「チャレンジ」に
関する記事一覧
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【3月20日(水・祝)開催!】気仙沼まち大学祭 ’24
気仙沼市が推進する「気仙沼まち大学構想」から生まれた市民主体のさまざまなチャレンジが集い、 学び・対話・協働・共創を楽しく体感できるお祭りがはじめて開催されます。 食・アート・子ども・スポーツなどの様々なテーマに関する体験・トークイベント・ステージ企画・展示や、 気仙沼まち大学構想についてのシンポジウム、チャレンジャーズピッチを開催。 気仙沼でこれまで生まれた・これから生まれる市民のチャレンジが大集合! どなたでも自由に参加できるイベントです◎ お気軽にぜひみなさんでお越しください! 最新情報は特設WEBサイトへ! https://machidai-kesennuma.jp/posts/machidai-gakusai 【 気仙沼まち大学祭 '24 -開催概要- 】 日時:2024年3月20日(水・祝)9:30-17:00 会場:3会場にて開催 ①気仙沼まち・ひと・しごと交流プラザ(気仙沼市南町海岸1-11) ②ヒラケルコミュニティホール(気仙沼市南町3-2-5) ③F.C.U.P(気仙沼市南町3-1-20) タイムテーブル: 09:30 オープニングセレモチー(餅まき)お餅と、地元企業さんからの協賛品も! 10:00 気仙沼まち大学構想 活動報告会・シンポジウム/他プログラムスタート 13:00 チャレンジャーズピッチ vol.15 14:30 ぬまトーーク vol.22 14:45 みんなが上がれるステージ 17:00 終了 ※各プログラムの終了時間は、それぞれ異なります。詳細については以下をご覧ください。 ※詳細はWEBにて随時更新します。 主催:気仙沼市気仙沼まち大学運営協議会 お問い合わせ:気仙沼まち大学運営協議会 メール:info@square-ship.com 電話:0226-28-9972 ※営業時間:毎週火〜土曜 13:00〜21:00
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2024年版「住みたい田舎ベストランキング 東北エリア「総合部門」4位を獲得しました!
「住みたい田舎ベストランキング」とは・・・(株)宝島社の「2024 年版 住みたい田舎ベストランキング」は、移住定住の推進に積極的な市町村を対象に、移住支援策、医療、子育て、自然環境、就労支援、移住者数などを含む278項目のアンケートを実施。全国587の自治体から集めた回答をもとに、田舎暮らしの魅力を数値化し、人口別(8つに区分)と全国12エリア別に「総合部門」「若者・単身者部門」「子育て世代部門」「シニア世代部門」について、ランキング形式で紹介している。2013年より実施しており、今年で12 回目。 「若者世代・単身者」・「総合」2部門が、宮城県内では気仙沼市が第2位! 総合部門 東北エリア 第4位 宿泊施設や公営住宅を活用した「お試し移住事業」と現地体験ツアー、地元企業で 働きながら暮らしを体験する 「ふるさとワーキングホリデー事業」、空き家バンクを活用した居住環境の整備、オンラインを活用した移住相談、 移住セミナー・フェアへの参加など、移住全般に関する取り組みが評価されました。 「若者世代・単身者が住みたいまち」 東北エリア部門 第9位 地域おこし協力隊の受入れ実績、移住支援金や結婚新生活支援補助金による助成、 気仙沼市地域雇用創造協議会が行っている就職相談会やセミナー等の取組が評価されました。 「人口5万人以上 10 万人未満のまち」全国ランキングでは、「総合部門」第8位、「若者・単身者部門」第13位にも入りました 気仙沼市長から 前回アンケートから変更があった項目も多々あったことから、ランキングを落とす形とはなりましたが、東北エリアで総合部門4位、人口規模別の全国ランキングでも8位といった形で本市の移住定住支援策をはじめとするまちづくりの取組が評価されたことをうれしく思います。 本市では、従来より実施している「お試し移住事業」について、保育園を利用できる形に制 度を拡充した「親子お試し移住」を本年度より試行的に実施しており、来年度から本格実施を行う予定であるほか、県外の若者などを対象に実施している「ふるさとワーキングホリデー」に加え、県内の若者などを対象にした事業についても今後新たに実施する予定としており、さらに充実した取組を推進してまいります。 また、子育て世代部門に関しては、残念ながらトップ 10 入りはなりませんでしたが、「小学校・中学校の給食費0(ゼロ)」、「第二子以降の保育料条件なしで0(ゼロ)」、「待機児童0(ゼロ)」の3つの0(ゼロ)を実現するなど充実した子育て環境を整備しております。さらに、「人口減少の緩和・改善」のために本年度立ち上げた、「けせんぬま未来人口会議」 では、100人を超える市民の皆様が参加する形で議論を重ねており、本年度末を目途にアクションプランを策定することとしております。このアクションプランでは、上記のように「移住・定住の促進」、「子育て環境の改善」といったテーマについての支援策の更なる充実を図るほか、「雇用の創出」「雇用環境の改善」「居住環境の改善」といったテーマについても、企業誘致やジェンダーギャップの解消、仕事とプライベートの両立のための支援、サード・プレイスの創出といった施策・取組を盛り込み、実行してまいります。これらにより、「住み続けたい」「住んでみたい」と思ってもらえるまちづくりを進め、多くの皆様に気仙沼ならではの良さを感じていただけるよう、引き続き取り組んでまいります。 ■ 気仙沼市では移住のためのガイドブックを作成しています。ご希望の方はこちらよりお申し込みください。 今年も各部門での入賞した気仙沼。今後もさまざまな人にとって住みやすいまちとなるよう、みんなでチャレンジしていきます。MINATOでは、そんな気仙沼の様子やプログラムもどんどん発信していきますので、これからもぜひご覧ください!
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「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023 」聴講者募集のお知らせ
今年は3年ぶりに復活!完全リアル開催! 高校生から、気仙沼にもっと元気を!ワクワクを! 気仙沼の高校生が、「気仙沼のために何かやってみたい!」そんな想いから、自分の“好きなこと・気になること・解決したいこと“をテーマにこれまで実践してきた、またはこれからチャレンジしたいと思っているマイプロジェクトを発表します。 どんな想いで、どんなことをやってきたのか、これからどんなことをやりたいと考えているのか。 高校生の発表をお楽しみに!聴講のお申し込はこちらから! 気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023 概要 日 時 :2023/12/3(日)13:30〜18:00 会 場 :PIER7 軽運動場(気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ2F) 定 員 :80名(先着順) 参加費 :無料 申込方法:申込フォームはこちら ※12/1(金)中に【info@numa-ninaite.com】より当日のご案内メールをお送りします。 申込締切:2023/12/1(金)正午まで 主 催 :気仙沼市 企画運営:合同会社colere 共 催 :気仙沼市教育委員会 協 力 :気仙沼学びの産官学コンソーシアム 後 援 :宮城県教育委員会 問い合せ:info@numa-ninaite.com ▽気仙沼の高校生MY PROJECT AWARDとは? https://numa-ninaite.com/numaconference/ 【タイムライン】 ※プログラムの時間は、前後する場合があります。 13:30 オープニング 13:50 高校生によるマイプロジェクト発表(4名) 14:40 休憩 14:50 高校生によるマイプロジェクト発表(4名) 15:40 休憩 15:50 高校生によるマイプロジェクト発表(4名) 16:40 共感賞の投票(発表終了後から5分程度) 16:45 高校生と聴講者の交流タイム 17:00 高校生:振り返り、聴講者:休憩 17:30 表彰式 18:00 閉会 【プログラム】 ●高校生によるマイプロジェクト発表 高校生一人ひとりがこれまで実践してきた、またはこれからチャレンジしたいと思っている マイプロジェクトについてプレゼンテーションを行います。 【ゲスト審査員】 -菅原 茂氏(気仙沼市長) -小山 淳氏(気仙沼市教育委員会 教育長) -森山 円香氏(NPO法人まちの食農教育 理事) -大野 佳祐氏(島根県立隠岐島前高校 学校経営補佐官)
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まちづくり実践塾 「ぬま大学」 第9期最終報告会 聴講者募集!
気仙沼で実現したい、10名の多様な「マイプラン」が集合! 2023年5月〜11月の約半年間、第9期生として10人のぬま大生が、自分を知り、地域とつながりながら、自分が気仙沼で実行するプラン(=マイプラン)を考え、磨き、形にしてきました。 その成果を発表します。興味のある人は、どなたでもお越しください! それぞれのチャレンジから気仙沼の未来を描く1日。聴講者も絶賛募集中ですので、こちらからぜひ! 【プログラム】 ●第一部 ・ぬま大生によるプレゼンテーション 1人7分の発表をお聞きいただけます。 ・共感賞への投票 最初から最後まで聴講した皆さんは「最も共感した・応援したい」マイプランへ投票する“共感賞” 投票に参加できます! ●第二部・交流タイム ・ドリンクのおふるまい&ぬま大生によるおやつ等の販売!一息つきながら、ぬま大生と聴講者でお話もできちゃいます。 ・表彰式・振り返り会 発表者の中から3名に「市長賞」「共感賞」「健闘賞」が送られます。審査員とぬま大生の振り返りグループワークを聴講者も見ることができます。 【ゲスト審査員】 -菅原 茂氏(気仙沼市長) -尾形 長治氏(株式会丸和 代表取締役社長) -石本 めぐみ氏(NPO法人ウィメンズアイ 代表理事) -兼松 佳宏氏(さとのば大学 副学長/NPO法人グリーンズ 理事) 【タイムライン】 今年は、二部制。お好きなところまでの参加でOKです。 ●第一部 13:30〜16:20(プレゼンテーション) ●第二部 16:20〜17:45(交流タイム、表彰式・振り返り) <詳細> ●第一部:まずは聞いてみたい方へ 13:30 オープニング 13:45 ぬま大生によるプレゼンテーション 14:35 休憩 14:40 ぬま大生によるプレゼンテーション 15:20 休憩 15:25 ぬま大生によるプレゼンテーション 16:05 共感賞の投票(発表終了後から5分程度) ●第二部:もっと知りたい方へ 16:20 審査集計、交流タイム 17:00 表彰式・振り返り 17:45 終了 ※時間は前後する場合があります。 【概要】 日にち:2023/11/19(日) 時間:第一部13:30〜16:20(プレゼンテーション) 第二部16:20〜17:45(表彰式・振り返り) ※第二部は参加自由 会場:PIER7 軽運動場(気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ2F) 定員:80名(先着順) 参加費:無料 託児:あり(無料・先着順) 申込期日:2023/11/17(金)正午まで 主催:気仙沼市 企画運営:合同会社colere 【申込み方法】以下のフォーム・またはメールより申込みください。 ※12/2(金)中に【info@numa-ninaite.com】より当日のご案内メールをお送りします。 ①申込みフォームhttps://forms.gle/dJgczVSJFsw6xHuv6 ②メールinfo@numa-ninaite.com ※お名前、ご所属、電話番号を記載ください。 【イベントの最新情報はこちらから】 Facebookイベントページ:ぬま大学第9期 最終報告会 【関連ファイル】チラシ(PDF) 【お問い合わせ】合同会社colere MAIL:info@numa-ninaite.com WEB:https://numa-ninaite.com/ TEL:0226-25-7377
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「やってみたい」を探究する。 -気仙沼の高校生発!A4の紙で伝えるあの日の記憶-
(前回記事はこちら) 問いを立てると、おもしろい。全国マイプロ常連・気仙沼で育む「探究」のススメ どうしたら、当時の記憶を覚えていられるんだろう? ーはじめまして!今日はよろしくお願いします。 岩槻佳桜(以下:カオ) よろしくお願いします!気仙沼高校3年生の、岩槻佳桜です。 ー私は「気仙沼で探究学習が面白いことになっている!」と知ってから、盛り上がりの理由を探っているんです。佳桜ちゃんも自分のプロジェクトを持って探究しているんですよね。 カオ はい。私は「A4用紙一枚を使って3.11の記憶を表現する」というプロジェクトをやっています。ハサミやペンなどの文房具を使わずに、A4の白い紙一枚を使って表現してもらうんです。 ーなるほど。どうしてプロジェクトを始めることにしたんですか? カオ マイプロ以前の話になるんですけど、私はもともと、地元の震災遺構を訪れた人に館内を案内しながら震災や防災について伝える「語り部」の活動をしていたんです。 中学2年生のとき、気仙沼市の防災フォーラムに参加したら、ほかの学校の生徒さんたちが気仙沼市東日本大震災伝承館※1で語り部の活動をしていて。同世代の子たちが人前で堂々と話している姿を見て「すごい、自分もやりたい!」と思って。次の週にお母さんと伝承館へ行って、「違う中学校なんですけど、一緒にやらせてもらえませんか」って相談したんです。 ※1…津波で被災した校舎を保存整備し、展示等を行う施設 ーすごい!チャレンジ精神を感じます。 カオ 飛び込みましたね(笑)。館長さんも、すぐに「いいですよ」と言ってくれて、語り部をすることになりました。 ーかおちゃんは、震災当時は何歳だったんですか? カオ 5歳です。でも、私は当時の記憶が人よりもちょっとある方だなと思っていて。周りには「もう忘れたよ」とか「覚えてないな」という人も多いなかで、もちろん曖昧な部分もあるんですけど、割と時系列的に覚えているほうだなという感覚がありました。「これ忘れたくないな、どうやったらずっと覚えていられるかな」って思っていたときに、語り部の方が体験談を交えて話しているのを見て「語り部をやれば自分の体験談を話せるし、忘れないじゃん!」って思ったんです。 真逆の感情って面白い! ーそこから、マイプロにつながっていくんですね。 カオ そうですね。語り部の経験をもとに、震災と防災について伝えられたらいいなと思って。それから私にとってマイプロは、オリジナル性があって面白いものっていう印象があったので、「自分のプロジェクトをやるなら何か人と違うことをしたい」「ただ『語り部やってます』だけじゃつまらないな」という思いもありました。 ーなるほど。でも、紙を使って表現しようって、どうやって思いついたんですか? カオ 語り部をしていたときに、すごく印象に残っているエピソードがあって……。来てくれた方に「震災当時の星空がすごく綺麗だったんです」ってお話しをしたら、「いやあ、あの星は絶望だったね」って言われたことがあるんです。「綺麗」と「絶望」、同じ景色を見ても、全く別の感情があるんだなって思って。 それをコーディネーター(*高校生のプロジェクトに伴走しサポートするスタッフ)の亜美ちゃんに話したら、「感情とか言葉が気になるんだね」と言ってもらって、はっとしたんです。「確かに、真逆の感情って面白いな」って。そこから「感情にフォーカスしたプロジェクトで何かできないかな」「どうやって感情を表そう」といろいろな方法を考えて、最終的に紙にたどりつきました。 ー紙に決まるまでに、例えばどんな方法があったんですか? カオ 最初は熟語とか色、漢字一文字で……とか。私はダンス部なので、ダンスで表現してみる?という案もありました。亜美ちゃんといっぱい選択肢を出し合って、最初はどれがいいかも選べないから、実際に「今日の感情はオレンジ色かな」とか「漢字で表すとこれかな」とか、一緒に試してみたりして。そうやって色々やっていくうちに、折り紙って案が出て、ちょっと紙って面白そうかも、文面では表現できないことが見えていいかもなって。 ー面白いですね。紙の使い方も、いろいろと試してみましたか? カオ 最初はクラスの子にお願いして、実際に紙で表現してもらったんです。そうしたら、その子がハサミと赤ペンを使っていて。でも、ハサミもペンもどこにでもあるわけじゃないから、みんな平等にできるやり方のほうがいいなと思って、紙と身体だけで表現する形になりました。 A4の紙を使って、みんなの記憶をつむぎたい ーこれまでどんな人たちがプロジェクトに参加されたんですか? カオ 幼児から、小中高大学生、社会人まで幅広くいますね。数えたら、130人くらいに紙を作ってもらっていました。それだけ多くの人に協力してもらってるってことですよね。 ー130人……! 特に印象的だったものはありますか? カオ 前に進みたいけど進めない気持ちとか、津波を連想させるような形とか。一番びっくりしたのは、テレビのL字バーの表現です。地震の情報や避難所の情報が流れるテレビをずっと見ていたっていう記憶から。毎回いろんなエピソードが出てくるんですけど、表現の仕方に無数の可能性があるんです。ただ「当時のことを教えてください」って聞くんじゃなくて、「紙で表現してください」と言うと、ひとつのことに焦点が当たるんですよね。客観的に「ああだったな、こうだったな」って喋っているうちにどんどん深いところにいって、最終的に「空が赤かった」とか「地獄を見てるようだった」とかってフレーズまでたどり着いたり。ただ語るだけじゃない、何か力を持ってるよなって思います。 ー最初に言っていた「綺麗と絶望」の感じ方の違いから、どんどん広がっていったんですね。 カオ そうですね。実際にその星空を見たという方ももちろんいて、大人の方でも「綺麗に見えたけどね」っていう人もいるんですよ。「やっぱり!」って。子どもだから綺麗とか、大人だから絶望じゃなくて、本当に人それぞれの感情があるんだなっていうことは、やってみて実感しました。私、みなさんのエピソードを聞くと、いつも「なるほどな」と思うんです。この「なるほどな」が癖になっちゃって(笑) ー癖に!いいですね。 カオ 毎回、「そうきたか!」って。それで、やるたびに「次はどうしようかな」って…。最近はグループワーク型のワークショップもはじめました。今までは「一対一じゃないと震災のことは話してくれないかな」と思って大人数の場は設定してこなかったんですけど、逆転の発想というか、やってみようの精神でワークショップをやってみたら、思いの外ビビッときて。 ービビッと!どういうところで? カオ 今までは私が一対一で聞いた話を、誰かに伝えるという方法なので「私」というフィルターを通していたんですけど、ワークショップ型なら話し手が直接ほかの人に教えることができるんです。だからこのワークショップ自体が伝承の場というか、みんなの記憶を紡ぐ時間になるということに気付いて。生の声を聴ける醍醐味があって、そこを大切にしたい。その転換が私のなかですごく大きかったです。 突っ走れた理由は、コーディネーターの言葉。 ーコーディネーターの亜美ちゃんとの関わりが多いようですが、どんなことが印象に残っていますか? カオ 亜美ちゃんに初めて相談に乗ってもらったとき、「難しい時はちゃんと伝えるから、まずはなんでもやりたいことを言ってみて」と言われたんです。例えば、「何人にヒアリングをしたい」とか、「こういうワークショップをしてみたい」とか。自分がやりたいことをどんどん口に出していって、「あ、これOKなんだ」、「これもいけた。じゃあ次は…」という感じで、「なんでも言っていいんだ!」って思えたのがすごく印象に残っています。 ー狭めるものがなくなる感じ。 カオ そうですね。私はもともと相手や周りを見て「ちょっと無理そうかな」って思うと一歩引いてしまう性格だったんです。亜美ちゃんの一言があったおかげで、「ガツガツいっていいんだ!」って突っ走れたのかなって。壁がない状態で、ストレスなくやりたいことを語れたというか。 ーなんか、お守りみたいですね。 カオ そうそう、その言葉がずっと頭にあって。ほかの人にアイディアを相談をするときも、言いかけて「でもな…」って思ってしまう時に亜美ちゃんの言葉が降ってきます(笑) もしマイプロをやっていなかったら、この取材もそうですけど、こうやって一対一で知らない大人の方と話すってあまりないと思うんですよ。なんとなく話す機会はあっても、じっくり話したり、自分の夢とか進路を話す機会ってないだろうなって。そう思うと、人との関わり方とかコミュニケーションの仕方を学んだ場所がマイプロだったと思います。 ーそっか、自分の中で変化があったんですね。 カオ マイプロをやっていると、気持ちを言葉にする機会が多いんです。コーディネーターの方に「今どんな感じ?」って聞かれたときに、「今はこうで〜」って言語化する。だから、だんだん自分の気持ちを表に出せるようになっていくんだと思います。 気仙沼から全国へ、憧れの舞台をめざして ーかおちゃんは、今年、「全国高校生マイプロジェクトアワード」に宮城県代表として出場されたんですよね。 カオ はい。実は一年生のときにも全国を目指していたんですけど、特別賞はもらえたものの全国出場者には選ばれなくて……。全国に出るには、宮城県の予選を通過しないといけないので、憧れの舞台にいくためにまずはそこを意識していました。 ー憧れの舞台だったんですね。 カオ ずっと行きたい!行きたい!と思って(笑)全国大会に出られるのが48のプロジェクトなんですけど、今年は全部で1700件の応募があったそうです。そのうちの一人に選ばれたと聞いて、本当にびっくりしました。 ーすごい!緊張しました? カオ いや、ワクワクのほうが大きくて。憧れの舞台っていうのが消えなくて「わあ、ここに立てるんだ!」っていう気持ちでした。最終的に今回は賞をとれなかったんですけど、ほかの高校生のプレゼンを聞くことができたのがすごく勉強になって。やっぱり、賞をとった子のプレゼンには、自分にはないものがあるなって。今は、「私にはこれが足りなかったんだな」って反省ポイントが見えてきたので、次はどうしようって考えています。 ー素晴らしいです……!ということは、来年も全国大会に? カオ 出たいなって思いますよね。やっぱり、行けるなら行きたい。今度こそ、最終審査まで残りたいなと思っています。私のプロジェクトも、もっともっと多くの人に参加してもらいたくて。今考えているのは、参加してくれた人に感想を聞く時間を組み込んでいくこと。あとは、地元の公民館を使ってワークショップを開いてみたいなって密かに考え中です。 ーいいな〜!楽しそうなかおちゃんのお話を聞いていると、私もワクワクしてきます。たくさん聞かせてくれてありがとうございます。これからも、活躍を楽しみにしています!お話を聞かせてくれたかおちゃん、ありがとうございました! 〈もっと知りたい!と思った方へ〉 ○外部サイト「中高生の問いストーリー」では中高生たちの問いから生まれた物語をマンガで楽しく伝えています。2023年7月28日(金)からはSEASON2として8週連続で8人のストーリーを公開!ぜひ見てみてくださいね。
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問いを立てると、おもしろい。全国マイプロ常連・気仙沼で育む「探究」のススメ
「問いを立てる力は、みんな持っていたはずなんですよ。」 -今日はよろしくお願いします!早速ですが、あらためて「探究学習」というのはどのような学習か、教えていただけますか? 三浦亜美(以下:アミ) はい!探究学習は、生徒一人ひとりがテーマを設定して、答えのない問いに向かって取り組み、深めていく学習です。テーマは地域の課題だったり、魅力だったり、さまざまです。 -なるほど。でも、「問いを立てる」って、結構難しくないですか?私だったら「問い、かぁ…」って、どうしたらいいかわからずソワソワしてしまいそうです。 アミ そうですよね。探究学習の授業では、最初に問いの設定の練習のようなことをするんです。例えば1枚の写真に対して、気になったこと、面白いこと、どんな答えでもいいよ!とたくさん問いを出してもらう。そのときはもう、大喜利大会のような感じで。 加藤拓馬(以下:タク) コアラの例がいいんじゃない?ぼーとしているコアラの写真があって、「このコアラは…」って、数分間で問いを出しまくる。ふみぽんならどんな問いを出しますか? -このコアラは…なんだろう。どんな夢を見ているか?とか。 タク ああ〜。素敵! -寝ているときも木に足でつかまるのかな。なんでだろう?とか。こういうことでいいんですか? アミ そうそう。例えば中学生に多いのは「このコアラは生きてるのか、死んでるのか?」とか。コアラのマーチを連想するひともいますね。「コアラのマーチのオーディション中なのか?」とか。 -かわいい!人によっていろんな発想があるんですね。 アミ なんでもいいんです。最初は身近なこと、感じたことをハテナにすることで問いがうまれていくんだよっていうところから。次に実際に探究のテーマを考えるときには、身近な課題や、自分が好きなことって何だろう?って、自分ごとに落とし込んで考えてみる。最初の導入では、そういうことをすごく時間をかけてやっています。 -まずは問いが生まれる感覚を、みんなで共有するんですね。 タク 問いを立てる練習って僕らは言っているけど、センスを磨くための訓練ということではなくて。問いを立てる力って、子どもの頃はみんな持っていたはずなんですよ。好奇心という言い方もするけど、「これなんだろう」「これってなんでなんだろう」って、子どもたちは毎日問いを立てまくっている。でも、大人になるとだんだん問いを立てなくなっていくよね。それをもういちど、問いを立てることを意識して世の中を見てみよう、と伝えたくて、頭の体操的にこのゲームをしてるというか。 -なるほど。みんな自分の探究したいテーマを見つけて、取り組んでいくんですね。 アミ そうなんです。気仙沼では、「気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード」(通称:マイプロ)を毎年開催しています。「自分で何かやってみたい!」という想いを原点に、自分の“好きなこと・気になること・解決したいこと”をテーマに地域でやってみるんです。みんな自分だけのプロジェクトを持ってどんどん問いを深めていくんです。あとは、2022年は「気仙沼学びの産官学コンソーシアム」が立ち上がって、「探究学習塾ナミカゼ(以下、ナミカゼ)」ができました。ナミカゼには、学校の授業で取り組んでいる探究学習の問いを深めたいという子もいれば、さらに個人的にやりたいテーマを持ってくる子もいます。私たちはコーディネーターとして、高校生のアクションに対して一人ひとりサポートをしています。 photo:気仙沼学びの産官学コンソーシアム(事務局:気仙沼市教育委員会)より -生徒それぞれのやりたいことに、伴走する感じ。 アミ そうですね。通常は「個別相談会」という時間があって、コーディネーターと相談しながら自分の探究テーマをしぼったり、プロジェクトを進めたりしています。あとは定期的に「スペシャル回」というのも行っていて。アナウンサーの方や、AIの専門家など、東京やほかの都市で活躍している方を呼んでお話を聞くことができるので、生徒たちは外の刺激を受けて、さらに考えが広がっていったりしますね。 -コーディネーターの皆さんで更新している気仙沼探究LOGというnoteを読んだのですが、ゲストも毎回すごく豪華なんですね!外から来る人たちの話を聞くと、中高生の探究欲というか、なにか様子が違いますか? アミ 違いますね。最初は内気なところもありますが、だんだん外の人が来ることに慣れて関係性ができてくると、問いを投げたい!外に出てみたい!みたいな思いが広がっていくのが見ていて分かるというか。そこから自分の企画を見直したり、比較したり、逆に外と繋がることで地元愛がより強くなることもありますよ。 -拓馬さんはどうですか。中高生を見ていて感じることはありますか? タク そうだね。亜美ちゃんが言ってくれたことに近いんですけど、やっぱり自分の視野を広げるとか、視点を変えてみるとか、視座を高めるとか。そういうことができたなって感じられるときは、いいなと思います。だから2022年度のナミカゼでは、ゲストをたくさん呼んで。最近はもう、基本は勝手にやってるんじゃないかってくらい活動的な高校生もいて、素晴らしいなと思って見ています。 - どんどん自分で進めていくみたいな感じですよね。 タク そうそう。自信がついていくと、みんな勝手にやり始めるんだよね。自信がつくためには、いろんな人と喋ったり、話を聞いてもらいながら、自分っていうものをちょっとずつ探していくような経験がすごく大事で。だからとにかく僕らの役割は、異物というか、あたらしい存在を呼び込んできて、かき混ぜる、みたいなところなんだろうなって思っています。 気仙沼には、チャレンジに協力的な大人がたくさんいる -マイプロジェクトアワードは全国大会があるんですよね。調べてみたら、2022年は1,751プロジェクト、5,337名のエントリーがあったそうです。そんな中で、気仙沼からは5年連続で宮城県代表を全国サミットに輩出していると聞きました。なぜそうなっていったのでしょう? タク 地域の人の受け入れの土壌があるのは大きいですよね。高校生がフィールドワークに行ったり、何かやりたいって言ったとき、すごく協力的に受け入れてくれる大人が気仙沼には多いんじゃないかな。東日本大震災の後、いろんなチャレンジが地域で起きていたことも影響していると思います。大学生のボランティアとか本当に多くの人を受け入れていたり、自分自身も復興のためにチャレンジをしている人もたくさんいる。そういう中で、チャレンジに対して寛容というか協力的というか。実はそれはすごく大事な、地域で高校生が活動するために必要な要因じゃないかと思います。 -まるオフィス自体も、まさに震災後どんどんチャレンジをしてきた団体ですしね。 タク そうですね。あともうひとつはコーディネーターがいることも重要なんじゃないかな。地域に魅力的なリソースが眠っていたとしても、それを高校生とうまくマッチングする人、コーディネートする人がいないと活かせないと思うので。「コーディネーター」という職業じゃなくても、例えば学校とか、地域の公民館とかにコーディネーター的な人がいればいいと思うんですよ。コンソーシアムも、地域みんなで高校生の学びを支えていこうっていうところからスタートしていて。学校だけ、家庭だけに押し付けるんじゃなくて、地域みんなでね。そういう意味では、震災後に起きてきたことをちゃんと仕組み化していくっていう取り組みを、今しているんじゃないかな、と思います。 -地域の人たちの受け入れ体制と、あとはコーディネーターがいてちゃんとマッチングできるか、というのが、高校生マイプロの全国サミット出場者が続々生まれる秘訣なんですね。 タク そうですね。でも他にもたくさんあると思いますよ。例えば、先輩後輩で刺激を与え始めるとか。 -そうなんですね。高校生ですか? タク そうそう。これはすごく嬉しかったエピソードなんですけど。高校生のマイプロジェクトを、市内の中学3年生にむけて発表したことがあって。そこでヒントを得た中学生が、今高校生になって自分のプロジェクトをやっているんです。その子のテーマは、「魚のメイク」。日本人の魚の購買力が低下しているからもっと魚に興味を持ってほしい、魚のようなメイクをしたらいいんじゃないかって問いを立てて、サンマのメイクとか、リップを黄色にして…とか、いろいろやってるの。「なんでメイクに目をつけたの」って聞いたら、僕らが一緒にやっていた卒業生のなかに男性のステルスメイク(より清潔的、健康的な印象を与えることを目的にした自然なメイク)について探究している生徒がいるのをみて「自由にテーマを設定していいんだ」って、ヒントをもらったと言っていて。 -そこで広がったり、繋がったりするんですね。 タク 他にも、高校生のときに一生懸命マイプロに取り組んでいた子が、大学生になってナミカゼ生をサポートしてくれていたり。マイプロをやっているお姉ちゃんの姿を見て「私もやりたい」って中学生で参加してくれる子がいたり。そういう、僕らが関係ないところで連鎖が始まっているっていうのは、自称「マイプロ先進地区」の現象なんじゃないかなって思っていますね。 -めちゃくちゃいいですね…!ありがとうございます。最後に、お二人に質問させてください。拓馬さん、亜美ちゃんのこれから深めていきたい問い、ありますか? 外と内をかき混ぜて、探究を続けていける環境へ タク ……なんだろう、これ面白いね。うーん。……やっぱり中学生高校生が、ワクワクしながら探究を続けていく人になるには、どういう環境があったらいいんだろう?っていう問いはずっとあります。あとは気仙沼でやってることを、どうやって全国とコラボできるか。そのためにはどんな機会があるといいんだろうって思っていますね。気仙沼だけが良くなればいいとも思ってないし、もっともっと外の人と内の人をかき混ぜることをやりたいので。 -よりかき混ぜていくにはどうしたらいいか、ですね。亜美ちゃんはどうですか? アミ 少しかぶっちゃうんですけど、気仙沼の中高生が、もっと外と繋がりながら探究的な学びができるようになるにはどうしたらいいんだろう?って思っています。ナミカゼでもいろんな人を呼んでいくうちに、生徒たちの目がどんどんキラキラしていって、夢も広がって…っていう瞬間をたくさん見れたから。気仙沼の中だけだと、見える世界や課題も限られてきてしまうかもしれないけれど、外の世界、と言っても専門家とかじゃなくて、他の地域の高校生とかでもいいんです。そのために、私ももっと外へアンテナを張って、繋がりを持って、それを中高生に伝えたい。そう考えると、私自身の外との繋がり方と、伝え方と見せ方と…って、引き出し方をさらに問われるな、と思いますね。 -なるほど。全国津々浦々飛び回っているお二人の説得力あるお言葉、ありがとうございます。これからいろんな外の人と中高生たちが、かき混ぜられていくのがすごく楽しみです! お話を聞かせてくれたお二人、ありがとうございました! 〈もっと知りたい!と思った方へ〉 ○外部サイト「中高生の問いストーリー」では中高生たちの問いから生まれた物語をマンガで楽しく伝えています。ぜひ見てみてくださいね。 ○一緒に探究学習をサポートする仲間を募集中! 詳しくはこちらをご覧ください。拓馬さんや亜美ちゃんと一緒に、気仙沼の学びをより豊かなものにアップデートしていきませんか?
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「教育✖️まちづくり」コーディネータ-募集 イベント開催!
世界有数の港町であり、水産業に加え、 観光や教育、人材育成に力を入れている宮城県気仙沼市。 そんな気仙沼で、2023年度より一緒に活動する仲間を募集しています! 今回は新たな仲間を募集している3団体より、活動内容の紹介とご一緒したい方へのメッセージを対談形式でお届けいたします。 3団体の役割として共通している言葉は「コーディネーター」市内を幅広く動き回り、 多くの方と関わりながら繋ぎ役やチャレンジの伴走を行うことができる、とても魅力ある活動内容となっています! そのプロセスには正解がないからこそ、すでに動いている仲間たちと新しいものを創り上げていく楽しさも感じることができます。 募集団体紹介 ■「気仙沼学びの産官学コンソーシアム」 コーディネーターとして、様々な分野の方々と協働しながら、一緒に市内の教育を盛り上げてくれる方! 活動紹介は「気仙沼学びの産官学コンソーシアム」プロジェクト統括官の加藤拓馬氏 https://drive.media/career/job/35311 ■「合同会社colere」 コーディネーターとして、地域のチャレンジの創出と、創業支援のサポートを総合的に行ってくれる方! 活動紹介は「合同会社colere」代表の小林峻氏 ■「気仙沼まち大学運営協議会」 コーディネーターとして、市内での人と人との繋ぎと、コミュニティの立ち上げを後押ししてくれる方! 活動紹介は「気仙沼まち大学運営協議会」チーフコーディネーターの成宮崇史氏 https://drive.media/career/job/35668 実際に応募を検討している方でも、気仙沼での取り組みに興味のある方でも、自由にご参加ください! たくさんの方のご参加をお待ちしております! 日時:2023年4月19日(水)19:00-20:30 参加方法:zoomを使用してのオンライン URLはこちらからhttps://us02web.zoom.us/j/88138720205 ミーティングID: 881 3872 0205 当日タイムライン: 活動紹介をした後、対談形式でどのような方に応募いただきたいか対話の時間を設けます。 その後、自由に質問をいただきながら進行させていただきます。お楽しみに! ※「気仙沼学びの産官学コンソーシアム」と「気仙沼まち大学運営協議会」の募集は地域おこし協力隊制度を使っての募集となります。 お問合せ先:気仙沼まち大学運営協議会 info@square-ship.com
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【地域おこし協力隊募集】対話・協働・共創によるまちづくり。チャレンジの促進とコミュニティの創出!
対話・協働・共創によるまちづくり。チャレンジの促進とコミュニティを創出するコーディネーターを募集します! 宮城県気仙沼市でまち全体を大学に見立て、学び・対話・協働・共創を通して新しいチャレンジを生み出していく「気仙沼まち大学構想」。この構想を推進する「気仙沼まち大学運営協議会」は、その中で継続的にまちづくりに関わる多様な人材を育成するプログラムを実施してきました。 今回、「気仙沼まち大学運営協議会」では、まちの様々なチャレンジを創出し、チャレンジャーやコミュニティの伴走、人と人を繋ぐコーディネーターを募集しています。 業務の中では、運営している会員制シェアスペース「□ship(スクエアシップ)」の運営業務を行いながら、まちづくりにかかわる市内のプレーヤーやリソースのネットワーキング、直接的な伴走にも関わります。 ◆地域の中で取り組んでいく時に大切にしていること 地域の中での取り組みを推進するときに以下の4つの資質を大切にしています。 ・学びと対話を心がけている ・常に自分の中の”問い”を大切にしている ・市内外のネットワークをいつも広げようと意識している ・何ごとも面白がる スキルや経験より「在り方(Being)」で共感できることを重視し、その仲間を求めています。そして周りのメンバーやチームとして活動する多くの仲間もこの共感を大切にしています。この資質をすべて満たさずとも、いつも意識しながらコーディネートをやってみたい!という方は、ぜひご応募ください。 具体的な就労条件などは、こちらの外部求人サイトに掲載しています。 興味を持った方は、ぜひこちらをご覧ください。
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2023年版「住みたい田舎」ベストランキング 東北エリア「総合部門」2位を獲得しました!
宝島社が発行する雑誌「田舎暮らしの本」2023年2月号に掲載の特集「住みたい田舎」ベストランキング東北エリアにおいて、「総合部門」第2位、「若者世代・単身者部門」第5位、「子育て世代部門」第7位にランクインしました。宮城県では、3部門とも第1位となりました!! 「住みたい田舎」ベストランキングとは・・日本で唯一の田舎暮らしを紹介する月刊誌「田舎暮らしの本」が2013年2月号より毎年実施しているランキングで、今回で11回目となります。移住定住の促進に積極的な市町村を対象に、移住支援策・医療・子育て・自然環境・就労支援・移住者数などを含む279項目のアンケートを実施。全国751の自治体からの回答をもとに、田舎暮らしの魅力を数値化し、ランキング形式で紹介しています。人口別(5つに区分)と全国12エリア別のほか、「若者・単身部門」「子育て世代部門」「シニア世代部門」に分けてランキングされたものです。 「若者世代・単身者」・「子育て世代」・「総合」3部門とも、宮城県内では気仙沼市が第1位! 総合部門 東北エリア 第2位 宿泊施設や公営住宅を活用した「お試し移住事業」と現地体験ツアー、地元企業で 働きながら暮らしを体験する 「ふるさとワーキングホリデー事業」、空き家バンクを活用した居住環境の整備、オンラインを活用した移住相談、 移住セミナー・フェアへの参加など、移住全般に関する取り組みが評価されました。 「若者世代・単身者が住みたいまち」 東北エリア部門 第5位 地域おこし協力隊の受入れ実績、移住支援金や結婚新生活支援補助金による助成、 気仙沼市地域雇用創造協議会が行っている就職相談会やセミナー等の取組が評価されました。 「子育て世代が住みたいまち」 東北エリア部門 第7位 子ども医療費助成、子どもの一時預かり施設、子育て支援センターの運営、 誕生祝金、特定不妊治療費の助成、子育て情報ぽけっとの運用等が評価されました。 「人口5万人以上 10 万人未満のまち」全国ランキングでは、「総合部門」第5位、「若者・単身者部門」第8位、「子育て世代部門」第 14 位にも入りました! 気仙沼市長から これまで本市では移住定住支援や子育てを応援するまちづくりを進めており、この取組の結果が評価されたものと大変うれしく思います。 移住定住支援につきましては、本市ではこれまで「お試し移住事業」や「ふるさとワーキングホリデー」により、移住をお考えの皆様が安心して本市での生活を体験していただく環境づくりに取り組んでまいりました。昨年度に制度化したばかりにも関わらず、年間100名 以上の方に幅広く利用いただいており、多くの方に本市を移住の候補地として選んで頂いていることにお礼申し上げます。 また、本市では移住を決められた際には、UIJターン向け移住定住促進住宅の提供や空き家バンクの運営による「住まい探し」のサポート、気仙沼市地域雇用創造協議会「ぬまリク」を通じた「仕事探し」のサポートも行っており、移住される方が安心して本市で生活できる環境づくりに取り組んできたところです。 本年4月からは、子育てをされる全ての親御様が安心して育児ができる環境を実現していくため、「小学校・中学校の給食費0ゼロ 」、「第二子以降の保育料条件なしで0ゼロ 」、「待機児童0ゼロ 」 の3つの0ゼロを実現いたします。 全国の皆さまから選ばれるまち、市民にとって住みやすいまちを目指し、取り組んでまいりますので、ぜひ気仙沼に「来て」「見て」「知って」いただければ幸いです。 ■ 気仙沼市では移住のためのガイドブックを作成しています。ご希望の方はこちらよりお申し込みください。 今年も各部門で入賞した気仙沼。今後も、さまざまな人にとって住みやすいまちとなるようチャレンジしていきますので、 ぜひ、お試し移住の制度を活用して、気仙沼での暮らしを肌で感じてみてください!いつでもお待ちしています!
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【地域おこし協力隊募集】気仙沼の高校生と地域をつなぐコーディネーター!
気仙沼の高校生と地域をつなぐコーディネーターを募集します! 宮城県気仙沼市で「教育×まちづくり」事業を展開する一般社団法人まるオフィスで 「気仙沼学びの産官学コンソーシアム事業」に、一緒に取り組む仲間を募集します。 まるオフィスでは、“地元の課題を学びに変える”ことを目的とし、その目的に資するため、 教育事業と関係人口・移住支援事業を行っています。 そのうち教育事業において、「気仙沼学びの産官学コンソーシアム コーディネーター」として、 主に次の2つの事業を私たちと一緒に取り組む仲間を募集しています。 ・地元の産業界と高校生との連携、公営の探究学習塾の運営など、 有志の高校生を対象に伴走支援を行う、気仙沼学びの産官学コンソーシアム事業 ・その他、小中学生の授業や放課後における探究学習の支援 先の見えない時代で学びの在り方は多様化し、一人ひとりに寄り添ったサポートを行うことが重要です。 知識やスキルだけでなく、様々な物事に関心を持ち、対話を通じて他者との関係を深め、 地域と共に学ぶ姿勢を大切にしたいと考えています。 また、常に先を読み、新しい取り組みを作り出すことが求められるため、 チャレンジすることに前向きであることもとても大事な要素の一つです。 与えられる業務に取り組むのでなく、各自が自ら考えて企画し、実行する機会が多くあります。 そして、私たちコーディネーターは、地元企業・行政・学校等の様々な関係機関と日々協働しています。 社会人経験のある方、教育分野における職務経験がある方はもちろんですが、 そうでなくても子どもたちと関わることが好き、学校以外の場で子どもたちの学びを支えたい、 前例や経験がないことにも取り組みたいという志のある方、大歓迎です。 具体的な就労条件などは、こちらの外部求人サイトに掲載しています。 この仕事に興味を持った方は、ぜひこちらをご覧ください。
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【12/4(日)開催】ぬま大学第8期最終報告会 聴講者募集!
気仙沼でやってみたい!若者11人のチャレンジが集合! 2022年5月〜12月の約半年間、第8期生として11人のぬま大生が、自分を知り、 地域とつながりながら、 自分が気仙沼で実行するプラン(=マイプラン)を考え、 磨き、形にしてきました。その成果を発表します。 気仙沼の未来にわくわくする、11人のプレゼンテーションをお楽しみに! ◉【聴講方法は2つ(事前申込み制)】 お好きな方をお選びいただけます。 (1)会場で聴講:PIER7 軽運動場(定員30名) (2)オンラインで聴講:YouTubeライブ配信 【タイムライン】 13:30 オープニング 13:50 ぬま大生によるプレゼンテーション(1部・3人) 14:30 休憩 14:40 ぬま大生によるプレゼンテーション(2部・4人) 15:30 休憩 15:35 ぬま大生によるプレゼンテーション(3部・4人) 16:25 休憩、共感賞の投票(発表終了後から5分程度) 16:35 会場:交流タイム オンライン:ぬま大TV「8期のウラガワ」 17:20 表彰式 18:00 終了 ※プログラムの時間が前後する場合があります。 【ゲスト審査員】 -菅原 茂氏(気仙沼市長) -堀内 真介氏(株式会社介援隊 代表取締役/F.C.U.P オーナー/気仙沼まちなかエリアプラットフォーム 会長) -村上 かよ氏(旅館 明海荘 女将) -花屋 雅貴氏(株式会社エーゼロ厚真 取締役) 【プログラム紹介】 ●ぬま大生によるプレゼンテーション11人のぬま大生がマイプランの発表を行います。 発表を聞いて「最も共感した・応援したい!」マイプランへ投票する共感賞の投票にご参加いただけます。 ●交流タイム(会場) ぬま大生と来場者のみなさんとの交流タイムです。 発表を聞いた感想を届けて、一緒にぬま大生を応援しましょう! ●ぬま大TV「8期のウラガワ」(オンライン) ぬま大生を半年間サポートしてきたコーディネーター (応援者)が、 ぬま大学第8期のウラガワを語る特別番組です。 ◉申込み方法 【12/2(金)正午】まで いずれの方も、以下のフォーム・またはメールより申込みください。 (1)会場で聴講:PIER7 軽運動場(定員30名) (2)オンラインで聴講:YouTubeライブ配信 お好きな方をお選びいただけます。 ▼申込みフォーム https://forms.gle/RQGT3MTib3mcg7pWA ▼メールでの申込み info@numa-ninaite.com ※ご希望の聴講方法、お名前、ご所属、電話番号を記載ください。 ◉概要 ぬま大学第8期最終報告会 日時:2022/12/4(日)13:30〜18:00 開催方法:2つ聴講方法があります。お好きな方をお選びください。 ①会場で聴講 ・会場:PIER7 軽運動場 (南町海岸1-11 まち・ひと・しごと交流プラザ2F) ・定員:30名(先着順) ②オンラインで聴講 ・方法:YouTubeライブ配信 ・定員:無し 参加費:無料 申込方法:googleフォームによる事前申込みが必要です。 https://forms.gle/RQGT3MTib3mcg7pWA ※12/2(金)中に【info@numa-ninaite.com】より当日のご案内メールをお送りします。 申込期日:2022/12/2(金)正午まで 主催 :気仙沼市 企画運営:合同会社colere 問合わせ:info@numa-ninaite.com ▽ぬま大学とは? https://numa-ninaite.com/numauniversity/ ▽詳細はこちら https://numa-ninaite.com/2022/10/20/2022-12-04_numauniversity/ ▽昨年度の様子はこちら https://numa-ninaite.com/2021/12/06/numauniversity_07_vol6/
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高校生の学びを支えるコンソーシアムが立ち上がりました!
東日本大震災の復興から未来を創っていく力を 東日本大震災以降、気仙沼では人口減少など地域課題が一気に加速しました。子どもの数は激減し、学校以外の学びの場が急速に消えていっています。一方、コロナ禍をはじめ社会全体も複雑で先が見通せない時代に入りました。これからの時代を豊かに生きていくために、子どもたち一人ひとりの「未来を創っていく力」を育みたい。 その想いで、東日本大震災から11年経った今年立ち上げたチャレンジが「気仙沼学びの産官学コンソーシアム」です。小・中学生に加えて高校生の地域での学びの機会を整えるため、地域内外の大人の力を結集させます。 気仙沼学びの産官学コンソーシアム紹介動画 「学びが循環するまち」気仙沼から全国へ コンソーシアムは今後、高校生だけでなく、小学生や中学生を含む学びの支援へと展開していきます。急激な少子化と価値観の変化によって、各地区の子どもイベントなど地域での学びの場が廃れてしまいました。この切れかかっている子どもと地域のつながりを、コンソーシアムがつなぎ直します。コーディネーターを育て、地域と学校を行き来しながら、人口減少時代に合わせた持続可能な仕組みを再設計します。また、もともと気仙沼市では「まちまるごと大学」という構想があり、若者や女性、シニアなど大人の学びの機会も豊富です。子どもからシニアまで、気仙沼のこの「学びの循環」が上手く回れば、全国で同じような課題を抱えている多くのまちのモデルになります。気仙沼で始まる取り組みが広がることで、全国の中規模の自治体の教育施策を底上げすることができます。