
気仙沼での暮らし方 コラム#望郷編2 サンセット・サンライズ帰省
2025年4月13日
いつからだろう。
年末年始の帰省タイミングが合った時は、20年来の幼馴染と二人だけでサンセット(日の入り)を見に行くのが恒例になった。

これまで岩井崎・大島・大谷…様々な場所へ日の入りを見に行ったけれど、どのサンセットも美しくて。
二人で写真を撮ったり貝を拾ったりしながら1年の出来事をあれやこれやと振り返る。

「去年はこういってたもんね」と、自分自身でもわからない変化に気づいてくれたり。
宮城と東京で住む場所もやっていることも全く違うけれど、同じような価値観や悩み、葛藤を抱えるときもあったりして、なんというか「なるべく良い方へ行けたらいいね」という祈りのような時間を夕日と共に過ごす。

どんな出来事があっても、彼女とあーだこーだ言いながら年末のサンセットを見送れば「良い年だった!」ってことになる。
気仙沼の美しい景色と、軽やかな彼女によって。
終わりよければすべてよし!なのだ。

そうして、新年になったらそれぞれにサンライズを迎える。
それぞれの船で、また日々という海にでる。「お互い楽しくやってこ~!」と。できるだけ、光の方へ。

text by michiru (@65niti)
photo by 気仙沼百景 (@kesennuma100)
direction by sasawoka (@sasawoka_works)
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