「東京」に
関する記事一覧
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2/4(日)東京開催!【宮城移住セミナー&相談会】
宮城で探そう!私らしくいるためのローカルライフ~セミナー&相談会~ 今の暮らしは、あなたらしくいられていますか? どんな価値観を大事にして、どんな人たちと、何をするのか、それは自分で決めていいことだと思います。 宮城には、自分らしいライフスタイルを実現するための選択肢が豊富にあります。 個性豊かな人がたくさんいて、面白い取組もたくさん行われています。 豊かな自然に恵まれ、都会も有しています。 これを機会に、ぜひ宮城のおもしろさに巻き込まれてみてください。当日参加も可能ですが、 事前にご予約頂いた方には宮城の特産品をプレゼントをご用意します。 気仙沼からMINATOスタッフも参加します!お申し込みお待ちしております! 開催日時:2月4日(日)11:30〜14:30 定 員:50名程度 参加費 :無料 申込先:https://forms.gle/vKDBsqmBkqTreXhy6 申込締切:2月3日(土) 開催場所:東京交通会館8F ふるさと回帰支援センター セミナールームCD(東京都千代田区有楽町2-10-1) イベント詳細:https://miyagi-ijuguide.pref.miyagi.jp/pref-events/32416
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移住支援金について
東京23区に在住または、東京圏在住で23区内に通勤(大学・専門学校などへの通学期間も含む)する方が宮城県に移住し、対象求人へ就業するなどの一定の要件を満たす場合に、世帯100万円、単身60万円の移住支援金を移住先の市町村が予算の範囲内において支給するものです。 支給額 世帯移住で100万円 単身移住で60万円 世帯移住により、18歳未満の世帯員の方が一緒に移住される場合は、18歳未満の方おひとりにつき100万円(令和5年3月31日までに転入した場合は30万円)加算されます。 詳しい要件について、詳しくはこちらのページからご覧ください。 ▶︎【みやぎ移住・交流ガイド-移住支援金制度-】
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【気仙沼・南三陸】2泊3日の移住交流プログラム「ミライフ(未来+ライフ)ツアー」参加者募集!
2011年の東日本大震災で大きなダメージを受けた気仙沼・南三陸ですが、 震災を契機に街に多くの人たちがボランティアで訪れ、地域の人たちとつながり、移住・定住を実現しています。 本ツアーでは、気仙沼・南三陸にIターン・Uターンをして、 自分の生き方を見つけていきいき暮らしている先輩移住者9人からお話を聞きます。 移住して結婚し、子育てをしている女性、古民家をリノベーションして宿を経営している女性、 観光の仕事をしながら仲間とビーチで朝ヨガをやっている20代の女性、 ワイナリーを立ち上げて三陸ならではの海中熟成ワインを作り出している男性など、 さまざまな生き方をしている先輩たちに出会えます。 そんな方々と触れ合えたら、一歩前に踏み出す勇気をもらえるかもしれません。 ぜひ、この機会に気仙沼・南三陸で暮らす魅力を体感してみてください。 開催日時:2024/02/10(土)10:00~2024/02/12(月)15:30 開催場所:宮城県気仙沼市及び南三陸町 申込締切:2024/01/31(水) 好評につきお申し込みを締め切りました。 会場へのアクセス:仙台駅集合・解散 東北新幹線利用で東京~仙台 最速1.5時間。 仙台空港~仙台駅までは最速17分。 *ツアー詳細についてはこちらをご確認ください。 参加費:5,000円(大人・中学生以上同額) 2,000円(小学生) 無料(未就学児) 定 員:20名 申込先:https://www.his-j.com/corp/sales/revitalization/miyagi202402/ 資 料:チラシ表/チラシ裏 主 催:宮城県気仙沼地方振興事務所 お問合せ:株式会社エイチ・アイ・エス 東北新潟法人営業部 担当:武田・佐藤 Mail :t-gov@his-world.com
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【11/18(土)開催】みやぎ移住・交流フェア
初開催!東京に、宮城県内全35市町村が大集合! 移住先としての具体的なご相談はもちろん、農林漁業や起業・就職、不動産などのご相談、 移住や宮城に興味はあるけど、まだ漠然としている方への情報提供なども可能です。 相談会だけでなく、セミナー・ワークショップ・マルシェ等もありますので、みなさまぜひお気軽にご参加ください! このイベントはIターンの方だけでなく、Uターン・Jターンのみなさんも大歓迎! 意外と知らない現在の宮城を知ったり、地域で活躍する方々と繋がることができたりと、宮城の魅力を再発見頂けます。 宮城には、自分らしいライフスタイルを実現するための選択肢が豊富にあります。 宮城にご興味のある方、どうぞお気軽にこの機会にご来場ください! イベント概要 開催日時 令和5年11月18日(土) 11:00〜16:00 開催場所 東京交通会館12F カトレアサロン 東京都千代田区有楽町2-10-1 参加費 無料 申込締切 11月15日 *当日参加もOKですが、事前にお申込み頂いた方には嬉しいプレゼントをご用意しています! 事前申込 https://forms.gle/yRUScN9Ug7QEMjRCA *イベントの詳細については公式HPをご覧ください
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【9/17(日)開催!】第19回ふるさと回帰フェア2023
全国の移住窓口が東京へ大集合! 国内最大級の移住フェア ふるさと回帰フェアは、気になる地域の住まいや仕事について、現地の担当者と「直接」相談ができる年に一度のイベントです。 まだ希望地域を絞れていない方、地方暮らしについて考え始めたばかりの方など、みなさま大歓迎。 当日は気仙沼市ブースからはまたMINATOスタッフも参加しています。 ぜひお気軽にお越しくださいね!(入場・相談無料) ▶️第19回 ふるさと回帰フェア2023 公式サイトはこちら 開催日時 2023年9月17日(日)10:00~16:30 【前夜祭】9月16日(土)15:00~17:50(14:40開場) 会場 東京国際フォーラム ホールE、ロビーギャラリー 【前夜祭】東京国際フォーラム ホールB7 詳細はこちらをご覧下さい(国際フォーラム公式サイト) 主催 認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター(公式サイトはこちら) 共催 総務省、厚生労働省、文部科学省、農林水産省、オーライ!ニッポン会議 後援 経済産業省、国土交通省、環境省、地方六団体(全国知事会、全国都道府県議会議長会、全国市長会、全国市議会議長会、全国町村会、全国町村議会議長会)、(一財)都市農山漁村交流活性化機構、(一財)地域活性化センター、JOIN(一般社団法人移住・交流推進機構) 協力 内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局、JAグループ、(一社)全国農業会議所、全国森林組合連合会、日本生活協同組合連合会、パルシステム生活協同組合連合会、(一社)全国労働金庫協会、全国労働者共済生活協同組合連合会、日本政策金融公庫、NPO日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 協賛 オイシックス・ラ・大地(株)、アットホーム(株) 他 入場料 無料 お申込み 予約等なしでもご入場・ご相談いただけますが、事前に来場登録をしていただくと当日の入場がスムーズです。 事前の来場登録はこちらから。 【前夜祭】要予約です。ご予約はこちらから お問い合わせ お問い合わせフォームはこちら ふるさと回帰フェア事務局(10:00~18:00 月・祝休み) 〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8階 TEL:03-6273-4415 FAX:03-6273-4404 担当:水谷、江頭
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vol.36【気仙沼移住女子】ぺこちゃんの場合
〜ぺこちゃんの場合〜 「移住女子×編集者から着物屋さんへ」 今から数年前、東京の出版社で書籍の編集をしていました。 その中で、高橋和江というバイタリティあふれる凄い人が気仙沼市にいるというのを聞きつけて、彼女の本を出したいと思ったんです。そして高橋さんの最初の書籍を私が企画と編集をして、その後もやり取りが続いていました。 それから伊豆の両親を見送って編集の仕事も離れていた時に、有限会社たかはしの仕事に興味ないかと、タイミング良く声をかけてもらったんです。実家の家と土地を売って、2021年の12月21日に気仙沼にやってまいりました。 移住するまでの間も何回か気仙沼に遊びに来る中で、その時はまだ観光客であったのに「あなたお客さんで私達地元民です」っていう見えない線が全くなくて。皆さんの懐の深さが凄く素敵な場所だなと思うし、実際に移住してみてもその印象は変わらないです。 *ぺこちゃん *出身地 : 静岡県伊豆市 *仕事 : 有限会社たかはし/たかはしきもの工房 気仙沼は、何か、出会うべくして出会った場所かなと思っています。本当に図々しくてごめんなさいなんですけど、いるのが当たり前のように、今いるんですよね。 特に気仙沼は良い意味でほっとかないっていうか。私、親戚もいないし誰も血縁者がいない土地なのに、1人ぼっちだって思ったこと1秒もないんですよね。この気仙沼の分厚い毛布のような人情って言うんですか、全然寒くない感じっていうのがあるんだろうなと思うし、なんかそういう居心地の良さの中にいさせてもらっています。 会社の朝礼では、毎朝それぞれ持ち回りでスピーチをするんですけれども、入社してすぐぐらいのときに「コロナ禍で歓迎会とかできないしプレゼントの用意もないけれども、歓迎をしたいっていう気持ちの代わりに方言を教えます」って、気仙沼弁をいっぱい教えていただいて(笑) 物をあげるとかじゃなくて、自分たちが普段使っている言葉を一緒に使おうねっていう。その気持ちがもう嬉しくって泣いてしまったんです。その瞬間、私はみんなの懐に入れてもらったって感じることができました。 私は「気仙沼つばき会」という、気仙沼のおもてなしを考えようと発足した女性限定の会に入って活動しています。あと、個人的には盆踊りの復活をお手伝いしたいです。こないだ地域の方に聞いたら、もう何年も盆踊りをやってないって。実は私、東京にいるとき自称「ボン(盆)バー」だったんですよ(笑)毎週末あちこちで盆踊りをするぐらい好きで。なんだったら会社の広い場所でやぐらを組んで踊ってもいいし、そういうことができたらいいなと思っています。 ●Instagramはこちら (掲載日/2023.7.20)
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【7/23(日)開催】東北移住&つながり大相談会2023
今年も開催!東北移住大相談会【入場無料・予約不要・入退場自由】 自治体や地域の担当者が、東北の多彩な魅力・多様な暮らしをご当地自慢! 東北で暮らしたい、つながりたい、移住に興味がある…など、 東北の魅力ある地域との出会いをぜひ見つけてください。 東北エリアの自治体・団体に直接個別相談できます。 当日は気仙沼市ブースには私たちMINATOスタッフも参ります!この機会にぜひご参加ください。 ご来場お待ちしております。 イベント概要 日 程 :2023年7月23日(日) 時 間 :11:00~16:30 場 所 : 東京交通会館12階(東京・有楽町)ダイヤモンドホール 詳 細 : 出展者一覧 主 催 :認定NPO法人ふるさと回帰支援センター お申込み方法: 予約不要です。直接会場までお越しください。 お問い合わせ: ふるさと回帰支援センター 事業部 \イベントの詳細ページはこちら/
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問いを立てると、おもしろい。全国マイプロ常連・気仙沼で育む「探究」のススメ
「問いを立てる力は、みんな持っていたはずなんですよ。」 -今日はよろしくお願いします!早速ですが、あらためて「探究学習」というのはどのような学習か、教えていただけますか? 三浦亜美(以下:アミ) はい!探究学習は、生徒一人ひとりがテーマを設定して、答えのない問いに向かって取り組み、深めていく学習です。テーマは地域の課題だったり、魅力だったり、さまざまです。 -なるほど。でも、「問いを立てる」って、結構難しくないですか?私だったら「問い、かぁ…」って、どうしたらいいかわからずソワソワしてしまいそうです。 アミ そうですよね。探究学習の授業では、最初に問いの設定の練習のようなことをするんです。例えば1枚の写真に対して、気になったこと、面白いこと、どんな答えでもいいよ!とたくさん問いを出してもらう。そのときはもう、大喜利大会のような感じで。 加藤拓馬(以下:タク) コアラの例がいいんじゃない?ぼーとしているコアラの写真があって、「このコアラは…」って、数分間で問いを出しまくる。ふみぽんならどんな問いを出しますか? -このコアラは…なんだろう。どんな夢を見ているか?とか。 タク ああ〜。素敵! -寝ているときも木に足でつかまるのかな。なんでだろう?とか。こういうことでいいんですか? アミ そうそう。例えば中学生に多いのは「このコアラは生きてるのか、死んでるのか?」とか。コアラのマーチを連想するひともいますね。「コアラのマーチのオーディション中なのか?」とか。 -かわいい!人によっていろんな発想があるんですね。 アミ なんでもいいんです。最初は身近なこと、感じたことをハテナにすることで問いがうまれていくんだよっていうところから。次に実際に探究のテーマを考えるときには、身近な課題や、自分が好きなことって何だろう?って、自分ごとに落とし込んで考えてみる。最初の導入では、そういうことをすごく時間をかけてやっています。 -まずは問いが生まれる感覚を、みんなで共有するんですね。 タク 問いを立てる練習って僕らは言っているけど、センスを磨くための訓練ということではなくて。問いを立てる力って、子どもの頃はみんな持っていたはずなんですよ。好奇心という言い方もするけど、「これなんだろう」「これってなんでなんだろう」って、子どもたちは毎日問いを立てまくっている。でも、大人になるとだんだん問いを立てなくなっていくよね。それをもういちど、問いを立てることを意識して世の中を見てみよう、と伝えたくて、頭の体操的にこのゲームをしてるというか。 -なるほど。みんな自分の探究したいテーマを見つけて、取り組んでいくんですね。 アミ そうなんです。気仙沼では、「気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード」(通称:マイプロ)を毎年開催しています。「自分で何かやってみたい!」という想いを原点に、自分の“好きなこと・気になること・解決したいこと”をテーマに地域でやってみるんです。みんな自分だけのプロジェクトを持ってどんどん問いを深めていくんです。あとは、2022年は「気仙沼学びの産官学コンソーシアム」が立ち上がって、「探究学習塾ナミカゼ(以下、ナミカゼ)」ができました。ナミカゼには、学校の授業で取り組んでいる探究学習の問いを深めたいという子もいれば、さらに個人的にやりたいテーマを持ってくる子もいます。私たちはコーディネーターとして、高校生のアクションに対して一人ひとりサポートをしています。 photo:気仙沼学びの産官学コンソーシアム(事務局:気仙沼市教育委員会)より -生徒それぞれのやりたいことに、伴走する感じ。 アミ そうですね。通常は「個別相談会」という時間があって、コーディネーターと相談しながら自分の探究テーマをしぼったり、プロジェクトを進めたりしています。あとは定期的に「スペシャル回」というのも行っていて。アナウンサーの方や、AIの専門家など、東京やほかの都市で活躍している方を呼んでお話を聞くことができるので、生徒たちは外の刺激を受けて、さらに考えが広がっていったりしますね。 -コーディネーターの皆さんで更新している気仙沼探究LOGというnoteを読んだのですが、ゲストも毎回すごく豪華なんですね!外から来る人たちの話を聞くと、中高生の探究欲というか、なにか様子が違いますか? アミ 違いますね。最初は内気なところもありますが、だんだん外の人が来ることに慣れて関係性ができてくると、問いを投げたい!外に出てみたい!みたいな思いが広がっていくのが見ていて分かるというか。そこから自分の企画を見直したり、比較したり、逆に外と繋がることで地元愛がより強くなることもありますよ。 -拓馬さんはどうですか。中高生を見ていて感じることはありますか? タク そうだね。亜美ちゃんが言ってくれたことに近いんですけど、やっぱり自分の視野を広げるとか、視点を変えてみるとか、視座を高めるとか。そういうことができたなって感じられるときは、いいなと思います。だから2022年度のナミカゼでは、ゲストをたくさん呼んで。最近はもう、基本は勝手にやってるんじゃないかってくらい活動的な高校生もいて、素晴らしいなと思って見ています。 - どんどん自分で進めていくみたいな感じですよね。 タク そうそう。自信がついていくと、みんな勝手にやり始めるんだよね。自信がつくためには、いろんな人と喋ったり、話を聞いてもらいながら、自分っていうものをちょっとずつ探していくような経験がすごく大事で。だからとにかく僕らの役割は、異物というか、あたらしい存在を呼び込んできて、かき混ぜる、みたいなところなんだろうなって思っています。 気仙沼には、チャレンジに協力的な大人がたくさんいる -マイプロジェクトアワードは全国大会があるんですよね。調べてみたら、2022年は1,751プロジェクト、5,337名のエントリーがあったそうです。そんな中で、気仙沼からは5年連続で宮城県代表を全国サミットに輩出していると聞きました。なぜそうなっていったのでしょう? タク 地域の人の受け入れの土壌があるのは大きいですよね。高校生がフィールドワークに行ったり、何かやりたいって言ったとき、すごく協力的に受け入れてくれる大人が気仙沼には多いんじゃないかな。東日本大震災の後、いろんなチャレンジが地域で起きていたことも影響していると思います。大学生のボランティアとか本当に多くの人を受け入れていたり、自分自身も復興のためにチャレンジをしている人もたくさんいる。そういう中で、チャレンジに対して寛容というか協力的というか。実はそれはすごく大事な、地域で高校生が活動するために必要な要因じゃないかと思います。 -まるオフィス自体も、まさに震災後どんどんチャレンジをしてきた団体ですしね。 タク そうですね。あともうひとつはコーディネーターがいることも重要なんじゃないかな。地域に魅力的なリソースが眠っていたとしても、それを高校生とうまくマッチングする人、コーディネートする人がいないと活かせないと思うので。「コーディネーター」という職業じゃなくても、例えば学校とか、地域の公民館とかにコーディネーター的な人がいればいいと思うんですよ。コンソーシアムも、地域みんなで高校生の学びを支えていこうっていうところからスタートしていて。学校だけ、家庭だけに押し付けるんじゃなくて、地域みんなでね。そういう意味では、震災後に起きてきたことをちゃんと仕組み化していくっていう取り組みを、今しているんじゃないかな、と思います。 -地域の人たちの受け入れ体制と、あとはコーディネーターがいてちゃんとマッチングできるか、というのが、高校生マイプロの全国サミット出場者が続々生まれる秘訣なんですね。 タク そうですね。でも他にもたくさんあると思いますよ。例えば、先輩後輩で刺激を与え始めるとか。 -そうなんですね。高校生ですか? タク そうそう。これはすごく嬉しかったエピソードなんですけど。高校生のマイプロジェクトを、市内の中学3年生にむけて発表したことがあって。そこでヒントを得た中学生が、今高校生になって自分のプロジェクトをやっているんです。その子のテーマは、「魚のメイク」。日本人の魚の購買力が低下しているからもっと魚に興味を持ってほしい、魚のようなメイクをしたらいいんじゃないかって問いを立てて、サンマのメイクとか、リップを黄色にして…とか、いろいろやってるの。「なんでメイクに目をつけたの」って聞いたら、僕らが一緒にやっていた卒業生のなかに男性のステルスメイク(より清潔的、健康的な印象を与えることを目的にした自然なメイク)について探究している生徒がいるのをみて「自由にテーマを設定していいんだ」って、ヒントをもらったと言っていて。 -そこで広がったり、繋がったりするんですね。 タク 他にも、高校生のときに一生懸命マイプロに取り組んでいた子が、大学生になってナミカゼ生をサポートしてくれていたり。マイプロをやっているお姉ちゃんの姿を見て「私もやりたい」って中学生で参加してくれる子がいたり。そういう、僕らが関係ないところで連鎖が始まっているっていうのは、自称「マイプロ先進地区」の現象なんじゃないかなって思っていますね。 -めちゃくちゃいいですね…!ありがとうございます。最後に、お二人に質問させてください。拓馬さん、亜美ちゃんのこれから深めていきたい問い、ありますか? 外と内をかき混ぜて、探究を続けていける環境へ タク ……なんだろう、これ面白いね。うーん。……やっぱり中学生高校生が、ワクワクしながら探究を続けていく人になるには、どういう環境があったらいいんだろう?っていう問いはずっとあります。あとは気仙沼でやってることを、どうやって全国とコラボできるか。そのためにはどんな機会があるといいんだろうって思っていますね。気仙沼だけが良くなればいいとも思ってないし、もっともっと外の人と内の人をかき混ぜることをやりたいので。 -よりかき混ぜていくにはどうしたらいいか、ですね。亜美ちゃんはどうですか? アミ 少しかぶっちゃうんですけど、気仙沼の中高生が、もっと外と繋がりながら探究的な学びができるようになるにはどうしたらいいんだろう?って思っています。ナミカゼでもいろんな人を呼んでいくうちに、生徒たちの目がどんどんキラキラしていって、夢も広がって…っていう瞬間をたくさん見れたから。気仙沼の中だけだと、見える世界や課題も限られてきてしまうかもしれないけれど、外の世界、と言っても専門家とかじゃなくて、他の地域の高校生とかでもいいんです。そのために、私ももっと外へアンテナを張って、繋がりを持って、それを中高生に伝えたい。そう考えると、私自身の外との繋がり方と、伝え方と見せ方と…って、引き出し方をさらに問われるな、と思いますね。 -なるほど。全国津々浦々飛び回っているお二人の説得力あるお言葉、ありがとうございます。これからいろんな外の人と中高生たちが、かき混ぜられていくのがすごく楽しみです! お話を聞かせてくれたお二人、ありがとうございました! 〈もっと知りたい!と思った方へ〉 ○外部サイト「中高生の問いストーリー」では中高生たちの問いから生まれた物語をマンガで楽しく伝えています。ぜひ見てみてくださいね。 ○一緒に探究学習をサポートする仲間を募集中! 詳しくはこちらをご覧ください。拓馬さんや亜美ちゃんと一緒に、気仙沼の学びをより豊かなものにアップデートしていきませんか?
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vol.17【気仙沼移住女子】あいこの場合
〜あいこの場合〜 「移住女子 × フィットネス起業」 “高校生からダンスを始めたんですが、その頃は気仙沼にストリートダンスの教室や先生がいなかったんです。そのときから、自分がここにダンススタジオをつくる!と決めていて、東京のダンス専門学校に進んで、ダンスを全ジャンル学びました。 そして、その専門学校の卒業式当日が震災の日で。すぐに気仙沼に帰ろうと思ったけど、帰っても何ができる?という葛藤の中、東京のフィットネスサロンで経験を積んで、健康づくりの知識やダンスを教えるノウハウ得ました。そして2013年4月、22歳で地元に帰ってきて、レッスンを開始、2016年から自分のスタジオをオープンしてやっています。” *あいこ(30) *出身地:気仙沼・三日町 *仕事:フィットネス&ダンススタジオ「Air」経営・インストラクター “経営のことも勉強して大きい目標も立ててみたんですけど、それは自分サイズじゃなくてちょっと無理があったんです。それで、実践あるのみ、に立ち返って、いまはこの場を継続することを目標にやってます。結果はあとからついてくるかなぁと。自分のすきなことで地域貢献できてるってスタンスで、自己投資しながら維持しています。 わたしにとっては仕事がいちばんたのしい時間で、それを生きがいに生きています。ただ出産とか子育てとか今まで気にしてなかったことが、一気にこの歳になってプレッシャーで身にしみているのも事実。そういう女性が社会的に担っていかなきゃいけないことも今の仕事を続けてこなせるかといったらわからない。どう乗り越えなきゃいけないかはこれから考えていきたいと思っています。” ●Instagramはこちら (掲載日/2020.1.17)
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vol.30【気仙沼移住女子】いつこの場合
〜いつこの場合〜 ”学生時代、2011年にボランティアで来て、そのあと1年間滞在していたことがあって、それから生活の拠点が変わっても気仙沼・唐桑のことはいつも心にあって。東京での生活や仕事は楽しくて充実していたけれど、コロナ禍で行動や会える人が制限されて自分自身と向き合う時間が増えていく中で、改めて自分がどんな人間になりたいかなって考えたら、思い浮かぶのがびっくりするぐらい唐桑で出会った人ばっかりだったんだよね。とはいえ、仕事も住む場所も一気に変える勇気はなくて。いまの仕事も好きだから続けたかったし。去年9月にお試し移住のモニターで1週間来たときに思った以上に環境が整っていて、これならリモートワークができるなってわかったので、まず思い切って3ヶ月行ってみよう!って。" *いつこ(32) *出身:埼玉 *仕事:リモートワーク(医療機器メーカー) "いまは、唐桑のシェアハウスに滞在して、昼間はコワーキングスペースで仕事をしています。港を眺めながら仕事をして、仕事終わりにはウォーキングして、海みて、夕日みて、星空みて、雄大な自然と季節を感じられる。山の幸も海の幸も相変わらず最高に美味しくて。本当にぜいたくだなぁって。東京での生活とガラッと変わりすぎて、ちょっとまだ気持ちが追い付いていないかも。笑 東京の気楽さが恋しくなるときもあるけど、「おかえりなさい」って温かく迎えてくれる人たちがいることがとてもありがたいし、うれしい。家でシェアメイトと話したり、こんな人になりたいって思う人たちと過ごす時間から学ぶこともたくさん。自分のことより相手のことを想っての言動がすごく多いなぁと。こういう人たちのそばにいて、自分が成長できるなって感じるし、思い切って来てみてよかったな。やっぱり自分を変えたいなら環境を変えることがいいなって実感しました。これからもここにいれたらなって思うし、この先どんな出会いや変化が待っているのかわくわくしています。” ●Instagramはこちら (掲載日/2021.4.1)
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vol.24【気仙沼移住女子】さゆみの場合
〜さゆみの場合〜 「移住女子 × イラストレーター」 “出身は県内の松島町というところ。東京で雑誌の編集やゲームの製作などをしていました。気仙沼には大学の先輩がいて、震災が起きた後に連絡して、来てみたんです。ほかに誰も知り合いいなかったけど、そしたら気仙沼で「ほぼ日」の事務所ができることになって、気仙沼で知り合った方に「働いてみない?」って声をかけていただきました。迷いました。すごく迷いました。でも変わらない人生より変わる人生のほうがいいんじゃないか!と思って。ま、あんまり考えてないんだよね。笑 そのとき28だったんですけど、そのまま引っ越しして、転職して、その大学の先輩と結婚して。それが2012年。けど実際きたら友達いないし、すごい寒いし、すぐ暗くなるし、仕事18時に終わって。今までだったら23時まで仕事してたのに、すごいギャップがあって、夫に相談したら「俺も友達だよ」「ボールは友達だ」って言われて、サッカーボールを買わされて、暗い中、街灯の下で毎日リフティングしてました。笑 当時は全然若い人に出会えなかったし、東京戻って友達と会いたいって思ってたな〜。それから2〜3年して、同じ年代の年の人がUターンやIターンで増えてきて、同年代の友達が増えたことによって気仙沼がすごく楽しくなりました。” *さゆみ(36) *出身地:松島町 *仕事:ライター&イラストレーター “いまは観光の仕事をしています。取材いったり、原稿書いたり、web編集したり。 前の仕事で「沼のハナヨメ」っていう、気仙沼での自分の生活を元にしたエッセイ漫画を書かせてもらってたけど、それを地元の人が結構見てくれて、それで漫画の仕事も頼まれることもあります。わたし、漫画もゲームも好きだし、もともとオタクだから、自分のそういう部分を持っていたい。仕事もすきなので、生活のために仕事してるというよりも、たのしくてやってる、っていう仕事ができたらいいなって、それを大事にしてます。観光関連の仕事が終わったら、家に帰って息子と遊んで、ごはん食べて、息子を寝かせてから、イラストや漫画の仕事やるってかんじ。気持ち的にはイラストや漫画を描く仕事もこれから増やしていきたいと思っています。” ●Instagramはこちら (掲載日/2020.2.25)
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vol.09【気仙沼移住女子】なおさんの場合
〜なおさんの場合〜 「移住女子 × 地域デザイン」 “東京のNPOでずっと働いてたんですけど、仕事と東京での暮らしに疲れて、少しゆっくりしようと考えていた時 、仕事を通して触れ合っていた東北の人たちをいいな、って思って。東京じゃないところで仕事してみるのもいいかな、と。震災後つながりがあった気仙沼には年に何度かきていたんですが、そんなときに今の会社の代表に声をかけてもらって。私は志が高くとか、意気込んできたわけではなく、タイミングが合ったからきたんです。” *なおさん(37) *出身地:東京 *仕事:デザイナー(pensea) "自分は先頭を走っている人のサポートをするのにやりがいを見つけるタイプなんです。いわゆる落し物を拾う係。笑 気仙沼ってキャラ濃くて、やりたいことに向かっていく人が多いと思うけど走っていく人だけではできないこともあるのかなと気づきました。大きな志がなくても、気仙沼はつながっているから、わたしみたいに自分なりのポジションを見つけることができると思うし、来る前はすっごく悩んだけど、きてみたら意外と気負わずに来たらいいんじゃないか、と思えました。緑も多いし、疲れ切ったあとに満員電車に乗って帰らないのがこんなにもいいなんて。笑” ●Instagramはこちら (掲載日/2020.12.3)