仙沼Uターンマイプロバス2019」参加者募集 気仙沼で青春時代を過ごした同世代とともに楽しく帰省し、地元の高校生の心に火を灯しませんか? 東京から気仙沼まで楽しくおトクに帰省する、気仙沼に縁ある学生対象のプログラム! その名も「気仙沼Uターンマイプロバス」! 東京・仙台からの片道バスの乗車はなんと無料(タダ)! ただし! 乗車には条件があります。 それは、この夏から始まる「気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード」、そのスタート合宿のマイプランブラッシュアップ会に参加すること。 親でも先生でもないちょっと先を行く先輩大学生の存在が、高校生を勇気づけ、自信をもって本番を迎える後押しができます。 アワード当日の夕方には、震災後気仙沼に移住してきたチャレンジャーや地元の若手経営者とのトークセッションも準備しています! 夏休みの帰省にあわせて、気仙沼Uターンマイプロバスを活用しちゃおう! 得られる5つの出会いと経験 本気のチャレンジをしようとする気仙沼の高校生との出会い 多様な出会いを通じてジブンの人生に向き合う経験 気仙沼に縁ある同世代の想いある新しい仲間との出会い 気仙沼の教育を動かす教育イノベーターとの出会い 気仙沼で活躍するかっこいいロールモデル社会人との出会い 【概要】 《日にち》2019年8月8(木)〜10日(土) 《集合時間・場所》東京組:8月8日(木) 20:00 東京駅付近(詳細の集合場所は、参加決定者に後日ご連絡します。)仙台組:8月9日(金) 早朝(場所と時間は未定です。参加決定者に後日ご連絡します。) 《行程》 ・8月8日(木)夜 東京駅集合・オリエンテーション→東京発 ・8月9日(金)朝 仙台経由→気仙沼着朝食・自由時間午後 MINATOワークショップ(仮)夕方 高校生合宿に参加して、高校生のマイプロジェクトのブラッシュアップに協力 ・8月10日(土)午前 高校生のプレゼン見学、午後 市役所訪問・市のまちづくりの近況報告夕方 地元経営者とのフリートーク・セッション(ワーク ショップを通して対話)※その後、地元経営者を懇親会も実施予定です。 《対 象》東京/仙台在住の気仙沼出身大学生/専門生・若手社会人 《参加費》無料 ※ただし、その他食費・(ホテル等に泊まる場合は)宿泊費・市内での移動費は自費でお願いします。 《定員数》15名 《主 催》気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード実行委員会 《共 催》気仙沼市移住・定住支援センター MINATO 《協 賛》(順不同・敬称略)株式会社気仙沼観光タクシー --- ※気仙沼の高校生マイプロジェクトアワードとは: 高校生が「気仙沼のために何かチャレンジしてみたい!」という自身の想いを形にして実践してみる半年間の企画です。夏の合宿から始まり、年末には市長はじめ市民100名以上の前で成果を発表します。(主催:気仙沼市 協力:同実行委員会) ====================================================================== 【お申し込み】 お申し込みはこちらの申し込みフォームよりお申し込みくださいませ。 プログラムに関してのお問い合わせは、以下へご連絡くださいませ。 問い合わせ先:気仙沼市移住・定住支援センター MINATO TEL:0226-25-9119 E-mail:info@minato-kesennuma.com ====================================================================== 昨年度の活動をまとめた「気仙沼UターンマイプロバスCM」を作成しました! 動画はこちらからご覧頂けます。
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【10月19日(土)開催】”しごとバー”もやもや?婚活ナイト
昨年タッグを組んだ三陸沿岸地域によるチーム”三陸情熱界隈”。 このチームで【三陸情熱縁結び】という、首都圏の女性を対象としたいわゆる「婚活ツアー」を開催することとなりました。 そこでわたしが一肌脱ごう!と立ち上がったのが、我らがMINATOスタッフ千葉可奈子こと「かこねぇ」! 1000人の男を見た婚活経験者、そして東京から気仙沼へのUターン。 あれから〜・・そして今思うこと、かこねぇがしごとバーもやもや?婚活ナイトで語りますっ! 結婚、仕事、暮らす場所、モヤっとしている人ぜひどうぞ! ワイワイ楽しくぶっちゃけガールズトークをしながら一緒に飲みましょう♪ *しごとバーとは・・・ いろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きし、お酒を飲みながら、ゲストと一緒に会話するイベント。求人サイト「日本仕事百貨」が運営しています。一人で参加する方ばかりなので、気になるテーマやゲストがいたら、ぜひお気軽にご参加ください。 【日時】 2019/10/19 (土)20:00 開始 ※イベントのメインは22:00まで ※お店自体は24:00まで営業しています ※22:00以降、ゲストさんのお帰りの時間はお任せしているので、遅くまで残って飲んでいる可能性があります。間に合わないと諦めず、ぜひお気軽にお越しください。 【会場】 135-0022 東京都江東区三好1-7-14 リトルトーキョー清澄白河駅A3出口より徒歩3分 【参加費】1ドリンク以上オーダー詳細についてはこちらをご覧ください。
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【UIターンインタビュー】仙台と気仙沼。複数拠点で「暮らすように、働く」
複数拠点、複数ワークという生き方 移住だけが大好きな町との関わり方ではない。所属や場所に捉われることのない自由な働き方。そうした生き方のなかで、気仙沼という町に関わり、次第にその濃度が濃くなっていく。それも町の魅力化につながる。 宮城県仙台市出身の江川沙織さんはそんな生き方を通じて気仙沼に関わっている一人だ。住まいは仙台市。仕事は気仙沼市に拠点を置く認定NPO法人底上げ、そして岩手県で活動するNPO法人wiz.で、それぞれプロジェクトに関わっている。 気仙沼では地域の高校生と大人の対話の場作りや、東北の高校生が渡米し、地域貢献とリーダーシップについて学ぶプログラムのサポート、そして岩手県では大学生の実践型インターンシップのコーディネーターのサポートや、地域おこし協力隊の活動支援などを行う。それ以外にもプロジェクトベースでの仕事も多いという。 「ふだんは家で仕事するか、近くのカフェで仕事することが多いですね。ミーティングもオンラインでやれますし、パソコンがあればどこでも仕事ができてしまうので。必要に応じて数日間から1週間、2週間など現地に滞在して仕事をするという暮らしを送っています」 ちなみに、取材時の前後のスケジュールを伺うと、4日間ほど気仙沼に滞在し、そのまま岩手に移動して1週間ほど滞在する予定だという。なんともハードなスケジュールのようだが、江川さん本人はどこ吹く風。「それぞれしばらくぶりの現場で、会いたい人たちにも会えるので楽しみで仕方ないですね」と充実感をにじませている。 気仙沼滞在時は認定NPO法人底上げが管理するシェアハウスで過ごす 震災後、Uターンした東北で感じた「明るい兆し」 幼少期から過ごしてきた仙台は「イベントやアート、音楽などはほとんどが東京でやられていて。なにもない町と感じていた」という。大学進学とともに故郷を離れ、関東へ。卒業後は、金融機関で働いていた。しかし家族の介護をきっかけに地元仙台へのUターンを考えていた矢先、東日本大震災が故郷を襲った。幸い江川さんの実家は無事。家族とも震災の翌日には連絡がついた。その後、仕事を退職し、4月末には実家に引っ越した。金融機関でのキャリアを生かし、被災地各地で震災復興に取り組むNPOや市民活動のサポートを行う財団法人で活動を開始した。 震災復興に取り組む団体が直面する最大の課題が財政面でした。国内外から集まる寄付などの受け皿となり、支援団体へとつなぐ役割を担っていました」 岩手・宮城・福島の3県にまたがって活動していた江川さん。何よりも驚かされたことが、全国各地からおもしろい人材が東北に集まってきていることだった。 「震災前に実家に帰っても東北に元気がないのを感じていて。さらには震災が起こって、このまま衰退していくんじゃないかと思っていたんです」。しかし各地で出会った人たちによってこの考えが180度変わった。「衰退していくばかりと思っていた故郷が、いつの間にか『おもしろい地域になるんじゃないか』というワクワク感、明るい兆しを感じていたんです」と話す。 現在活動する認定NPO法人底上げをはじめとする気仙沼との出会いも、この財団法人での活動を通じてのものだった。 「助成先団体のヒアリングというかたちで気仙沼には何度も足を運ばせてもらいました。そのたびに感じていたのは、非常にオープンな気質の人が多いなということ。そして団体間や個人同士の仲が良いなって思いました(笑)とってもアクティブで市民のアクションが非常に多く生まれているので、どんどん面白くなっていくのではないかと感じていた」と、初めて気仙沼に出会ったときのことを振り返る。 大学時代にはバックパッカーとしてアジアを旅するなどアクティブに過ごした 復興、まちづくりの現場のより近くで!という想いでキャリアチェンジ 「約3年半、NPOのサポートをしていくなかで、より現場に近いところで働いてみたい」という想いを抱くようになった江川さん。勤めていた財団法人を退職し、しばらくフリーに過ごしていたときに、現在も働いている岩手と気仙沼の団体から声がかかった。 もともと明確に複数キャリアを意識していたわけではない。縁に導かれるように、求められることと、自分自身のやりたいことを、紐付けていった結果が複数キャリア、そして複数拠点という生活スタイルになっていった。 「仕事と暮らしが融合している今のスタイルがとても心地よいんです。その日どこで何をするのか、自分次第」。家で仕事をするのも、カフェで仕事をするのも、趣味であり息抜きだという料理を作るのも自由。息抜きにパソコンを抱えて海外に10日間ほど飛び出すこともある。 仕事のなかに、暮らしが入り込み、暮らしのなかで仕事をする。仕事(ワーク)と暮らし(ライフ)の線引きをする「ワークライフバランス」とは逆行するような働き方。 世間一般でいう「安定」とは程遠い。決まった休みもあるわけではない。それでも、「自由にできるこのスタイルが今はとても気に入っている」という。取材中、彼女は事あるごとに「まあ、なんとかなるかなと思って」と口にしていた。「移住」や「定住」から想起される「決意」といった言葉とは無縁の、考えすぎず、軽やかに、自然体でいること。それがふとしたタイミングで巡ってくるチャンスを掴めた秘訣なのだろう。 「複数拠点、複数ワークは自分の視野を広めてくれる。それぞれの仕事にとってもプラスになっていると思う」と話す 多様な関わり方を応援してくれる町 「気仙沼に来ると『おかえりー!』『今回はいつまでいるの?』とみなさんに声をかけていただける。この雰囲気はとってもあたたかいなって」 かねてから漁師町として、国内外から多様な人々を受け入れてきた町は、「新しい働き方」「自由なライフスタイル」にも寛容なのかもしれない。 仙台から気仙沼は直通の高速バスで2時間半。海も山もある豊かな自然のなかには、コワーキングスペースもあれば、気分転換しながら仕事もできるカフェもある。 「場所を選ばず仕事をできる人は、おすすめの地だと思います。制作に没頭したり、息抜きしながら作業するのにもおすすめなんじゃないかなって」 働く場所ということにおける選択肢はこれまで「都市 or 地方」だった。地方で働くには「移住」という大きなハードルを乗り越えなければならなかった。 しかし、江川さんが実践する複数拠点での働き方は「都市 and 地方」を実現している。 震災から8年を迎えた。復興事業も終わりが見え始め、町は新たなフェーズへと移っていく。江川さんも「この5年から10年が勝負だと思う」と話す。そんな町にあって、「新しい価値観のもとやりたいことをやれること」そして、「チャレンジを応援してくれること」は何よりもの強みになるのかもしれない。 移住するだけが気仙沼との関わり方のすべてではない。多様な関わり方を応援してくれる町。地元住民も、Uターンも、Iターンも、複数拠点のひとつとして関わる人も、みんなで、前に歩みを進める。そんな気仙沼の強さを、江川さんの姿を通じて垣間見えた気がする。 「底上げ」の活動中の一コマ 江川沙織(えがわ さおり)さん 宮城県仙台市出身。1983年生まれ。高校まで仙台で過ごし、大学進学で仙台を離れ神奈川の大学に入学。学生時代にモンゴルへ植林ツアーに行った事をきっかけにNPOとファンドレイズの関係性に興味を持ち、卒業後は金融機関でキャリアをスタート。2011年4月に地元にUターンし、公益財団法人地域創造基金さなぶりにて活動。2015年よりNPO法人wiz(岩手県)と認定NPO法人底上げ(気仙沼)にて複数拠点、複数キャリアのライフスタイルをスタート。 *このインタビューは2018年冬に行ったものです
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【8/7 受付開始!】気仙沼市「出身学生応援地場産品給付事業」について
気仙沼市は将来に向かう学生の皆さまを応援します! −気仙沼市出身学生応援地場産品給付事業について− 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、帰省等移動の自粛やアルバイト等による生活費の確保が困難となっている本市出身で市外在住の学生に対し、地域の特産を集めた地場産品の詰め合わせを応援物資として給付します。本給付により、出身学生には、故郷への愛着を高めてもらうとともに、申請の際に、本市からのUターン関連情報等を発信して、関係人口を維持していくことを目的とします。 <学生の方へ> 気仙沼出身学生の皆さまは、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、不自由な生活が続いていることと存じます。 過去の震災を乗り越えた皆さまなら、この苦境をも乗り越えていけると信じて応援させていただきます。 ぜひ、本事業を活用していただき、故郷の味を思い出し、皆様の将来に向けて歩を進めていただければ幸いです。 また、申請いただいた方には、今後、市より情報を提供し、皆様の今後の活躍の一助になるよう努めてまいります。 <ご家族の方へ> 応援したい学生の方がいらっしゃれば、是非、本事業のことをお伝えください。 気仙沼市公式LINEに「学生応援」と入力すると、このページと申請フォームが表示され気仙沼の地場産品をお届けします。 <応援物資> 以下のA〜Eのセットより、ひとつを選択できます。 *入力フォームでは写真及び内容は表示されませんので、確認してから入力フォームにお進みください。 応援物資の送付までに、出身校の確認や発送業務等で2~3週間程度の日数を要します。 なお、応援物資が返送された場合に再送いたしませんので、配送業者の再配達依頼票等にご注意ください。 A.ふかひれ満足セット B.秋のさんま大好きセット C.よくばりまんぷくセット D.ごはん食べたい応援セット E.パワフル朝ごはんセット 注):仕入れの都合上、やむを得ず一部の商品を変更させていただく場合がありますので、予めご了承の上、申請ください。 <給付の対象となる方> 【要件】 1.市内中学校又は市内高等学校を卒業した者 2.現在、国内かつ市外において生活している学生であること 3.平成2年4月2日から平成17年4月1日までの生まれの者 注)学生とは学校教育法第1条に規定する学校(幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校を除く。)、同法第97条に規定する大学院、同法第124条に規定する専修学校または同法第134条に規定する各種学校に在学する学生。また、この他に市長が準ずるものとして認める場合がありますので、不明な場合はお問い合わせ先に連絡ください。 【同意事項】 1.当該申請に関する情報を、給付受付に係る相談等業務の請負団体及び、物資の送付を取り扱う事業者へ提供すること。 2.当該申請に関する情報を、市の本事業に関する支援業務の委託業者及び、市が設置する気仙沼市移住・定住支援センターMINATOへ提供すること。 3.当該申請に関する情報について、気仙沼市が気仙沼市出身学生応援地場産品給付事業実施要綱第3条の要件を確認するため、気仙沼市教育委員会又は市内各高校に照会し、照合を行うこと。また、気仙沼市教育委員会又は市内各高校が同条の要件を確認するための照合を行うこと。 4.気仙沼市、及び気仙沼市が設置する気仙沼市移住・定住支援センターMINATOが、申請された情報を活用し、また、申請情報に対して学校卒業後の移住や就職活動を支援する目的で送付する、気仙沼市での生活、住居、就職、仕事、イベント、補助金等の政策、及びその他まちづくり等に関連する情報を継続して送付すること。 *なお、電子メールは、気仙沼市移住・定住支援センターMINATOから送信する電子メール(info@minato-kesennuma.com)を受信できるように設定すること。 <申請期間> 令和2年8月7日〜令和2年10月31日まで <申請方法> (1)LINEアンケートフォームからの入力による申請 ①スマートフォンで気仙沼市のLINEを登録⬇︎ LINE登録アドレス:(https://lin.ee/3Ys0EZB) (外部サイトにリンクします)⬇︎QRコード: IDは【@kesennuma-miyagi】 ②LINEに「学生応援」と入力⬇︎ ③入力フォームのアドレス (https://e.kanameto.me/login/09b46707db453af25aa9165d8898fafb)が表示されます⬇︎ ④入力フォームに従って申請内容を入力⬇︎ ⑤応援物資が届きます 注):応援物資を画像で確認できるのはこのページになります。 (2)郵送による申請 申請書に必要事項をご記入のうえ、以下の必要書類を添付し、「気仙沼市移住・定住支援センター宛」にご郵送ください。 〈添付書類〉 ①現在の住所を証する書類として、申請者が当該住所において生活を行っていることを確認することができる書類等の写し (免許証、マイナンバーカード等他、アパートや寮の入居契約書、光熱水道費の請求書や領収書・使用明細、公的機関等から市外住所地に届いた本人宛の通知等、住所と名前が確認できるものをお願い致します。) ②在籍を確認できる書類(学生証の写し、在学証明書) ・申請書のダウンロードはこちらから ・詳細については気仙沼市HPをご覧ください 〇気仙沼市移住・定住支援センターMINATO Tel:0226-25-9119 Mail:info@minato-kesennuma.com <その他書類> ・気仙沼市出身学生応援地場産品給付事業実施要綱 ・Q&A
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vol.02【気仙沼移住女子】ちはるの場合
~ちはるの場合~ 気仙沼出身。いわゆるUターンで帰ってきた、ちはる。 東京の建築業界で働いてから、地元に戻ってきました。 ちはるの暮らし方は、きっと気仙沼であってもそうでなくても変わりません。 周りにハッピーをシェアする生き方が好きで、それを小さく自分のペースで続けています。 例えば、1月の七草粥で使う野草を摘んで七草粥をみんなで食べたり。例えば、8月のみなとまつりではまらんやを踊る人にはちみつレモンを配ったり。例えば、まちのマルシェで手作り屋台を使ってインドカレーを出したり。わ!ちはるからこんなの貰った~!そんな想いをしている気仙沼の人は、きっと結構いるはず。 ポイントは、楽しそうなことをやること。政ではなく、暮らしの範囲で好きな事に挑戦していくこと。収支のある事業じゃないから、結果はなくても良い!自分の楽しいを気仙沼にあるものを使ってみんなとシェアする。 次はこんなことしたいな、やってみよ!そのワクワクは自由研究に似てるかも。 それがちはるらしい気仙沼ライフです。 気仙沼移住女子のちはるの回はこちら (掲載日/2020.9.1)
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【3/26(金)オンライン開催】けせんぬましごとカフェvol.14くらべてみよう!「田舎と都会の仕事のしかた」
今回のしごとカフェのテーマは、「田舎と都会の仕事のしかた」です。 進学をきっかけに都会へ出て、そのまま就職。 すっかり都会のペースに慣れてしまい、田舎での就職、あるいは副業兼業を考えているけど、うまく適応できるか不安。 そんなあなたのための企画です。 単純に「都会は大変で、田舎はいいところ」という話ではなく、どっちもどっちなんじゃないかな。 いいところと、見習ったほうがいいところ。 両方知ってるからこそ、都会の仕事のしかたと田舎の仕事のしかたのいいところをハイブリッドして、新しい仕事のしかたを生むことができる。 東京での自分を捨てることなく、田舎のやり方を否定することなく「私がいくからこそ、新しい何かが生み出せるかもしれない」 そんな気持ちになって欲しいなと思っています。 ゲストは、東京の大きなコンサルタント企業に務めて、昨年Uターンしてきた方です。 東京でバリバリ働いていたからこそみえるもの。帰ってきたからこそ感じること。そんなところをお伺いしたいと思います。 ぜひ、お気軽に。 ~今回のゲスト~ 清水健佑さん(株式会社 八葉水産) 気仙沼出身。大学への進学をきっかけに東京へ。その後大手コンサルに就職、昨年、Uターンしてきました。 東京が楽しかったけど、帰ってきたという健佑さんだからこそ見える視点があります。 《概要》 日にち:令和3年3月26日(金) 時 間:19:00-20:30 申 込:お申込みいただいた方に当日のURLをお送りいたします。 お申込みフォームはこちら 主 催:気仙沼市移住・定住支援センターMINATO、経済産業省東北経済産業局 共 催:株式会社プロジェクト地域活性
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きょうのけせんぬま。「まち全体が沸く、夏のとある週末。」
きょうのけせんぬま。今年もこの季節がやってきました。「気仙沼みなとまつり」の季節です!<気仙沼みなとまつりとは‥?>気仙沼を代表するおまつり。8月の第1土日の2日間にかけて行われ、1日目は、夕方から気仙沼の大通りを一斉封鎖して「はまらいんや踊り」を、2日目は、昼間に街頭パレード、夕方頃からは、岸壁での打ちばやし太鼓の大競演、海上うんづらとそれに合わせて海上打ち上げ花火があります。▶︎1日目は「はまらいんや踊り」。気仙沼の大通りを一斉封鎖して、サークルや企業、団体、学校のクラスなど、それぞれのチームで、それぞれオリジナルの踊りで、でもみんな同じ曲で、参加者と観客が一体となって、2時間半、踊り続ける夜なのです。MINATOスタッフは当日、「Re:us気仙沼」という、気仙沼出身者や気仙沼ファン、気仙沼在住の若手のチームで出ました。 今年は、総勢3200人がこの踊りに踊り手として参加したそうです。私たちMINATOスタッフはもちろん、この春から気仙沼に移住してきたIターンUターンのメンバーも、 夏休みで東京から遊びに来た大学生や社会人たちも。 みーんなでひたすら踊る。 跳ねて、 踊って、 また踊る。 ひたすら2時間半、踊り続けます。ステージでは「はまらいんや」の歌を歌う部隊も。 子どもたちも一緒に踊ります。 ときどき、沿道に知り合いを見つけると一緒に踊り、 日が落ちても踊り続け、 沿道の太鼓部隊も盛り上がりに加勢します。 そうしているあっという間の2時間半で、踊ったあとは、みんなクタクタ。だけど、心地いい疲れなのです。▶︎2日目は、街頭パレードから始まり、夕方には打ちばやし太鼓の一斉競演、そして海上の台船、通称「海上うんづら」に乗った叩き手たちがバチを握り、海上から打ち上がる花火の真下で、太鼓が夜空に響きわたるフィナーレの夜です。各参加団体、パレード衣装に着替え、それぞれのテーマに沿ったパレードを市役所前通りで行います。こちらは商工会議所青年部チームの、インドネシアをテーマにしたパレード。 こちらは気仙沼青年会議所(JC)チーム。 テーマは、ゲストでみなとまつりに遊びに来た神谷明さんにちなんで、「キン肉マン」だそう。 各チーム盛り上がっていました〜。夜になると、岸壁に一斉に太鼓が並べられ、市内の太鼓団体・チームで大競演。気仙沼青年会議所(JC)がこの日のためにつくった「海上うんづら」もお目見えです。 (「うんづら」とは、運を連ねる、という語源だそうです。) 気仙沼青年会議所(JC)は、もともとは地元の若手経営者の集まりなのですが、このみなとまつりの太鼓は、一般参加枠があるのです。この日のために、Uターンした若者も、Iターンの移住者も、練習に参加して、海上うんづらの上で、太鼓をたのしみました。 最後のフィナーレは、海上打ち上げ花火も。 天気がぐずついて、一時どうなることかと思いましたが、花火があがるころには、雨も止み、最高の夏の夜空に、大輪が咲きました。東北は夏が短く、冬が長いため、冬にためたエネルギーを夏に集中して発散する。東京出身Iターンの私にとっては、そんなイメージなのですが、今年の気仙沼のみなとまつりも、みんなのエネルギー、パワーが結集した2日間だったなあと、ふりかえって感じています。気仙沼のおまつりって、誰でも「はまらいんや(=一緒に参加しましょう!)」精神で、1日目の「はまらいんや踊り」はもちろんのこと、2日目の街頭パレードも、太鼓大競演も、ついつい「ハマりたくなる(参加したくなる)」もので、移住者でも、Uターンで最近帰ってきたメンバーでも、誰にでもオープンなところが、気仙沼らしくていいところだなぁと思っています。 そんなみなとまち、気仙沼の夏。来年はあなたも、はまらいんや〜! (ターン・コーディネーター 根岸えま) (この記事は2017年8月の記事です。)
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【10/25(月)開催!】きっかけ食堂”リアルおかえりモネ会”
毎月11日に東北からゲストをお招きし、東北について思いを馳せよう!という「きっかけ食堂」。 今回は現在放送中の連続テレビ小説「おかえりモネ」にちなんで、気仙沼のオンラインツアーと、 「リアルモネ」こと、気仙沼出身・Uターンの3人をゲストに招き、開催されます!! <モネちゃんと同い年!ゲスト3人のご紹介> ■三浦亜美さん 1995年生まれ。高校卒業と同時に気仙沼を離れ、2021年にUターン。現在は(一社)まるオフィスで中学校を中心に探究学習コーディネーターを勤める。気仙沼で好きな場所は煙雲館。好きな食べ物は牡蠣とホヤ。 ■小野寺真希さん 1995年生まれ。気仙沼の高校を卒業後、山形の大学に進学し、2017年に気仙沼市地域おこし協力隊としてUターン。協力隊任期終了後は、グラフィックデザインやコミュニティデザインの仕事に携わる。気仙沼で好きな景色は造船所と漁港。 ■畠山千怜さん 1996年気仙沼生まれ。大学進学・就職で約7年気仙沼を離れるが、自身の生家である祖母の家が空き家になったことがきっかけで2021年5月にUターン。衣食住に関わることを軸に、五足ぐらい草鞋をはきながら働いています。気仙沼で好きな景色は八瀬や白山地区の里山風景。 参考URL:https://www.nhk.or.jp/okaerimone/special/local/15.html □きっかけ食堂とは・・・ 東北の食材を使った料理やお酒を提供し、その味を通して、毎月11日だけでも東北や震災について考える「きっかけ」をつくりたいと、2014年5月に立命館大学の学生三人が立ち上げた団体です。2020年にNPO法人化し、京都・愛知・東京を主な拠点として、毎月11日のイベントのほか、自治体との委託業務なども行っています。東北を想う特別な時間。きっかけは、すぐそばに。を私たちは大切にしています。 <イベント概要> 【日時】10/25 (月)19:00~21:30 @Zoomオンライン開催 【定員】20名程度(先着順) 【開催会場】 オンラインツール「Zoom」上で開催します。お申込いただいた方にリンクをお知らせいたします。 【申し込みフォーム】お申し込みはこちらの受付フォームから 【申込〆切】10/25(月)17:00まで 【ゲスト】気仙沼出身・Uターンのリアルおかえりモネ!三浦亜美さん、小野寺真希さん、畠山千怜さん イベント詳細についてはこちらをご覧ください 【主催】 NPO法人 きっかけ食堂 ~注意事項~ ・きっかけ食堂@オンラインZoomは完全申込制です。申込完了後、後日スタッフより申込確認メールを送信いたします。 ・その他、ご不明な点等ございましたら kikkake.syokudo@gmail.com までお問い合わせください。
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vol.6【気仙沼移住女子】かなこの場合
〜かなこの場合〜 「移住女子×勢いUターン」 生まれも育ちも気仙沼で、高校卒業後、関東へ進学・就職。「いつかは帰りたいなぁ」と思って東京で働いていたけど、やりたいと思ってない仕事をして、彼氏にもふられ、東京は楽しいけど思い入れもなくて。たまに帰る気仙沼はまちの風景が変わっていく。そんな暮らしをしていたら、30歳ぐらいで全てが嫌になり、「自分の生きたいように生きよう」と、2017年4月にUターンしました。 地元にUターンすることは不安しかありませんでした。 キャリアアップイメージも、結婚のイメージも、そのときはできなくて。完全勢いです。(笑) 最初は地域おこし協力隊として気仙沼市の移住センターに着任し、3年が経ちました。 いまは受託団体まるオフィスの正社員に。 移住センターの窓口で日々、移住相談や定住支援をしています。 *かこねえ(35歳) *出身地:気仙沼・松岩 *仕事:まるオフィス(エンゲージメント事業部)・地元ケーブルテレビ「K-NET」市民アナウンサー・看護学校講師 いまは、毎日がめっちゃたのしいです。今までの人生の中で、自分で決めたことってなくて。大学進学もまわりが行くから決めたし、今回のUターンのように自分で決めて選んだのは人生初めて。それが自分の自信につながってるんです。なにより入った団体(まるオフィス)がよかったと思います。自分の意見を聞いてくれるし、尊重してくれる。わたしは意見言っていいんだ、やってみていいんだ、と背中を押してくれる。自分で意思決定をしていて、自分の人生を歩いている感覚があります。 落ち込むこともあるけど、じゃあ東京戻る?とかよその地域いく?と自分に聞くとそれは完全にNO。気仙沼がいいんです。人として認めてくれることって当たり前じゃない。その場所をここで見つけたんです。 ●Instagramはこちら (掲載日/2020.10.28)