
イベント・お試し移住 【イベントレポート】「離れていても、地域とつながる」を開催しました!
2025年2月20日
2025年2月1日、東京・清澄白河にあるリトルトーキョーを会場に地域とのつながり方を考えるイベントを開催しました!その様子をレポートします。
18時30分になり、イベントがスタート!
当日は気仙沼出身の若者や地域とつながりたいと考えている東京在住の社会人など24名の方が参加。会場いっぱいに人が集まりました。
まずは気仙沼市の紹介と、今回イベントを企画・開催した移住・定住支援センターMINATOについて紹介をしました。
続いてゲストの吉野里実さん(面白法人カヤック・SMOUTカスタマーサクセス担当)に、地域とつながる多様な事例を紹介していただきました。

印象的だったのは、吉野さんが意図的に「地方」ではなく「地域」ということばを使っている理由と、「域」が持つ意味を大切にしたいというお話。
「「域」という言葉の持つ意味を紐解くと、「どのくらいまでを自分や家族が生きていくための仲間として捉えるか」という議論にも発展します。どんな「域」を捉えるのか、どんな「域」で暮らすのか。あるいは、どんな「域」とつながっていくのか。そう考えると「地域」の持つポテンシャルの高さに改めて気付かされるのではないでしょうか」
と、大事なヒントをいただきました。
トークセッション
その後は3名のトークセッション。
MINATOスタッフであり移住者でもある加藤航也と、気仙沼出身の大学生で現在も気仙沼に関わり続けている岩槻佳桜さん、そして引き続き吉野さんにご登壇いただき、「地域とつながるってどうすればいいの?」をテーマに意見を交わしました。何度も頷いている人や、メモに筆を走らせながら聴く人もいるほどみなさん興味深く聴いている様子。

佳桜さんは昨年から能登地域に入って復興支援に携わっています。幼い頃に東日本大震災を経験している佳桜さんは、近しい年代の気仙沼出身大学生と一緒に能登に通い、現地の子どもたちや高校生を支援しようと活動しており、その中での気づきを教えてくれました。「自分はこれはど真ん中じゃないなと思うことも、やってみたら楽しかったんですよね」というコメントは、これから地域とつながりたい人にとって大事な観点なように思います。
それから、ソトコトの指出さんが出版した『オン・ザ・ロード』で語った「二拠点思考」という考え方について加藤から話があり、これが印象に残った人が多かったようです。
関わり方にはグラデーションがあり、つながり方は無限にある。その中に自分らしい地域とのつながり方を見つけて関われるといいよねという話に、多くの人が頷いていました。
地域とつながる個人ワーク&シェアの時間
地域とのつながり方についてインプットした後は、個人ワークの時間。
関わってみたい地域や、2025年にやってみたい地域とつながるアクションなどを書き出す時間をとって3〜4人のグループでシェアしました。

時間が来ても話し足りないほど盛り上がり、みなさんの地域への想いの強さを感じるいい時間となりました。
イベント終了後も盛り上がって話は尽きず、夜の街へと吸い込まれていく人たちもいました。参加者同士で情報交換をしたり、今後もつながっていきそうな交流が生まれたりと、今回のイベントを機に都市と地域の新しい関係性がさらに広がっていくのではないかとワクワクする会となりました。
離れていても地域とつながろう!
参加者からは
・もっと話したかったと思うくらい楽しかった!
・地域との関わり方がたくさんあることを知れてよかったです。
・2拠点思考を知れてよかった。想うだけでも、こう言ったイベントに参加するだけでも地域に関わりがあるんだなと思えた
・みなさんがどんな地域と関わって何をしているのか聞けて参考になりました!
といった感想が寄せられました。

離れていても地域を大切に思っている人たちがこんなにもいるのだということ、そしてみなさんの思いの強さに胸がいっぱいになった夜でした。
今後もこのような機会をつくっていきたいと思いますので、その時はぜひご参加いただけたらと思います!
参加していただいたみなさん、ありがとうございました!
