気仙沼での暮らし方 コラム#望郷編6 ”いつものご飯”は、ごちそう

じーちゃんは、私が帰省する情報が入ると市場までマイカーを飛ばす。

そして、メカジキやらカツオやらをまるごと買ってきて台所で丁寧に捌いて刺身や煮付けや照り焼きなどたくさんのごちそうを作ってくれる。

外食でも「こんな豪華な刺し盛りがこのお値段…?」とか、おすそ分けでカツオ1本どーぞ!とか。とにかくいちいち食に感動してしまう。

『サンセット・サンライズ』の映画で、とにかく三陸の食はおいしい!と描かれていたが、あれは大袈裟じゃない。

この町のいつものご飯は、ごちそうなのだ。

気仙沼の豊かな自然環境はもちろんだけど…なんというか、食すに至るまでに関わる人々の気前の良さとか、映画のセリフを引用すると「おもてなしハラスメント」みたいなところがあるからこそなんだなって思ったり。

恵みを、気持ちを、いつもありがとう!

text by michiru (@65niti)
photo by 気仙沼百景 (@kesennuma100)
direction by sasawoka (@sasawoka_works)

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