気仙沼での暮らし方 コラム#望郷編7 ”はまらいん”マインドについて

やりたいことを話した時に「やってみたらいいじゃ~ん!」と背中を押してもらえるどころか

「場所貸せるよ」「ここに行ったらいいよ」「この人会ってみたら」「一緒にやってみる?」と、あれよあれよと話が進むまち、気仙沼。

例えば…年末の断捨離物をどうにかしたいと話すと、場所貸すからガレージセールやってみる?

とあっという間に開催が決定するとか、このテーマについて語りたい!という呼びかけをする人と、

それに対して入口に靴があふれて重なるほど集まってくれる人がいるとか。

気仙沼には『はまらいん』という方言があって、一緒にやろうとかおいでよみたいな意味があるのだけど、

そういう”ありのまま、好きなことを好きなだけ一緒にやりましょ!”という温かさを感じる機会がとても多い。

『はまらいんマインド』だなぁと思う。

この前の帰省でくるくる喫茶さんへ行った時もそのマインドを強く感じた。

3日間連続でイベントを開催していたんだけど、毎日料理を提供する人やメニューが違って、夜はライブ会場、昼はポケカ対戦会場になって、

その隣では気仙沼に所縁のあるクリエイターたちが制作したZINEの販売会も行われていて、かつ店内はDJ会場にもなっていた。

老若男女、文化もそれぞれなのに、同じ場所で一緒にまちで遊ぶことを楽しんでいる。

誰もがやりたいようにやっていたあの時間はたぶん『はまらいんマインド』の究極形態。

気仙沼がおもしろいまちである理由はこのマインドなのかもしれない。

text by michiru (@65niti )
photo by 気仙沼百景 (@kesennuma100 )
direction by sasawoka (@sasawoka_works )

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